『多分』と言いたくてprobablyを使うとき、「文のどこに入れればいいの?」と毎回迷っていませんか?
副詞は日本語にも英語にも欠かせない品詞ですが、置く位置のルールが分からないと文を作るたびに手が止まってしまいます。
オットprobablyって文頭?文末?それとも動詞の近く?いつも適当に置いちゃうんだけど…。



基本ルールはたった2つです。「be動詞・助動詞の後ろ」「一般動詞の前」——これさえ覚えれば迷わなくなりますよ。
probablyの意味と確信度probablyを入れる位置の基本ルール(否定文の場合も)maybe・perhapsとの位置の違い- 頻度・程度・場所など、そのほかの副詞の位置
現役の英語コーチERIKAが、例文と一緒に副詞の位置を整理していきます。
probablyの意味は?確信度の高い『多分』



probablyとmaybeって、どっちも「多分」だよね?何が違うの?



実は確信度が全然違うんです。probablyは「十中八九そうなる」というかなり自信のある『多分』ですよ。
probablyは『十中八九』『おそらく』『多分』という意味の副詞です。
このように話し手の確信度を表す副詞は『法副詞』と呼ばれ、確信の強さによって単語を使い分けます。
definitely(間違いなく)・certainly(確実に)・assuredly(確かに)clearly(明らかに)・obviously(誰の目にも明らかに)probably(おそらく・十中八九)maybe(もしかしたら)・perhaps(ひょっとしたら)possibly(ひょっとすると・場合によっては)necessarily(必然的に。not necessarilyで『必ずしも〜ではない』)
確信度の目安を表にすると、次のようなイメージです。
| 副詞 | 確信度の目安 |
|---|---|
definitely/certainly | ほぼ確実 |
probably | 高い(十中八九) |
maybe/perhaps | 半々くらい |
possibly | 低め(可能性はある) |
「来ると思うよ、多分ね」ならprobably、「来るかどうか分からないけど、もしかしたら」ならmaybeという感覚です。
probablyの位置は?どこに入れるかの基本ルール



それで、肝心の位置はどう決まるの?



文の中に動詞が何かで決まります。be動詞・助動詞なら「その後ろ」、一般動詞なら「その前」です。
be動詞の後ろに置く
be動詞(am・are・isなど)がある文では、be動詞のすぐ後ろにprobablyを置きます。
I am probably late.(私は多分遅刻しています)She is probably at home.(彼女はおそらく家にいます)
助動詞の後ろに置く
can・willなどの助動詞がある文でも、助動詞のすぐ後ろに置きます。
I can probably work from 8 to 10 on Monday.(おそらく月曜日は8時から10時まで働けます)It will probably rain tomorrow.(明日はおそらく雨が降るでしょう)
一般動詞の前に置く
一般動詞の文では、主語と動詞の間にprobablyを置きます。
He probably ate the whole thing.(彼は多分全部食べたのでしょう)Erika probably lived there for a while.(エリカはおそらくしばらくそこに住んでいたのでしょう)
否定文では not より前に置く
否定文では注意が必要です。
probablyはwon’tやisn’tなどの否定のかたまりより前に置きます。
He probably won’t come to the party.(彼はおそらくパーティーに来ないでしょう)It probably isn’t true.(それはおそらく本当ではありません)
He won’t probably come.のように否定の後ろに置くと不自然になるので、「probablyがnotより先」と覚えてください。
文頭・文末には置ける?
会話では、質問への短い返事としてProbably.(多分ね)やProbably not.(多分違うよ)が単独でよく使われます。
- A:
Will he win the game?(彼は試合に勝つかな?) - B:
Probably.(多分ね)/Probably not.(多分無理だと思う)
文を作るときは、まず「be動詞・助動詞の後ろ、一般動詞の前」という文中の基本位置を守るのが確実です。
maybe・perhapsの位置はprobablyと違う
同じ法副詞でも、maybeとperhapsは通常、文頭に置きます。
Perhaps you have seen it.(ひょっとしたら、あなたはそれを見たことがあるかもしれません)Maybe she is right.(もしかしたら彼女が正しいのかもしれません)



「probablyは文中、maybe・perhapsは文頭」とセットで覚えると迷いません。あくまで基本ルールなので、例外に出会っても慌てなくて大丈夫ですよ。
そのほかの副詞の位置【種類別まとめ】



probably以外の副詞も、位置のルールは同じなの?



