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英語ネイティブもよく間違える英会話フレーズ10選|正しい言い方を解説

「ネイティブみたいに英語を話したい」と思って、ネイティブの言い回しをそのまま真似していませんか?

実は、英語ネイティブ自身が言い間違えたまま使っているフレーズは意外と多いんです。

オット

え、ネイティブが自分の母語を間違えるなんてことあるの?

エリカ

あるんです。日本語でも「うろ覚え」を「うる覚え」と言う人がいるのと同じで、聞き間違いがそのまま広まったフレーズがたくさんあるんですよ。

この記事では、英語ネイティブもよく間違えている英会話フレーズを10個取り上げて、正しい形と間違いが生まれた背景を解説します。

この記事でわかること
  • ネイティブでも英語フレーズを間違える理由
  • ネイティブがよく間違えるフレーズ10個と正しい言い方
  • 間違いフレーズを自分の英語学習に活かすコツ
目次

なぜ英語ネイティブでもフレーズを間違えるのか?

オット

そもそも、なんでネイティブが間違えるの?毎日使ってる言葉なのに。

エリカ

キーワードは「聞き間違い」です。決まり文句は耳から覚えるものなので、音が似た別の単語に置き換わったまま定着してしまうことがあるんです。

英語には、複数の単語がセットになった決まり文句(イディオム)がたくさんあります。

例えば It's raining cats and dogs. は「動物が降ってくる」ではなく「土砂降りだ」という意味の有名な決まり文句です。

こうしたフレーズは、文法や単語の意味を考えて組み立てるのではなく、「音のかたまり」として耳から覚えて使われます。

そのため、長い年月の間に一部の単語が音の似た別の単語に置き換わり、間違った形のまま広まってしまうことがあるんです。

「多くの人が使っている=正しい」とは限らない、というのがポイントです。

英語ネイティブもよく間違えるフレーズ10選

オット

具体的にはどんなフレーズが間違えられてるの?

エリカ

代表的な10個を「よくある間違い→正しい形」の順で紹介しますね。どれも会話や映画で本当によく出てきますよ。

1. I could care less(正しくは I couldn’t care less)

I couldn't care less. は「これ以上気にしようがないくらい、まったく気にしていない」という意味の決まり文句です。

ところが会話では、否定の n't が抜けた I could care less. の形で使う人がとても多いんです。

文字通りに読むと「もっと気にしないでいることもできる=多少は気にしている」となってしまい、言いたいことと逆になります。

2. For all intensive purposes(正しくは for all intents and purposes)

for all intents and purposes は「事実上」「実質的には」という意味のフレーズです。

intents and の部分が intensive(集中的な)と音がそっくりなため、for all intensive purposes と聞き間違えたまま覚えている人が少なくありません。

例:This coat is, for all intents and purposes, ruined.(このコートは事実上ダメになった)

3. Could of / Should of(正しくは could have / should have)

「〜できたのに」「〜すべきだったのに」は could have / should have で表します。

短縮形の could've / should've の発音が could of / should of とほぼ同じに聞こえるため、書くときまで of と綴ってしまうネイティブがいるんです。

正しい書き方はあくまで have。SNSやメールで could of と書くと、教養を疑われてしまうこともあるので注意しましょう。

4. By purpose / On accident(正しくは on purpose / by accident)

「わざと」は on purpose、「偶然に・うっかり」は by accident と、前置詞がそれぞれ決まっています。

対になる表現なのに前置詞がそろっていないため、つられて on accident と言ってしまう人が多いんです。

例:I left my umbrella at home on purpose.(わざと傘を家に置いてきた)/I tripped by accident.(うっかりつまずいた)

5. Nipped it in the butt(正しくは nip it in the bud)

nip it in the bud は「問題が大きくなる前に摘み取る・早めに対処する」という意味です。

bud は「つぼみ・新芽」のこと。花が咲く前に摘み取る、というイメージから生まれた表現です。

これを発音の似た butt(お尻)と聞き間違えて、nipped it in the butt(お尻をつねった?)と言ってしまう人がいるんです。

6. You have another thing coming(元の形は another think coming)

相手の考えが間違っているときに使う If that's what you think, you have another think coming.(そう思っているなら考え直したほうがいい)という言い回しがあります。

