ビジネスメールの結びはKind regards,で決まりだとしても、友人や家族へのカジュアルなメールで同じ結びを使うのは、なんだか他人行儀な気がしませんか。
実は結びの言葉には、フォーマルからカジュアルまで「温度感」があり、相手との関係性に合わせて選ぶのがポイントです。
オットビジネスメールの結びは前に教えてもらったけど、友達に送るメールで同じ結びを使うのも変だよね?



そうなんです。結びの言葉にはフォーマルさの度合い、いわば「温度感」があって、相手との距離感に合わせて選ぶのがコツなんですよ。
- 結びの言葉のフォーマル度合い(温度感)の目安
Best・Thanks・Sincerely・Loveそれぞれのニュアンスの違い- 友人・家族へのカジュアルな結びのバリエーション
取引先など、かしこまった相手に送るビジネスメール全体の型については、別記事「ビジネス英語メールの書き方とすぐ使える定型フレーズまとめ」で詳しく解説しています。
結びの言葉は「フォーマル度」で使い分ける



結びの言葉って、種類が多くてどれを選べばいいのか分からなくなる。



かしこまっている順に並べてイメージすると、選びやすくなりますよ。
結びの言葉は、大まかに「かしこまっている(フォーマル)」から「打ち解けている(カジュアル)」まで、ひと続きの温度感の中に並んでいます。
フォーマル寄りから順に並べると、Sincerely, → Best Regards, → Best, → Thanks, → Love,というイメージです。
相手が取引先か、顔見知りの同僚か、家族や親しい友人かによって、この温度感の中から選ぶ結びが変わってきます。
Best / Best Regardsは万能に使える定番
Best,は、取引先・提携企業・友人など、幅広い相手に使える汎用性の高い結びです。
Best Regards,になると、Best,よりもう少しかしこまった印象になります。
迷ったらとりあえずBest,を選んでおけば、目上の相手にも親しい相手にも大きく外れることはありません。
Thanksは「よろしくお願いします」くらいの軽さ



Thanksって、お礼のメールのときだけ使うものだと思ってた。



実はThanksは結びの言葉としても使えて、日本語の「よろしくお願いします」くらいの軽さで使われるんです。
「ミーティングは10時に変更になりました」「添付ファイルを確認しておいてください」のように、相手に何かアクションや理解を求めるメールの結びにはThanks,がよく合います。
お礼というより「よろしくお願いします」に近い、軽い結びとして使われている点がポイントです。
親しい同僚とのやり取りなら、Best,よりThanks,のほうが自然に感じられる場面も多いはずです。
Sincerelyは気持ちを込めたい・かしこまりたいときに
Sincerely,は、カスタマーサポートでの謝罪や、丁寧にお願いしていて誠意を見せたいときなど、気持ちをしっかり込めたい場面で使う結びです。
初めての相手への正式な問い合わせや、求人応募のメールなど、かしこまった印象を優先したいシーンにも向いています。
一方で、毎日やり取りしている親しい同僚に対して使うと、少し他人行儀に響くこともあります。
初めての相手に送るメール全体の型と結びの例文は、初めての英語ビジネスメール、型と例文まとめでも詳しく紹介しています。
Loveは恋人限定じゃない、家族・親しい友人同士の結び



Loveって、恋人へのメールにしか使わないイメージだった。



日本語の「愛してる」のイメージだとそう思いますよね。でも英語では、もっと広い関係性で使われるんです。
Love,は、お互いを思いやるような関係の友人同士や、家族間のメール・メッセージでもよく使われる結びです。
恋愛感情の有無にかかわらず、気心の知れた相手への親しみを込めた結びとして使われている、という点を押さえておきましょう。
ただし、ビジネスの相手にはどれだけ関係が良好でもLove,は使いません。この一点だけは、覚えておいてください。
友人・家族へのカジュアルな結びのバリエーション
今回紹介した5つ以外にも、親しい相手に送るメールや手紙では、もっと自由な結びを使うこともできます。
Warmly,(温かい気持ちを込めて)Talk soon,(また近いうちに話そうね)Take care,(体に気をつけてね)xoxo(ハグとキスを意味する、ごく親しい相手向けの略記)
いずれも、初対面や取引先など、よく知らない相手に使うと不自然になりやすい表現です。
あくまで、気心の知れた友人や家族とのやり取りに限定して使うようにしましょう。
結びの言葉についてよくある質問



最後に、細かいところも聞いておきたいな。



はい、よく聞かれる質問をまとめますね。
結びの言葉を書かないと失礼になりますか?
結びの言葉がなくても、大きな失礼にはあたりません。
ただし、一言添えるだけで丁寧な印象になるため、特にかしこまった相手には書いておいたほうが無難です。
同じ相手に毎回違う結びを使ってもいいですか?
問題ありません。むしろ、メールの内容やトーンに合わせて結びを使い分けるほうが自然です。
お願いごとのメールならThanks,、正式な依頼や謝罪ならSincerely,というように、本文の内容に結びを合わせてみてください。
やり取りが続いている相手への返信でも結びは必要ですか?
何度もやり取りしている相手への短い返信では、結びを省略することもよくあります。
それでも一言添えておくと、事務的になりすぎず、丁寧な印象を保ちやすくなります。
まとめ:結びの言葉は相手との距離感で選ぶ
英語の結びの言葉には、日本語の「敬具」のような一択の正解はなく、相手との関係性に応じたフォーマル度の幅があります。
迷ったときは、相手が取引先なのか、親しい同僚なのか、友人や家族なのかを思い浮かべてから、温度感に合う結びを選んでみてください。
- 結びの言葉には
SincerelyからLoveまで温度感の幅がある Bestはどんな相手にも使いやすい万能な結びThanksは「よろしくお願いします」に近い軽さで使うSincerelyは気持ちを込めたい・かしこまりたい場面向けLoveは恋人限定ではなく親しい友人・家族にも使うが、ビジネスには使わない
結びの一言は小さな部分ですが、相手との距離感を正しく表せると、メール全体の印象がぐっと自然になります。
次にメールを送るときは、相手との関係性を思い浮かべながら、今日紹介した結びを当てはめてみてください。
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