「留学すれば英語が話せるようになる」
そう信じて、英語力がほとんどない状態のまま留学に踏み切る方は少なくありません。
オット現地に行けば環境が英語にしてくれるんじゃないの?



実はそこに大きな落とし穴があるんです。今日はその理由と、失敗しないための準備をお伝えしますね。
- 英語力ゼロで留学すると起きやすい問題
- 留学前に基礎力が必要な理由
- 海外でも日本語だけで生活できてしまう環境の落とし穴
- 留学を成功させるために大事な2つの準備
英語力ゼロで留学すると起きやすい問題



英語がまったく話せなくても、留学すれば何とかなりそうな気がするけど。



基礎がない状態で現地に飛び込むと、何をどうすればいいかわからず、立ち尽くしてしまうことが多いんです。
基本的な単語や文法が身についていないまま留学することは、水泳で言えば、プールで手足の使い方や息継ぎを習得しないまま、いきなり海に飛び込むようなものです。
波にもまれながら何もできずにバタバタし、時間が経つうちに体力だけを消耗してしまう。イメージとしては、それに近い状態が起きます。
留学当初は、希望とやる気で何とかコミュニケーションを試みる方がほとんどです。
ですが基礎ができていないと、何をどう伝えればいいかわからず、「英語なんてやっぱり無理だ」と早い段階で諦めてしまうケースが少なくありません。
留学前に基礎力が必要な理由



留学すれば誰でも、多かれ少なかれ壁にぶつかりそうだよね。



その通りです。壁にぶつかったときに乗り越えられるかどうかを分けるのが、基礎力の有無なんです。
留学すれば誰でも、一度や二度は挫折を味わうものです。
最初からつまずく人もいれば、途中から伸び悩む人もいて、一度も苦労せずに成長し続ける人はほとんどいません。
その壁を乗り越えて「もう一度頑張ろう」と思い直せる人に共通しているのが、渡航前に英語の基礎ができているという点です。
たとえ思うように話せなくても、基礎文法や単語を知っていれば、読む・聞くはある程度できます。
そこから「話す」練習を積み重ねれば、少しずつ会話ができるようになっていきます。
一方、基礎が何もない状態だと、読む・聞く・書く・話すのすべてが手つかずで、何から手をつけていいかさえわからなくなってしまいます。



留学当初の高揚感が消えて壁にぶつかったとき、基礎があるかどうかで踏ん張れるかが変わってきます。
海外でも日本語だけで生活できてしまう環境の落とし穴



海外に行けば、いやでも英語漬けの生活になるんじゃないの?



実はそうとも限らないんです。都市によっては、日本語だけでも生活できてしまいます。
カナダのバンクーバーやオーストラリアのシドニーなど、日本人に人気の都市には、驚くほど日本人が多く、日本のものも溢れています。
日本食レストランや、日本の商品を扱うスーパーも珍しくなく、店員が日本人というケースも多くあります。
日本人コミュニティーも活発なので、友人を作るのも難しくなく、日本人同士でルームシェアをして暮らす人たちも一定数います。
つまり、日本語が話せれば不自由なく生活できてしまう環境が、実際に存在するということです。
この環境にはプラスの面もありますが、英語学習という観点では、マイナス面のほうが大きく出やすいと感じています。
英語が思うように話せずつらいとき、日本語が通じる環境に甘えたくなるのは、誰にでも起こり得ることです。
現地の日本人と交流すること自体は悪いことではありませんが、せっかく時間とお金をかけて留学するのですから、現地でしか得られない経験を大切にする意識は持っておきたいところです。
留学を成功させるために大事な2つの準備



じゃあ、留学前には何を準備しておけばいいの?



大きく分けると2つです。「英語の基礎作り」と「明確な目標を持つこと」ですね。
基礎作りとしては、渡航前に単語帳と文法書をそれぞれ1冊決めて、音声付きの教材であれば発音も一緒に確認しながら、最低でも2〜3周は繰り返しておくことをおすすめします。
「話す」練習としては、渡航直前の1ヶ月だけでもオンライン英会話を利用しておくと、実際に人と話す感覚に慣れた状態で留学生活をスタートできます。
もう一つの準備が、留学の目的を数値や具体的な行動でイメージできる形にしておくことです。
例えば、次のような目標です。
- 帰国後にTOEICで◯◯点を取る
- 仕事で英語を使えるレベルの語彙力を身につける
- ネイティブスピーカーと物怖じせずに話せるようになる
できるだけ具体的で、未来の自分がイメージできる目標のほうが、留学中のモチベーション維持につながりやすくなります。



「基礎作り」と「目標設定」、この2つを渡航前に済ませておくだけで、留学の成果は大きく変わってきます。
「まず現地で慣れる」という考え方の落とし穴



準備なしでも、現地で少しずつ慣れていけばいいんじゃないの?



その考え方自体は間違いではありませんが、準備なしだと「慣れる」までの期間が想像以上に長くかかってしまいます。
留学期間は多くの場合、数ヶ月から1年程度と限られています。
現地で基礎から英語を覚えようとすると、単語や文法の習得だけで貴重な期間の大半を使ってしまいかねません。
渡航前に基礎を済ませておけば、現地ではその基礎を使って実際に話す・聞くという実践練習に、限られた時間を集中して使うことができます。
「日本にいる間の準備期間」も、留学期間の一部だと捉えておくと、限られた滞在期間を最大限に活かせます。
まとめ:留学は「行けば何とかなる」ものではない
英語力ゼロのまま留学してしまうと、早い段階でくじけやすいこと。
そして、英語ができなくても生きていける生活環境があること。
この2つの要因が重なって、「留学したのに満足に英語が話せない」という結果につながりやすくなっています。
逆に言えば、この2つさえ押さえておけば、留学の成果は大きく変わってきます。
「留学すれば何とかなる」ではなく、「留学で何とかするための土台を先に作る」という意識に変えるだけで、限られた留学期間の使い方はまったく違うものになります。
- 基礎がないまま留学すると、壁にぶつかったとき挫折しやすい
- 日本人が多い都市では日本語だけでも生活できてしまう
- 渡航前に単語帳・文法書を1冊ずつ2〜3周仕上げておく
- 数値や行動で表せる明確な目標を持って渡航する
留学の目的は、環境を変えることではなく言語を習得することのはずです。
基礎作りと目標設定さえ済ませておけば、留学はぐっと実りの多いものになります。
これから留学を考えている方は、渡航前の準備期間をぜひ大切にしてください。
「行く前にどれだけ準備できたか」が、帰国後の英語力を大きく左右すると言っても過言ではありません。
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