「英語の勉強を続けているのに、身についている実感がない…」
「同じ時間勉強しても、伸びる人と伸びない人がいるのはなぜ?」
そんなモヤモヤを抱えている方は、勉強量ではなく「学び方」を見直すタイミングかもしれません。
オット英語って結局、気合でたくさん暗記するしかないんじゃないの?



やみくもに暗記するより、人が言語を身につける自然な流れに沿って勉強するほうが早いんです。私が生徒さんにお伝えしている7つの学習法を紹介しますね。
- 言語を身につける自然な流れに沿った7つの英語学習法
- リスニング・単語・文法それぞれの効率的な覚え方
- 7つの学習法を無理なく生活に組み込むコツ
英語の学び方は「言語を身につける仕組み」から考える



7つの方法って、何か特別なテクニックなの?



特別な道具は何もいりませんよ。人が言葉を覚えるときの自然な流れを、大人の英語学習に応用するだけなんです。
赤ちゃんを思い浮かべてみてください。
赤ちゃんは文法書を読みません。話し始めるずっと前から、周りの言葉を浴びるように聞いています。
大量に聞いて、音や言葉のパターンを少しずつつかんでいく。これが人間にとって一番自然な言語の覚え方です。
大人の学習では、文法や単語の知識ももちろん役に立ちます。
ただ、机の上の暗記に「たくさん触れてパターンをつかむ」勉強を組み合わせると、学習の効率は大きく変わります。
ここからは、この考え方に沿った7つの学習法を順番に紹介します。
英語を早く身につける7つの学習法



