海外就職を目指すと決めたとき、最初にぶつかる壁が英語のレジュメ(履歴書)とカバーレターです。
日本の履歴書のような決まったフォーマットがなく、何をどう書けばいいのか迷う方が多くいます。
オット英語のレジュメって、日本の履歴書と何が違うの?



書く項目そのものが根本的に違います。今日は基本の考え方から一緒に整理していきましょう。
- 英語レジュメが日本の履歴書と違う点
- 英語レジュメに書くべき項目
- 職務経歴(Work Experience)を書くときのポイント
- カバーレターの役割と書き方
英語レジュメが日本の履歴書と違うポイント



日本の履歴書だと年齢とか写真とか、書くのが当たり前だと思ってた。



そこが海外のレジュメでは大きく違うところなんです。
英語圏の求人では、人種・年齢・性別で採否を判断することを禁じる考え方が広く浸透しています。
そのため、レジュメに生年月日や年齢を書く欄自体が一般的に存在しません。
顔写真も、外見から人種や性別を推測できてしまうという理由で添付しないのが基本です。
フライトアテンダントなど、容姿や年齢が業務上の要件になる一部の職種は例外とされています。
逆に、応募先の求人票で生年月日や写真の提出を強く求められた場合は、一度立ち止まって募集元の信頼性を確認したほうが安全です。
日本では当たり前とされる項目でも、海外では通用しない、あるいは書かないほうが良いことがある、と覚えておいてください。
もう1つの大きな違いは、学歴やスキルよりも実務経験(Work Experience)が重視されることです。
採用担当者はこのWork Experienceの欄を重点的にチェックし、募集ポジションと近い経験を持つ応募者を優先的に選びます。
英語レジュメに書くべき項目一覧
形式が自由な分、最低限これは書いておきたいという項目をまとめました。
Summary(概要)
レジュメの冒頭には、自分がどんな人物で、これまでどんな仕事や学業経験をしてきたかを短くまとめたSummaryを置くと印象が良くなります。
あくまで要約なので、全体で数行、目安として500文字以内に収めましょう。
Objective(志望職種)
応募する職種や、これまでの学歴・経験をどう活かせるかを書く欄です。
複数のポジションを同時に募集している企業もあるため、どの求人(job opening)に応募しているのかを明記すると親切です。
Work Experience(職務経歴)
会社名または学校名、ポジション名、在籍期間、職務内容を、直近の経歴から古い経歴の順に記入します。
Education(学歴)・語学スコア
最終学歴と専攻を記載します。
特に外国人として応募する場合は、TOEICやIELTSなど英語力を客観的に示すスコアがあると評価されやすくなります。
Contact Information(連絡先)
氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの連絡先を記載します。
最近はメールでやり取りする企業がほとんどなので、フリーメールでも構わないのできちんとしたアドレスを用意しておきましょう。
職務経歴(Work Experience)を効果的に書くコツ



結局、このWork Experienceが一番大事なんだよね?



その通りです。ここの書き方次第で、面接に呼ばれるかどうかが大きく変わります。
いくら豊富な職歴があっても、レジュメの中でうまく言語化できていなければ、書類選考の段階で見送られてしまいます。
Work Experienceを書くときは、担当していた業務内容を並べるだけでなく、具体的な成果を数字とセットで示すことがポイントです。
例えば「担当していた」ではなく「担当した施策によって、3か月間で売上を前年比2倍に伸ばした」のように書くと、実績が伝わりやすくなります。
企業によっては、応募にあたって必ず満たすべき条件をSelection Criteriaとして公開していることもあります。
「マネージャー以上のポジションに2年以上就いた経験がある」「特定分野の学位を保持している」といった条件です。
Selection Criteriaが公開されている場合は、それぞれの条件に自分の経験がどう当てはまるかを、Work Experienceの中で対応させて書くと伝わりやすくなります。
- 業務内容だけでなく、数字で示せる成果をセットで書く
- 直近の経歴から古い経歴の順に記載する
- 募集要項のSelection Criteriaがあれば、条件に対応させて書く
カバーレターの役割と書き方のポイント



レジュメとは別に、カバーレターも必要なんだよね?



はい。カバーレターは、いわば自己紹介レターです。第一印象はここで決まります。
カバーレターには、なぜ自分がこのポジションに応募したのか、他の応募者と比べて自分の強みは何かを、簡潔に売り込む内容を書きます。
文法や語彙のミスが多いと、それだけでレジュメを読んでもらう前に印象が悪くなってしまいます。
ミスのない英語で、簡潔にまとめることを心がけましょう。
長さの目安はA4用紙1枚程度で、レジュメの内容を繰り返すのではなく、レジュメだけでは伝わらない熱意や志望動機を補う位置づけで書くのが基本です。
提出前に確認しておきたいポイント



書き終わったら、そのまま送っちゃっていいのかな?



提出前に見直しておきたい点が3つあります。
1〜2ページに収まっているか
採用担当者は大量のレジュメに目を通すため、長すぎるレジュメは最後まで読んでもらえないことがあります。
職歴が長い場合でも、直近の経験を中心に絞り込み、1〜2ページを目安にまとめましょう。
表記のルールが統一されているか
日付の書き方(月日の順番)や、箇条書きの記号などが文書内でバラバラになっていないか確認してください。
細かい表記の乱れは、書類作成の丁寧さの評価にも影響します。
第三者にチェックしてもらったか
自分では気づきにくい文法ミスやスペルミスも、他の人が読むと見つかることが多くあります。
可能であれば、英語ネイティブや英語に詳しい第三者に一度目を通してもらうと安心です。
まとめ



最後に、今日のポイントをまとめてくれる?



はい、整理しますね。
- 英語レジュメには年齢・写真は原則不要
- Summary・Objective・Work Experience・Education・連絡先が基本項目
- Work Experienceは数字で示せる成果とセットで書く
- カバーレターはミスのない簡潔な英語で熱意を伝える
海外就職では避けて通れないレジュメとカバーレターですが、書くべき項目と考え方を押さえれば、決して難しいものではありません。
まずは今回紹介した項目に沿って、自分の経歴を書き出すところから始めてみてください。
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