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初対面でもファーストネーム?日本人が知らない英語圏の呼び方の常識

初対面の外国人に「何て呼べばいいですか」と聞かれて、返答に迷ったことはありませんか。

日本語だと初対面はまず苗字で呼ぶのが普通ですが、英語圏の人と話すと、挨拶のすぐ後に下の名前で呼んでほしいと言われることがよくあります。

この記事では、現役の個人英語コーチであるERIKAが、初対面の相手をどう呼べばいいのか、英語圏の呼び方の考え方を紹介します。

オット

初対面なのに下の名前で呼ぶのって、日本の感覚だと馴れ馴れしくない?

エリカ

実はそこが、日本語と英語の呼び方の考え方が大きく違うポイントなんです。

この記事でわかること
  • 英語圏で初対面の相手を何と呼ぶのが基本か
  • 日本語の「呼び捨て」と英語のfirst-name basisの違い
  • Mr./Ms.を使うべき場面とニックネームへの対応
目次

初対面の相手を何と呼べばいいか迷う場面

英語圏の人と初めて会うと、まずは次のような挨拶を交わします。

How are you?
(調子はどう?)

Nice to meet you.
(お会いできて嬉しいです)

より改まった場ではHow do you do?を使うこともできます。

この挨拶の後、相手からPlease call me Mike.(マイクと呼んでください)のように、下の名前で呼んでほしいと言われることがあります。

初対面なのに名前で呼んでいいのか戸惑う方も多いですが、これは英語圏ではごく自然なやり取りです。

英語圏では初対面でもファーストネームで呼ぶのが基本

オット

日本だと初対面で下の名前を呼ぶのはちょっと勇気がいるけど、英語だと違うの?

エリカ

はい。英語圏では、初対面の相手でもファーストネームで呼び合うのがむしろ自然でフレンドリーとされています。

日本語では初対面から下の名前で呼ぶと「馴れ馴れしいな」と思われる可能性がありますが、英語圏だと感覚が逆になります。

むしろ苗字ばかりで距離を置いて呼び続けると「この人、距離を取りたいのかな」と受け取られることもあります。

ビジネスの初対面であっても、名乗った後に自分からファーストネームで呼ぶよう促す人は少なくありません。

日本語の「呼び捨て」と英語のファーストネームは同じ感覚ではない

オット

それってつまり、英語には「呼び捨て」って概念がないってこと?

エリカ

その通りです。ここは説明を混同しやすいポイントなので、丁寧に整理しておきますね。

日本語の「呼び捨て」は、本来つけるべき「さん」「様」などの敬称をあえて外す、という行為を指す言葉です。

つまり日本語には「敬称ありが基本、敬称なしは特別な選択」という前提があるからこそ、「呼び捨て」という言葉が成立します。

一方、英語には名前に付ける敬称のような仕組みが日常会話には組み込まれていません。

英語のファーストネームでの呼びかけは、何かを「外している」わけではなく、最初からそれが標準的な呼び方なのです。

そのため「英語圏では初対面でも呼び捨てでOK」という説明は、正確には少しずれています。

「呼び捨てにしてもよい」のではなく、「そもそも呼び捨てという概念に相当するものがなく、ファーストネームが標準」と理解しておくと、感覚のズレが少なくなります。

Mr./Ms.を使うべき場面

英語にも丁寧さを示す呼び方が全くないわけではありません。

学校の先生や医師、目上の立場の初対面の相手には、Mr.Ms.に苗字を続けて呼ぶこともあります。

Nice to meet you, Mr. Johnson.
(はじめまして、ジョンソンさん)

ただし相手からファーストネームで呼ぶよう案内があった場合は、遠慮せずそちらに切り替えるのがマナーです。

大学の教授や医師にはProfessor SmithDr. Smithのように、役職名と苗字を組み合わせて呼ぶこともあります。

この場合も、相手から「ファーストネームで構わない」と言われれば、そちらに合わせるのが自然です。

会話以外の場面では苗字が必要になることもある

普段の会話ではファーストネームが基本といっても、あらゆる場面で苗字が不要になるわけではありません。

病院の予約やホテルのチェックイン、空港の手続きなど、本人確認が必要な場面ではフルネームでのやり取りが求められます。

Can I have your last name, please?
(苗字を教えていただけますか)

こうした場面で聞かれるのは、あくまで記録や照合のための苗字であり、呼びかけ方としてのファーストネームの原則とは別の話だと考えておくとわかりやすいです。

メールの署名でも同じ考え方が当てはまり、親しい相手へのメールではErikaのようにファーストネームだけで署名することも珍しくありません。

一方、初めて連絡する相手やフォーマルな文書では、Erika Tanakaのようにフルネームで署名しておくと丁寧な印象になります。

ニックネームで呼んでと言われたら遠慮しない

オット

ニックネームで呼んでって言われたら、素直に呼んじゃっていいんだよね?

エリカ

はい、そこで遠慮して苗字を使い続ける方が、かえって失礼になることもあります。

I am Jessica, call me Jessy.
(ジェシカです、ジェシーって呼んでね)

このように言われたら、遠慮なくニックネームで呼ぶことで、相手との距離がぐっと縮まりやすくなります。

親しみを込めて提案してくれているのに、律儀に苗字やフルネームで呼び続けると、逆に距離を感じさせてしまうことがあるので注意しましょう。

まとめ

最後に、この記事で紹介した呼び方のポイントを整理します。

この記事の要点
  • 英語圏では初対面でもファーストネームで呼び合うのが基本
  • 「呼び捨て」という日本語の枠組みと、英語のfirst-name basisは前提が異なる
  • ニックネームを提案されたら遠慮せず使う方が自然

呼び方ひとつでも、日本語と英語では前提となる感覚が異なります。

次に英語圏の人と初めて話す機会があれば、遠慮せずファーストネームで呼びかけてみてください。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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