接続詞のasは中学校でも習う単語ですが、意味が5つもあるため「結局どう訳せばいいのか分からない」という声をよく聞きます。
暗記だけで整理しようとすると混乱しやすいのですが、実際の英文の中で出会うと、意外とすんなり頭に入ります。
今回は、ドイツ出身のDJ・プロデューサーROBIN SCHULZ(ロビン・シュルツ)の楽曲『Sun Goes Down』の歌詞を入り口に、asの5つの意味を整理します。
オットasって意味多すぎて、正直どれがどれだか分からなくなるんだよな。



5つとも「2つの出来事の関係」を表しているという共通点があるんです。歌詞の例文と一緒に見ていきましょう。
- 『Sun Goes Down』を歌うアーティストの情報
- 接続詞
asが持つ5つの意味と例文 - 洋楽を使った文法学習のコツ
『Sun Goes Down』はどんな曲?



この曲、誰が歌ってるの?



ドイツのDJ、ROBIN SCHULZさんの楽曲で、ボーカルは当時13歳だったイギリスのシンガーJasmine Thompsonさんです。
『Sun Goes Down』は、ROBIN SCHULZさんが2014年9月にリリースしたアルバム『Prayer』に収録されている楽曲です。
シングルとしては2014年10月にドイツでデジタル配信され、ドイツのシングルチャートで最高2位を記録しました。
2015年のCONCACAFゴールドカップ(北中米カリブ海サッカー選手権)のテーマソングに起用されたこともある曲です。
ROBIN SCHULZさんは、フランスのLilly Wood and the Prickの楽曲『Prayer in C』を2014年にリミックスしたことで世界的なブレイクを果たしたDJです。アルバム名『Prayer』も、この出世作にちなんで名付けられています。
翌2015年には、Francesco Yatesさんをフィーチャーした『Sugar』も世界的なヒットとなり、複数の国でプラチナ認定を受けています。
接続詞asの5つの意味



じゃあ実際、5つの意味を整理してほしい。



はい。「時」「原因」「様態」「比例」「比較」の5つです。1つずつ見ていきますね。
1. 時を表すas/〜するときに
『Sun Goes Down』のサビには、次のようなフレーズが登場します。
As the sun goes down(太陽が沈んでいくときに)
時を表す接続詞にはwhenもありますが、asを使うと「2つの出来事がほぼ同時に進行している」というニュアンスが加わります。
「太陽が沈んでいく」のと「その様子を眺めている」ことが同時に進んでいる場面なので、この曲のタイトルにもasがぴったりというわけです。
whileも同時進行を表せますが、whileはある程度の長さのある動作、asは一瞬の変化にも使えるという違いがあります。
2. 原因を表すas/〜なので
becauseと似た意味で使われますが、asは基本的に文頭に置くのが自然です。
As it was raining, we stayed home.(雨が降っていたので、私たちは家にいた)
becauseが「原因」をはっきり強調するのに対して、asは聞き手がすでに知っている情報を軽く添えるような場面で使われることが多い接続詞です。
3. 様態を表すas/〜するように
何かのやり方や状態をそのままなぞるようなときに使うasです。
Please do as I say.(私が言うとおりにしてください)
教科書によく出てくるas you know(ご存知の通り)も、この様態のasの応用形です。
4. 比例を表すas/〜するにつれて
片方の変化に合わせて、もう片方も変化していく関係を表します。
As we grow older, our memory becomes weaker.(年を取るにつれて、記憶力は弱くなる)
「時を表すas」との違いは、単に同時進行しているだけでなく、2つの変化が連動している点です。
5. 比較を表すas/〜するのと同じくらい
as tall asやas fast asのように、中学英語でおなじみの形に使われているasです。
He is as rich as I am.(彼は私と同じくらいお金持ちだ)
文法的にはas I amのように動詞まで置くのが正式な形ですが、会話ではas meと省略した形もよく使われます。
She sings as beautifully as a professional.(彼女はプロと同じくらい美しく歌う)のように、形容詞だけでなく副詞をはさむ形もよく使われます。
asとlikeを混同しないよう注意
asとlikeはどちらも「〜のように」と訳せるため、混同しやすい単語です。
後ろにSV(主語+動詞)の文が続くときはas、名詞だけが続くときはlikeを使うのが基本のルールです。
Do as I do.(私がするようにしなさい)は後ろが文なのでas、He swims like a fish.(彼は魚のように泳ぐ)は後ろが名詞なのでlikeという使い分けになります。
洋楽を使った文法学習のコツ
歌詞カードをいきなり見るのではなく、まず1回はメロディだけを楽しみながら聞いてみましょう。
次に歌詞を見ながら、知っている文法項目がどこに使われているかを探してみると、教科書で覚えた知識が「実際に使われている」実感が持てます。
気に入ったフレーズが見つかったら、そのフレーズだけを繰り返し口ずさんでみてください。メロディと一緒に覚えた文法は記憶に残りやすくなります。
1曲の中に同じ文法項目が複数回出てくることも多いので、サビだけでも繰り返し聞き込むと、その用法が自然と定着していきます。
まとめ
接続詞asは意味が多く見えますが、どれも「2つの出来事の関係」を表しているという共通点があります。
asには時・原因・様態・比例・比較の5つの意味がある- 『Sun Goes Down』の
As the sun goes downは「時」を表す用法 - 好きな曲の歌詞から文法項目を探すと、知識が実感として定着しやすい
好きな曲が1曲あれば、そこから文法を芋づる式に覚えていくことができます。
ぜひ『Sun Goes Down』を聞きながら、5つのasを意識して歌詞を追いかけてみてください。
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