TOEICのリーディングパート、最後まで解き終わらずに時間切れになっていませんか。
「読むスピードを上げましょう」とはよく言われますが、自分がどれくらいのスピードで読めているのか、数値で把握したことがある人は少ないと思います。
オット読むのが速いか遅いかって、感覚でしか分からなくない?



実はWPMという指標を使えば、自分の読解速度をきちんと数値化できるんです。今日はその測り方と目安をお伝えしますね。
この記事では、英語の読解速度を測る指標「WPM」の意味と無料での測定方法、そしてTOEICリーディングとの関係を紹介します。
- WPM(Words Per Minute)の意味
- 無料サイトで自分のWPMを測る手順
- ネイティブの平均読解速度の目安
- TOEICリーディングとWPMの関係
WPMとは?英文を読む速さを表す指標
WPMは「Words Per Minute」の頭文字を取ったもので、1分間に読める英単語の数を表す指標です。
「読むスピードが上がった」という感覚は、勉強していてもなかなか実感しにくいものです。
そこでWPMを定期的に測っておくと、自分の伸びを数字で確認できて、勉強のモチベーションにもつながります。
似た指標に、英文そのものの「難しさ」を数値化するLexile指数があります。
Lexile指数が英文の難易度を測るものなのに対して、WPMはあなた自身の読むスピードを測るものという違いを押さえておいてください。
Lexile指数については、こちらの記事で詳しく解説しています。
→「Lexile指数」とは?英文の難易度を知り洋書選びに活かす方法
無料サイトで自分のWPMを測る方法



WPMって、どうやって測ればいいの?特別なアプリが必要?



無料で使える海外の学習サイトがあるので、それを使う方法を紹介しますね。
1.Cengage Learningの「Timed Reading」を開く
アメリカの出版社Cengage Learningが公開しているTimed Readingというページには、24本の短い英文記事が用意されています。
タイトルを見て、興味を持ったものを1つ選んでみてください。
2.読み始めと読み終わりのタイミングを計測する
記事を選んでスタートすると、読み終えたタイミングでボタンをクリックする仕組みになっています。
その場でWPMが自動的に計算され、続けて内容理解を確認する簡単な問題も用意されています。
わからない単語が出てきても辞書は引かず、最後まで通して読み切ることを意識してください。
理解度を確認する問題の正答率が低すぎる場合、読むスピードだけが速くて内容が頭に入っていない可能性があるので、その点も合わせてチェックしてみましょう。
正確に測るための3つの注意点
WPMは体調やその日の集中力で数値が変わりやすいので、測るときは条件をなるべくそろえることが大切です。
1つ目は、疲れている時間帯を避けて、集中できる時間に測ることです。
2つ目は、内容理解の問題も必ず解いて、正答率もあわせて記録しておくことです。
3つ目は、1回だけの数値で一喜一憂せず、月1回など間隔をあけて複数回測り、平均的な推移を見ることです。
同じ日に何本も続けて読むと後半は疲労で数値が落ちやすいため、比較する時は別の日に測った記録同士で見比べるようにしてください。
WPMの目安は?ネイティブの平均読解速度



実際に測ってみたとして、自分の数字がいいのか悪いのか、何を基準に見ればいいの?



2019年に発表された読解速度研究の大規模なメタ分析が、1つの目安になります。
言語学者のMarc Brysbaert氏が2019年に発表した論文では、190件の研究・18,573人分のデータをまとめて分析しています。
それによると、英語ネイティブ成人の黙読速度は、説明文・実用文で平均238WPM、小説では平均260WPMという結果でした。
声に出して読む音読の場合は、平均183WPMとさらに遅くなることも分かっています。
300WPMという数字が読解速度の目安として紹介されることがありますが、この研究によれば実際の平均はそれよりやや低いということになります。
英語を母語としない学習者の場合は、ネイティブよりも読解速度が遅くなる傾向があることも、同じ研究で指摘されています。
ですので、測定した自分のWPMがネイティブの平均に届いていなくても、落ち込む必要はありません。
TOEICリーディングとWPMの関係



TOEICのPart7、いつも時間が足りなくなるんだけど、これもWPMと関係あるの?



大いに関係ありますよ。Part7は1つの文書が長いシングルパッセージから、複数の文書を読み比べるトリプルパッセージまであって、とにかく読む量が多いんです。
TOEICのリーディングセクションは75分で、Part5・6の文法問題をこなしたうえで、Part7の長文読解を解き切らなければなりません。
Part7を「時間内に読み終えられない」という悩みは非常によく聞きますが、これは単語力や文法力の問題だけでなく、単純に読むスピード=WPMが足りていないことが原因になっているケースが多くあります。
正確な語数は年度や回によって変動するため一概には言えませんが、Part7は複数の文書をまたいで設問に答える問題も多く、相応の読解スピードが求められる構成になっています。
まずは自分のWPMを把握したうえで、Part5・6にかける時間を削れないか、逆にPart7を読むスピード自体を底上げできないか、両方の対策を考えてみてください。
WPMを伸ばすには、まず読む量を増やす
WPMを短期間で劇的に上げる裏ワザのようなものはなく、結局は英文を読む絶対量を増やすことが遠回りに見えて一番の近道です。
自分のレベルに合った教材を選んで多読を続ける方法は、こちらの記事でも紹介しているので参考にしてください。
→独学で英語リーディング力を伸ばす教材5選|多読におすすめのジャンルと選び方
WPMを月に1回など定期的に測っておくと、多読を続けた成果が数字として見えるようになり、学習を継続するモチベーションにもなります。
まとめ



今日の内容、最後にまとめてもらえる?



はい、ポイントを3つに整理しますね。
- WPMは1分間に読める英単語数で、読解速度を測る指標
- Cengage LearningのTimed Readingで無料計測できる
- ネイティブの黙読速度は平均238〜260WPM(Brysbaert, 2019)
- TOEIC Part7の時間切れはWPM不足が一因になっていることが多い
WPMは特別な機材がなくても、無料のサイト1つで今すぐ測れます。
まずは現在地を数字で知るところから、リーディング対策を始めてみてください。
LINE登録で無料英語講座を開催中


英語を話せるようになりたいけど、何から始めたら良いか分からない…
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの方が最初の一歩でつまずいています。
そこで、【無料の「やりなおし英会話スタートガイド」】をご用意しました。
ゼロからでも大丈夫!
このガイドでは、英語学習のやり直しから効果的な勉強方法まで、詳しく解説。
さらに今なら、音声・動画教材を含む豪華7大特典付き!









コメント