英語で何かを説明するとき、正確に言い切るのが難しい場面ってありますよね。
数字や形容詞をぴったり言い当てられなかったり、うまく言葉にできなかったりすることは、日本語でも英語でも同じです。
この記事では、現役の個人英語コーチである私が、断定を避けながら自然に会話を続けられるあいまい表現を4つ紹介します。
オット「9時くらいに集合ね」って英語で言うとき、9 o’clockって言い切るしかないの?



実は”-ish”という便利な語尾があって、それを付けるだけで「くらい」のニュアンスが出せますよ。
- 数字や形容詞に「〜っぽい」を足す
-ish - 断定を避ける
kind of/sort of - うまく言えない時に使える
something like that - 説明を省略できる
you know what I mean
-ish:数字や形容詞に「〜くらい」「〜っぽい」を足す
-ishは単語の語尾に付けるだけで「〜くらい」「〜っぽい」という意味を足せる、とても便利な語尾です。
Let's meet 9ish.(9時くらいに集まろう)のように、数字にそのまま付けるだけで「だいたいその時間」というニュアンスになります。
色や形容詞にも使え、bluish(青っぽい)のように単語と一体化させて綴ります。
人の名前など固有名詞に付けて「〜っぽい」と言いたいときは、It's very Erika-ish.(それとってもエリカっぽいね)のようにハイフンでつなぐのが一般的です。
体調や気分を伝える時にも使え、I'm tired-ish.(ちょっと疲れてるかな)のように、断定を避けたい場面で幅広く活躍します。
実は”-ish”は語尾としてだけでなく、単独の1語としても使われます。
Do you want to meet at 7? — Ish.(7時に会う?ーまぁそれくらいで)のように、質問に対して「だいたいそう」と答える一言としても使えます。
kind of / sort of:断定を避けて「まぁ」と答える



「好きなの?」って聞かれて、はっきりYESって言いにくい時もあるよね。



そんな時にちょうどいいのがkind ofとsort ofです。
I kind of like her.(結構彼女のこと好きかも)のように、断定を避けて「まぁまぁ」というニュアンスを出せます。
会話ではkind ofはkinda、sort ofはsortaと崩して発音されることがよくあります。
Did you pass the exam? — Sort of.(試験受かったの?ーまぁね)のように、単独でも使える便利な返事です。
-ishが単語にそのまま付いて意味を和らげるのに対し、kind of / sort ofは独立した語として、文全体や動作のニュアンスを和らげる働きをするという違いがあります。
something like that:うまく言葉にできない時に使う
something like that(そんな感じ)は、状況をクリアに説明するのが難しい、あるいは面倒なときに便利な表現です。
We see each other every weekend, something like that.(毎週末会うようになって、まぁそんな感じ)のように、文の最後に添えて使います。
詳しく説明するほどではない、あるいは英語でうまく言い表せないときの「逃げ道」としても使える表現です。
似た使い方をする表現にor something(〜か何か)もあり、Let's grab a coffee or something.(コーヒーか何か飲みに行こうよ)のように、文末に添えて選択の余地を残すことができます。
you know what I mean:言わなくても伝わるでしょ
you know what I mean(言ってることわかるよね)は、はっきり言葉にしなくても相手が意図を汲んでくれることを期待するときに使う表現です。
I heard it's nice to go as a couple, you know what I mean?(カップルで行くと良いらしいよ、言ってることわかるよね?)のように、文の最後に付け加えて使います。
相手にプレッシャーをかけるニュアンスで使われることもあれば、単に「あとは自分で想像してね」という軽いニュアンスで使われることもあります。
似た表現にif you know what I meanもあり、こちらは直接言うのが憚られる内容を、あえてぼかしてほのめかしたいときによく使われます。
「答えをはぐらかす」表現との違い



これって、質問に答えたくない時にはぐらかすのとは違うの?



いい質問ですね。今日紹介したのは、説明を「大まかにする」ための表現です。
今回の4つは、数字や状況を正確に言い切れない、あるいは言い切るほどでもないときに使う「大まかな描写」のための表現です。
一方、Is that so.やIf you say so.のように、質問への直接的な答えを避けたいときに使う表現は、また別の種類のあいまい表現になります。
そちらについては答えにくい質問をやんわりかわす英語の「はぐらかし」表現フレーズで詳しく紹介しているので、あわせてご覧ください。
使うときに気をつけたいポイント



便利そうだけど、何にでも使っていいのかな。



実は場面によっては、使いすぎると自信がなさそうに聞こえてしまうこともあります。
数字を正確に伝えたい場面や、ビジネスで重要な報告をする場面では、あいまい表現を避けてはっきり言い切る方が信頼されます。
今回紹介した表現は、あくまで友人同士のカジュアルな会話で活きる表現として、TPOに合わせて使い分けるのがおすすめです。
特に面接や商談など、正確さや誠実さが重視される場面では、あいまい表現を控えて具体的な言葉で伝えることを優先しましょう。
まとめ
正確に言い切れない場面でも、あいまい表現を知っておけば会話を止めずに続けられます。
- 数字や形容詞には
-ishで「〜くらい」を足せる - 断定を避けるなら
kind of/sort of - 説明を省略したいときは
something like that/you know what I mean
どれも便利な表現ですが、使いすぎると誠実さに欠ける印象を与えることもあるので、ここぞという時に使ってみてください。
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