じゃあ、1つ目から教えてよ。



まずは一番かんたんで、今日から始められるものからいきますね。
1. 英語をとにかくたくさん聞く
最初の方法は、英語を聞く量を思い切って増やすことです。
机に向かう勉強だけでなく、家事や移動の時間に英語を流しておく「ながら聞き」で構いません。
- 英語のドラマやニュースをつけておく
- 洋楽を流す
- オーディオブックやポッドキャストを聞く
すべてを聞き取ろうと頑張る必要はありません。意味が分からない部分があっても大丈夫です。
「英語の音が流れているのが当たり前」という環境を作ると、英語特有の音やリズムに耳が慣れていきます。
もちろん、ながら聞きだけで話せるようにはなりません。
集中して取り組む学習と組み合わせながら、耳を英語に慣らす時間を増やしていきましょう。
2. 英語の「音の並び」に慣れる
英語には、英語らしい音の並びがあります。
たとえばblackやblueのようにblで始まる単語はたくさんありますが、lbで始まる英単語はまず見かけません。
この感覚は、つづりに迷ったときの助けにもなります。
ghost(幽霊)と書くとき、ghとhgのどちらだったか迷ったとしましょう。
試しにhgと発音しようとすると、とても言いにくいですよね。
英語らしい音の並びに慣れておくと、「この並びは英語としてあり得ない」と自分で判断できるようになります。
この感覚は、たくさん聞いて、声に出して読む中で少しずつ育っていきます。
3. 苦手な音を集中的に練習する
日本語を話す私たちにとって、英語には聞き分けの難しい音があります。
代表的なのがLとRです。日本語ではどちらもラ行の音で表すため、耳がこの2つを区別する習慣を持っていません。
こうした苦手な音は、なんとなく聞き流すのではなく、狙い撃ちで練習するのがおすすめです。
私がよく紹介するのは、YouTubeの再生速度を使う方法です。
LとRなど、苦手な音を含む英語の動画を用意する- 再生速度を0.5倍に落とし、音と口の動きを確認する
- 慣れてきたら0.75倍→等倍の順に速度を戻していく
ゆっくり聞くと、等倍では流れてしまっていた音の違いに気づけるようになります。
速度を戻したときに「さっきより聞こえる」と感じられたら、耳が育っているサインです。
4. 単語はイメージや動作と結びつけて覚える
太陽の絵を見ると、sunという単語が考えなくても頭に浮かぶ。単語の記憶は、こうした「結びつき」で強くなります。
新しい単語を覚えるときは、訳語を書き写すだけでなく、次のような工夫を足してみてください。
- 意味を簡単な絵にして描いてみる
- 単語の意味をジェスチャーで表現してみる
- 関連する単語とグループにして覚える
- 画像検索して、出てきた写真と一緒に覚える
絵・動作・写真と結びついた単語は、思い出すときの手がかりが増えます。
画像検索なら、意味のイメージとつづりを同時に確認できるので、スキマ時間の単語学習にも向いています。
5. 文法はルールの暗記よりパターンでつかむ
文法書には「規則動詞の過去形は語尾にedを付ける」のようにルールが書かれています。
文章のルールで覚えるのが得意な方は、それで問題ありません。
ただ、ルールの説明がなかなか頭に入らない方は、例をたくさん並べてパターンを見つける覚え方を試してみてください。
rain → rained/want → wanted/learn → learned
並べて見ると、後ろにedが付くパターンが自然に見えてきますよね。
では、次のグループはどうでしょうか。
plan → planned/stop → stopped/rot → rotted
最後の文字が重なってからedが付いています。
ルールの文章を暗記しなくても、例を並べるだけで違いに気づけます。
自分でパターンに気づくプロセスを挟むと、文法は頭に残りやすくなりますよ。
6. 単語単体ではなくフレーズごと覚える
英単語は、1語だけで使われることがほとんどありません。
たとえばrunを「走る」とだけ覚えていても、run around(あちこち走り回る)のような組み合わせの意味までは分かりません。
単語の順番にも、英語らしさがあります。
bread and butter(バター付きのパン)は決まってこの順番で、butter and breadとはまず言いません。
だからこそ、新しい単語に出会ったら、単語だけを抜き出さず、よく使われる組み合わせごとノートに書くのがおすすめです。
retrospect(回想)なら、実際にはin retrospect(振り返ってみると)という形で使われるのがほとんどです。
フレーズで覚えた表現はそのまま口から出せるので、スピーキングにも直結します。
7. 歌で英語を覚える
子どもの頃に覚えた歌を、大人になった今でも歌える方は多いはずです。
メロディやリズムに乗せた言葉は、それだけ記憶に残りやすいということです。
英語学習でも、歌は強力な味方になります。
- 好きな洋楽の歌詞を見ながら一緒に歌う
- 英語の子ども向けソングで基本フレーズを覚える
- 覚えたい例文をリズムに乗せて口ずさむ
歌なら「勉強している」という感覚が薄いまま、発音・リズム・フレーズをまとめて練習できます。
机に向かう気力がない日の学習メニューとしてもおすすめです。
7つの学習法を無理なく続けるコツ



7つ全部やるのは大変そうだなあ…。



一度に全部やる必要はありませんよ。生活に組み込みやすいものから、1つずつで大丈夫です。
始めやすい組み合わせ方を紹介します。
- まずは準備のいらない「たくさん聞く」を毎日の生活に足す
- 単語学習に「フレーズごと覚える」「イメージと結びつける」を組み込む
- 時間が取れる日に、苦手な音の練習や歌をプラスする
英語がすぐに話せるようになる近道はありません。
ただ、言語を身につける自然な流れに沿って勉強すれば、同じ勉強時間でも伸び方は変わってきます。
まとめ
最後に、この記事の要点を整理します。
- 言語は「たくさん触れてパターンをつかむ」流れで身につく
- ながら聞きで耳を慣らし、
LとRなど苦手な音は狙い撃ちで練習する - 単語はイメージ・動作・フレーズとセットで覚える
- 文法はルールの暗記より、例を並べてパターンに気づくと定着しやすい
- 歌を使えば発音・リズム・フレーズをまとめて練習できる
7つのうち、どれか1つでも「これならできそう」と思えるものがあれば、今日の勉強から取り入れてみてください。



学び方を少し変えるだけで、毎日の勉強の手応えは変わります。自分に合う方法を見つけていきましょうね。
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