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英語でうるう年をleap yearと呼ぶ理由|有力とされる語源説を解説

4年に一度めぐってくるうるう年、英語でleap yearと言うことは知っていても、なぜ「跳ぶ(leap)」という単語が使われているのか、説明できますか。

実は「うるう年がなぜ存在するのか」と「なぜleap yearと呼ぶのか」は、別々の問いです。

オット

うるう年がleap yearなのは知ってるけど、なんで「跳ぶ」なんて言葉が出てくるの?

エリカ

日本語の「うるう年」からは想像しにくい発想なんです。順番に整理して説明しますね。

この記事でわかること
  • うるう年がそもそも必要な理由
  • “leap year”という呼び方の由来として有力とされている説
  • 英語でうるう年について話すときに使える表現
目次

うるう年はなぜ必要なのか

オット

そもそも、なんで4年に1回2月が29日まであるの?

エリカ

地球が太陽の周りを1周する時間が、実はきっちり365日ではないからなんです。

地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は、およそ365日と6時間弱です。

カレンダー上の1年は365日で運用されているため、この端数の時間が1年ごとに少しずつ積み重なっていきます。

この端数を4年間放置せずに調整する仕組みが、うるう年です。4年に1回、2月に1日を足すことで、カレンダーの1年と地球の公転周期のズレをリセットしています。

このズレを調整しないままでいると、何百年という単位で暦と実際の季節が少しずつずれていってしまいます。

100年に3回、うるう年にならない年がある

オット

4年に1回なら、西暦が4で割り切れる年は全部うるう年ってことだよね?

エリカ

実は、そこにも例外があるんです。

現在使われているグレゴリオ暦では、西暦が4で割り切れる年は基本的にうるう年です。

ただし、西暦が100で割り切れる年は、原則としてうるう年になりません。1900年はうるう年ではありませんでした。

さらに、その中でも400で割り切れる年だけは、例外としてうるう年に戻ります。2000年は100で割り切れますが400でも割り切れるため、うるう年でした。

4年に1回のズレ調整だけでは微調整しきれない、ごくわずかな端数をさらに補正するために、この100年・400年のルールが設けられています。

なぜ”leap”と呼ぶのか?有力とされている語源説

オット

うるう年が必要な理由はわかったけど、それとleap(跳ぶ)って言葉、どうつながるの?

エリカ

実はこの語源、完全に確定しているわけではなく諸説あるんです。ただ、その中でも有力とされている説がありますよ。

英語の語源辞典サイトEtymonlineによると、”leap year”は「固定された日付の曜日が、1年ごとに1日だけ進む代わりに、うるう年をまたぐと2日分進んで週の中の1日を『飛び越える(leap)』ことに由来する、と考えられている」と説明されています。

普通の年(365日)は52週と1日で構成されているため、ある固定の日付は、翌年になると曜日が1つだけ後ろにずれます。

例えば、今年の誕生日が火曜日だったとすると、来年の同じ日付は水曜日になる、という具合です。

ところが、うるう年(366日)は52週と2日で構成されるため、うるう年をまたいだ翌年は、曜日が2つ分進みます。

火曜日だった日付が、通常なら水曜日になるはずのところを、木曜日まで一気に進む。この「本来の1日を飛び越える」動きが”leap”(跳ぶ)と呼ばれる理由だと考えられているのです。

英語で”leap year”という単語が使われ始めたのは中英語の時代までさかのぼり、1387年より前の文献にすでに記録が残っています。

ちなみに、同じうるう年でも呼び方は言語によって様々です。ドイツ語では”Schaltjahr”(挿入された年)、オランダ語では”schrikkeljaar”(跳びはねる年)と呼ばれており、英語圏だけが「跳ぶ」という発想をしているわけではありません。

英語でうるう年について話すときに使える表現

オット

由来はわかったけど、実際に会話ではどう使うの?

エリカ

雑談のネタとして使いやすいフレーズをいくつか紹介しますね。

うるう年の会話で使える表現
  • This year is a leap year.(今年はうるう年です)
  • Do you know why we have a leap year?(なんでうるう年があるか知ってる?)
  • February has 29 days this year.(今年の2月は29日まであります)
  • A leap year comes around every four years.(うるう年は4年ごとにやってきます)

関連する単語として”leap second”(うるう秒)という表現もあります。

こちらは地球の自転のわずかなズレを調整するために時刻へ加えられる1秒のことで、うるう年(公転のズレの調整)とは別の仕組みです。単語として知っておくと、時事的な話題でも役立ちます。

まとめ:うるう年の由来は「必要な理由」と「呼び方の由来」を分けて理解する

うるう年が存在するのは、地球の公転周期と365日のカレンダーの間に生じるズレを調整するためです。

そして”leap year”という呼び方は、うるう年をまたぐと固定された日付の曜日が1日分「飛び越える」ことに由来する、というのが現時点で有力とされている説です。

この記事の要点
  • うるう年は地球の公転周期と365日のズレを調整する仕組み
  • “leap”の由来は、うるう年を挟むと曜日が1日「跳ぶ」ことにあるとする説が有力
  • 語源には諸説あり、完全に確定しているわけではない
  • ドイツ語・オランダ語では「跳ぶ」以外の発想でうるう年を呼んでいる
  • “leap second”(うるう秒)は公転ではなく自転のズレを調整する別の仕組み

数字の由来や語源は、知っているだけで会話の引き出しが1つ増える面白いトピックです。

次にうるう年が話題になったときは、ぜひこの由来を話のネタにしてみてください。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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