「英語をやり直したい」と思っても、中学・高校の6年間で習った文法をどこから復習すればいいのか、途方に暮れてしまう方は少なくありません。
参考書を最初のページから通読しようとして、最初の数ページで挫折してしまうケースもよく見かけます。
オット文法をやり直そうと思っても、結局どこから手をつければいいのか分からなくて、そのままになっちゃうんだよな。



実は、全部を一気にやろうとするからこそ挫折しやすいんです。順番を決めて1日1テーマずつ進めると、驚くほど続けやすくなりますよ。
- 文法の総復習で挫折しやすい理由
- 6年間の文法を復習する順番の決め方
- 1日1テーマの具体的な進め方
- つまずいたときの立て直し方
「全部を一気に」が挫折を招く理由



文法書って分厚いから、頑張って最初から全部読もうとしちゃうんだけど、それってダメなの?



悪いことではないんですが、6年分の情報量を一度に処理しようとすると、多くの方が最初の数単元で息切れしてしまうんです。
中学・高校の6年間で習う英文法は、項目数だけでも非常に多く、範囲全体を見渡すだけで気持ちが重くなってしまいます。
これだけの範囲を一度に頭へ入れようとすると、覚えたはずの前半部分を、後半に進むころには忘れてしまうという悪循環に陥りがちです。
情報量を絞り、1日1テーマだけに集中するほうが、結果的に記憶に残りやすく、達成感も積み重ねやすくなります。
「今日はこれだけでいい」と範囲を区切ることで、机に向かうハードルそのものが下がるのも大きなメリットです。
また、6年間で習う文法には、「時制」のように後から出てくる項目ほど、前の項目の理解を土台にしているものが多くあります。
順番を意識せずに苦手な項目だけをつまみ食いしてしまうと、土台が整わないまま応用の説明を読むことになり、余計に分かりにくく感じてしまいます。
復習する順番の決め方



1日1テーマって言っても、どの順番で進めればいいの?気になった項目から始めちゃダメ?



文法の理解は積み木のようなものなので、土台になる部分から順に積み上げていくのがおすすめです。
英文の骨組みを作る「動詞」と「文の形」から始め、そのあとに時制や助動詞といった、文に情報を足していく要素へ進むと理解がスムーズです。
目安として、次のような順番で1テーマずつ進めていくとよいでしょう。
- 1. 動詞の種類と文の基本形(be動詞・一般動詞、文の骨組み)
- 2. 時制(現在形・過去形・未来表現、進行形)
- 3. 助動詞(can・will・mustなど)
- 4. 名詞・代名詞・形容詞・副詞
- 5. 比較表現
- 6. 受動態
- 7. 疑問文・否定文の作り方
- 8. 不定詞・動名詞
- 9. 関係詞・分詞
最初のテーマである「be動詞と一般動詞」でつまずきやすいポイントは、be動詞と一般動詞の使い分けで詳しく整理していますので、あわせて参考にしてください。
後半の項目は、前半の「動詞」「時制」の理解を前提にしているものが多いため、途中でつまずいたときほど、我慢せず前の項目に戻って確認する価値があります。
1テーマ・1日の進め方



1つのテーマにどれくらい時間をかければいいの?参考書の1章分をじっくりやるイメージ?



むしろ逆で、15〜20分程度で終わる分量に絞るくらいがちょうどいいんです。
大切なのは、文法用語を正確に覚えることではなく、その文の「形」に慣れることです。
例えば受動態であれば、「be動詞+過去分詞」という説明を暗記するより、The cake was made by my mother.(そのケーキは母が作りました)のような例文を1つ、口に出して言えるようにするほうが記憶に残ります。
そのテーマを学んだあとは、「今日習った形を使って自分で1文作れるか」を自分に問いかけてみてください。
この確認が自分の言葉でできれば、そのテーマは十分に「今日の分」として合格です。完璧に理解できていなくても、次のテーマに進んで構いません。
特別な教材やアプリを新しく揃える必要もありません。手元にある参考書とノート、あるいはスマートフォンのメモ機能だけで十分に進められます。
大事なのは道具の種類ではなく、「今日習った形」を自分の口と手で1回アウトプットするという工程そのものです。
迷ったとき・つまずいたときの立て直し方



でも、途中のテーマで全然理解できないところが出てきたら、そこで止まっちゃいそうだな。



そんなときは、その日のテーマを完璧にしようとせず、次の日に前日の例文を1つだけ復習する時間を作ってみてください。
新しいテーマに進む前に、前日の例文を1つ声に出して言えるか確認するだけで、理解が浅いまま先へ進んでしまう不安を減らせます。
それでも理解が難しいと感じたテーマがあれば、無理に高校レベルの説明にこだわらず、一度中学レベルの例文まで戻って確認してみましょう。
6年分の文法を一巡することが目的であって、1回目で完璧に仕上げることが目的ではありません。
よくある質問
今使っている参考書のままで大丈夫ですか?
すでに手元にある参考書があれば、それをそのまま使って構いません。
大切なのは教材の種類ではなく、今回紹介したような「土台から積み上げる順番」と「1日1テーマ」という分量の区切り方です。
9テーマを一周したら、次は何をすればいいですか?
一周目を終えたら、9つのテーマすべてをもう一度同じだけの時間で復習する必要はありません。
一周目に自分で例文を作れなかったテーマだけをリストアップし、二周目はそこだけを重点的に復習すると、限られた時間を効率よく使えます。
平日に進められなかった分は、週末にまとめてもいいですか?
問題ありません。「1日1テーマ」はあくまで分量の目安であって、厳密なノルマではないからです。
平日に進められなかった分は週末にまとめて構いませんし、逆に得意だと感じるテーマは1日で2つ進めても問題ありません。大切なのは、順番を飛ばさずに9つのテーマを一巡させることです。
まとめ|順番を決めて1日1テーマずつ進めれば文法は総復習できる
英語の文法をやり直すときに大切なのは、気合いで全部を一気に覚えることではなく、土台から積み上げる順番を決め、1日1テーマに絞って進めることです。
- 6年分を一気に覚えようとすると挫折しやすい
- 動詞・文の形→時制→助動詞の順で土台から積み上げる
- 1テーマは15〜20分、文法用語より例文の「形」に慣れる
- つまずいたら前日の例文を1つ復習し、中学レベルまで戻ってよい
「どこから手をつければいいか分からない」という最初のハードルさえ超えてしまえば、6年間の文法は着実に総復習できます。
今日学ぶ1テーマを、まずは1つ決めるところから始めてみてください。
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