本来は think をあえて名詞のように使った言葉遊びのフレーズですが、think comingthing coming の音がほぼ同じため、another thing coming の形が広く使われるようになりました。

由来を知っていると、ネイティブとの会話のネタにもなる面白い例です。

7. Slight of hand(正しくは sleight of hand)

手品などの「手先の早業」は sleight of hand と書きます。

sleight は「巧みさ・器用さ」を表す古い単語で、発音が slight(わずかな)とまったく同じです。

そのため、ネイティブでも slight of hand と綴りを間違えてしまうことがよくあります。

8. One in the same(正しくは one and the same)

「まったく同じ・同一のもの」を強調するときは one and the same と言います。

例:The authors Stephen King and Richard Bachman are one and the same.(作家のスティーヴン・キングとリチャード・バックマンは同一人物だ)

会話では and が弱く発音されて in に聞こえるため、one in the same という間違った形が生まれました。

9. Wet your appetite(正しくは whet your appetite)

whet your appetite は「食欲や興味をそそる・かき立てる」という意味です。

whet は「(刃物を)研ぐ・とがらせる」という古い単語ですが、発音が wet(濡らす)と同じなんです。

「おいしそうな匂いで口の中が潤う」というイメージとも重なって、wet your appetite と書き間違えるネイティブが後を絶ちません。

10. Sam and myself(正しくは Sam and me / Sam and I)

「〇〇さんと私」と言うとき、meI のどちらを使うか迷った結果、Sam and myself のように myself でごまかす言い方が広まっています。

でも myself は再帰代名詞なので、この位置で使うのは文法的に間違いです。

迷ったら文を2つに分けてみましょう。The photographer took a picture of Sam. The photographer took a picture of me. と分けられるので、正解は The photographer took a picture of Sam and me. だとわかります。

エリカ

主語なら「文を分ける」テクニックはいろいろな場面で使えます。Me and Sam went...なのかSam and I went...なのか迷ったときも、同じ方法で確認できますよ。

間違いフレーズを英語学習にどう活かすか

オット

ネイティブの友達がこういう間違いをしてたら、指摘してあげたほうがいいのかな?

エリカ

会話では意味が通じているので、わざわざ指摘しなくて大丈夫です。大事なのは「自分が書くときに正しい形を使えること」ですね。

今回のフレーズの多くは、会話の中で使われる分にはほとんど問題になりません。

一方で、could of のような間違いをメールや書類に書いてしまうと、印象が大きく下がることがあります。

学習者の私たちが意識したいポイントは次の3つです。

間違いフレーズとの付き合い方
  • ネイティブの英語でも「みんなが使っている=正しい」とは限らないと知っておく
  • 話すときは通じればOK。書くときは正しい形を使う
  • 聞き間違いの背景を知ると、英語の音のつながり(リンキング)の勉強にもなる

特に3つ目は見逃せません。intents andintensive に聞こえるのは、英語の音がつながって変化するからです。

「なぜこう聞き間違えるのか」を考えることは、そのままリスニング力を鍛えるトレーニングになりますよ。

まとめ

オット

ネイティブも間違えるって知ったら、自分が間違えるのも怖くなくなってきたよ。

エリカ

その感覚、すごく大事です。完璧じゃなくていいので、まずはどんどん使ってみましょう。

この記事の要点
  • 英語の決まり文句は耳から覚えるため、ネイティブでも聞き間違えたまま定着することがある
  • I could care lesscould of など、よくある間違いフレーズは10個どれも音の類似が原因
  • 会話では通じればOK。ただし書くときは正しい形を使う
  • 聞き間違いの理由を考えることはリスニングの勉強にもなる

ネイティブでも間違えるくらいですから、私たち学習者が間違いを恐れる必要はまったくありません。

今回の10フレーズを「音の面白い教材」として楽しみながら、正しい形を少しずつ自分のものにしていきましょう。

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