副詞の種類によって定位置が変わります。よく使う5種類をまとめて見ていきましょう。
形容詞・副詞を強める副詞(very など)
very(とても)やextremely(とてつもなく)は、修飾する形容詞・副詞の前に置きます。
He was very funny.(彼はとても面白かったです)Erika spoke extremely fast.(エリカはとてつもなく速く話しました)
例外はenough(十分に)で、常に形容詞・副詞の後ろに置きます。
It’s not good enough.(それは十分に良いとは言えません)He wasn’t tall enough to reach the shelf.(彼は棚に手が届くほど背が高くありませんでした)
様態の副詞(〜のように・〜な様子で)
『どのような様子で』を表す副詞は、基本的に動詞(と目的語)の後ろに置きます。
He sang the song beautifully.(彼は歌を見事に歌いました)Pack everything carefully.(注意深くすべてを梱包してください)
目的語が長い文では、動詞の前に副詞を置くと読みやすくなります。
She carefully packed the broken dishes and old toys.(彼女は割れた食器と古いおもちゃを注意深く梱包しました)
場所・方向の副詞
here(ここで)・upstairs(上の階へ)・somewhere(どこかに)などの場所・方向の副詞は、文末に置かれることが多いです。
We met Erika here.(私たちはここでエリカに会いました)I’ll go downstairs.(私は下の階に行きます)
場所を強調して話題にするときは、文頭に出すこともあります。
In the classroom, we studied Japanese.(教室では、私たちは日本語を勉強しました)Here she comes!(彼女が来たよ!)There you go.(はい、どうぞ/その調子)
時の副詞
yesterday(昨日)・tonight(今夜)・tomorrow(明日)などの時の副詞も、文末に置かれることが多いです。
I met her yesterday.(私は昨日彼女に会いました)Yoshi argued with his parents a few months ago.(ヨシは数か月前に両親と口論をしました)
時を強調して話題にするときは、文頭に置きます。
Last summer we went to Tokyo Disneyland.(去年の夏、私たちは東京ディズニーランドに行きました)
頻度の副詞(always・sometimes など)
頻度の副詞の位置は、probablyと同じパターンです。
- 頻度が高い:
always(いつも)・frequently(頻繁に)・often(しばしば)・regularly(定期的に)・sometimes(時々) - 頻度が低い:
rarely/seldom(めったに〜しない)・hardly ever(ほとんど〜しない)・never(一度も〜しない)
1語の頻度の副詞は、一般動詞の前に置きます。
Erika hardly ever plays sports.(エリカはほとんどスポーツをしません)Yoshi sometimes forgets to do his homework.(ヨシは時々宿題をするのを忘れます)
be動詞・助動詞がある場合は、その後ろに置きます。
I can always visit you.(私はいつでもあなたを訪ねることができます)He has never had a holiday.(彼は一度も休暇を取ったことがありません)We have never been invited to a wedding.(私たちは結婚式に一度も招待されたことがありません)
every minute(毎分)やnow and then(時々)のように、2語以上の頻度表現は文末に置きます。
The train comes every minute.(電車は毎分来ます)We heard them talking now and then.(私たちは彼らが話しているのを時々耳にしました)
程度の副詞(completely・almost など)
completely(完全に)・almost(ほとんど)など、動詞を修飾する程度の副詞もprobablyと同じ位置パターンです。
He has completely ignored me.(彼は私を完全に無視しています)It was almost dark.(ほとんど真っ暗でした)I partly agree with you.(私は部分的にはあなたに同意します)
very much(とても)やbadly(切実に)は、文末に置く形でよく使われます。
I love her very much.(私は彼女をとても愛しています)I need water badly.(私はとにかく水が必要です)
まとめ|probablyの位置は2つのルールで決まる
probablyは確信度の高い『多分』(十中八九)- 位置の基本は「be動詞・助動詞の後ろ」「一般動詞の前」
- 否定文では
notのかたまりより前(probably won’t) maybe・perhapsは文頭が定位置- 頻度・程度の副詞も
probablyと同じ位置パターン
副詞を使いこなせると、伝えられるニュアンスが一気に細かくなります。
まずはI’ll probably be late.のような短いフレーズを声に出して、位置の感覚を体に覚えさせてみてください。



ここまでお疲れ様でした。短いフレーズを繰り返し使ううちに、副詞は自然と会話に入れられるようになりますよ。
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