英語の文章を読んでいるのに、読むスピードがなかなか上がらない。
TOEICの長文問題で、いつも時間が足りなくなる。
オット英語を読むの、とにかく遅くて…TOEICの長文でいつも時間切れになるんだよね。



実は読むスピードが上がらないのには、はっきりした原因があります。順番に見ていきましょう。
- 読むスピードが上がらない3つの原因
- 多読と精読、スピードアップにはどちらを優先すべきか
- リーディングを速くする具体的な練習法
- TOEICの長文を時間内に読み切るコツ
読むスピードが上がらない3つの原因



そもそも、なんで読むのが遅いんだろう?



主な原因は3つあります。当てはまるものがないか確認してみましょう。
一文ずつ日本語に訳しながら読んでいる
英文を読むたびに頭の中で日本語に訳していると、どうしても時間がかかります。
訳す作業と内容を理解する作業は本来別物で、訳すクセが読むスピードにブレーキをかけてしまいます。
分からない単語が出るたびに立ち止まっている
知らない単語に出会うたびに辞書を引いたり考え込んだりすると、文章全体の流れがつかみにくくなります。
立ち止まる回数が多いほど、読み終えるまでの時間は伸びていきます。
自分のレベルに合わない英文を読んでいる
難しすぎる文章は、単語や文法を調べる時間ばかりかかってしまいます。
反対に簡単すぎる文章では、スピードを鍛えるための負荷が足りません。
読むスピードを上げる土台は「7割理解できる英文」を選ぶこと



じゃあ、どんな英文を読めばいいの?



目安は「7割くらい意味が分かる」英文を選ぶことです。
意味が7割ほど分かる英文なら、知らない単語や表現が出てきても、前後の文脈から推測しながら読み進められます。
逆に3割程度しか意味が取れない文章は、読むスピードを鍛える練習には向いていません。
「なるほど」と思いながら読めるか、「何を言っているのか分からない」と感じるかが、自分に合っているかどうかの目安になります。
興味を持てるジャンルを選ぶ
同じレベルの英文でも、興味のある内容の方が集中して読み続けやすくなります。
ニュース、趣味の話題、好きな作家の本など、自分が読みたいと思えるものを選びましょう。
すべての英文が難しく感じるなら、先に基礎を固める



レベルに合う英文を探しても、どれも難しく感じるときはどうすればいいの?



それは、多読の前に基礎固めが必要なサインです。
中学レベルの文法・単語に抜けがないか確認する
関係代名詞や時制など、基本的な文法事項でつまずいていないか振り返ってみましょう。
基礎に不安がある状態で多読を続けても、内容を推測する土台がないため効果が出にくくなります。
基礎を固めてから、もう一度レベルを選び直す
文法・単語を復習したら、あらためて「7割理解できる」と感じる英文を探し直しましょう。
基礎が整うと、同じジャンルの文章でも以前よりずっと読みやすく感じられるはずです。
多読と精読、リーディングを速くするならどちらを優先すべきか



たくさん読む「多読」とじっくり読む「精読」、どっちが読むスピードにきくの?



スピードを上げたいなら、まずは多読を中心にするのがおすすめです。
多読はスピードを鍛える練習
多読は、分からない単語があっても立ち止まらず、英文全体の意味をつかみながら読み進める練習です。
返り読みをせず、左から右へどんどん読み進めることで、スピード感覚が身についていきます。
精読は正確さを鍛える練習
精読は、主語・動詞や修飾関係まで一文ずつ丁寧に確認する読み方です。
TOEICの複雑な文構造や、正確に意味を取りたい場面では精読も欠かせません。
スピードを上げる練習は多読で、理解の精度を上げる練習は精読で、と役割を分けて取り組みましょう。
リーディングを速くする3つの具体的な練習法



具体的には、どう練習すればいいの?



3つのトレーニングを紹介します。1つずつ試してみてください。
1. 返り読みをせず、頭から意味を取る
英文を読むときは、語順どおりに意味を取っていく練習をしましょう。
一度読んだ部分に戻らず、分からない箇所があってもそのまま読み進めるのがポイントです。
2. 知らない単語は推測して読み進める
知らない単語が出てきても、辞書を引かずに前後の文脈から意味を推測してみましょう。
読み終えたあとにまとめて意味を確認すれば、読むリズムを崩さずに語彙も増やせます。
3. 同じ英文をタイムを計って繰り返し読む
短い英文を選び、読み終えるまでの時間をストップウォッチで計ってみましょう。
同じ文章をもう一度読み、タイムが縮まっているか確認すると、スピードの伸びを実感しやすくなります。
内容を覚えている文章で速く読む感覚をつかんでから、初見の文章に挑戦すると効果的です。
4. フレーズのかたまりで区切って読む
英文を意味のまとまりごとに区切りながら読む練習も、スピードアップに効果的です。
単語を1つずつ追うのではなく、「主語のかたまり」「動詞のかたまり」のように意味の単位で読む感覚をつかんでいきましょう。
例えばI met / a friend / who lives in Tokyo.のように、スラッシュで区切りながら読む練習をすると、かたまりで理解する感覚がつかみやすくなります。
最初はゆっくりでかまわないので、単語単位ではなくかたまり単位で目を動かすことを意識してみてください。
TOEICの長文を時間内に読み切るための応用



TOEICだと、それでも時間が足りなくなるんだけど…



TOEICならではのコツもあるので、あわせて紹介しますね。
設問を先に確認してから本文を読む
Part7では、先に設問に目を通しておくと、本文のどこに答えがあるか見当をつけながら読めます。
何を探しながら読むかが分かっていると、読むスピードは自然と上がります。
1文の完璧な理解にこだわらない
1つの文の意味が完全につかめなくても、設問に答えられれば問題ありません。
分からない部分にこだわりすぎず、先に進む判断も大切です。
- 設問を先に読んでから本文を読む
- 分からない一文にこだわりすぎない
- 普段の練習の段階から時間を意識する
まとめ
読むスピードが上がらないのは、才能の問題ではありません。
訳しグセや読む文章のレベルなど、原因がはっきりしていることがほとんどです。
「7割理解できる英文」を多読で読み、返り読みをやめて頭から意味を取る練習を重ねていきましょう。
TOEICで時間が足りない場合は、設問を先に確認してから本文を読む練習も取り入れてみてください。
- 読むスピードが遅い原因は訳しグセ・立ち止まりグセ・レベルミスマッチ
- 土台は「7割理解できる英文」を選ぶこと
- スピードを鍛えるなら精読より多読を優先する
- 返り読みをやめ、知らない単語は推測して読み進める
- TOEICでは設問を先に読んでから本文を読む
まずは1つの練習法だけでも、今日から試してみてください。
読む量を積み重ねるほど、英文を読むスピードは着実に上がっていきます。
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