「英検を受けたいけれど、スピーキングって何級からあるの?」「面接なしで取れる級はどこまで?」
英検の級選びで、まず気になるのがスピーキング試験の存在ですよね。
この記事では、英検1級を保持する現役英語コーチの私が、スピーキング試験が何級からあるのか、そして各級のレベルを公式情報と体験談で解説します。
オット3級から面接があるって聞いたことがあるけど、本当?4級や5級は話さなくていいの?



合否に関わる面接(二次試験)は3級からです。ただ、4級・5級にも合否に関係しないスピーキングテストがあるんですよ。順番に説明しますね。
- スピーキング試験(面接)が何級からあるか
- 8つの級それぞれのレベルの目安(公式)
- 英検1級の二次試験を受けた体験談
- 英検は何級から難しくなるか
英検のスピーキング試験は何級から?



「二次試験」と「スピーキングテスト」って、別物なの?



別物です。合否に関わる面接が「二次試験」、4級・5級向けの合否に関わらないものが「スピーキングテスト」と呼ばれています。
面接形式の二次試験は3級から1級まで
3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級の6つの級には、一次試験の後に面接形式の二次試験があります。
二次試験にも合格して、はじめてその級の取得となります。
公式サイトには「3級からライティング試験および面接試験が加わり、書く力・話す力が的確に測定されます」と明記されています(出典:英検公式「3級の過去問・試験内容」)。
4級・5級のスピーキングテストは合否に影響しない
4級・5級には、受験申込者全員が受けられるスピーキングテストがあります。
パソコンやスマートフォンから専用の受験サイト(アプリもあります)にアクセスして受験する形式です。
ここが大事な点で、4級・5級の合否はリーディングとリスニングの一次試験だけで決まります。
スピーキングテストには独自の合否がつきますが、級の認定には影響しません(出典:英検公式「4級・5級スピーキングテストのご紹介」)。



不合格でも級には響かないので、話す練習の場としてぜひ受けてほしいテストです。私の受講生にも「まず声に出す経験」として勧めています。
2025年度からは「準2級プラス」も加わった
2025年度から、準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されました。
レベルの目安は高校上級程度で、こちらにも約7分の面接形式の二次試験があります(出典:英検公式「準2級プラスの過去問・試験内容」)。
英検8つの級のレベル一覧



級が8つもあると、自分がどれを受ければいいのか分からなくなりそうだな…。



公式のレベルの目安を一覧にしました。今の学年や学習歴に近いところから選んでみてください。
| 級 | レベルの目安(公式) | スピーキング |
|---|---|---|
| 5級 | 中学初級程度 | スピーキングテスト(合否に影響なし) |
| 4級 | 中学中級程度 | スピーキングテスト(合否に影響なし) |
| 3級 | 中学卒業程度 | 二次試験(面接) |
| 準2級 | 高校中級程度 | 二次試験(面接) |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 二次試験(面接) |
| 2級 | 高校卒業程度 | 二次試験(面接) |
| 準1級 | 大学中級程度 | 二次試験(面接) |
| 1級 | 大学上級程度 | 二次試験(面接) |
レベルの目安は英検公式サイトの記載に基づいています(出典:英検公式「試験内容・過去問」)。
5級〜3級:基礎を固める級
5級・4級は、一次試験がリーディングとリスニングのみで、中学の英語の基礎を確認できる級です。
3級からは一次試験にライティングが、そして二次試験に面接が加わります。
「読む・聞く」の対策だけでは通らなくなるので、3級は最初の節目といえます。
準2級〜2級:入試での活用が広がる級
準2級から2級にかけては、高校範囲の英語力が問われる級です。
英検公式サイトには入試活用・単位認定の検索ページがあり、この帯の級から進学で使う人が増えます。
2025年度からは、準2級と2級の間をつなぐ級として準2級プラスも選べるようになっています。
準1級・1級:大学レベルの級
準1級は大学中級程度、1級は大学上級程度が目安とされています。
面接も、身近な話題への応答から、社会的なテーマについて意見を述べる形へと変わっていきます。
各級の過去問は公式サイトで無料公開されています。受ける級を決めたら、まず一度解いてみてください。
- 1級の過去問・試験内容(公式)
- 準1級の過去問・試験内容(公式)
- 2級の過去問・試験内容(公式)
- 準2級プラスの過去問・試験内容(公式)
- 準2級の過去問・試験内容(公式)
- 3級の過去問・試験内容(公式)
- 4級の過去問・試験内容(公式)
- 5級の過去問・試験内容(公式)
英検1級のレベルとすごさ|1級保持者の体験談



エリカは1級を持ってるんだよね。やっぱり1級だけ別格なの?



別格でした。英語力だけでは受からない試験だと、受けてみて痛感しました。
私が受けた1級二次試験のスピーチ
1級の二次試験はスピーチと質疑応答が中心の面接です。
私が受験したとき、選んだスピーチのテーマは「重大犯罪を犯した未成年は実名報道されるべきか」でした。
日本語でも意見が割れる問いに、その場で立場を決め、理由を添えて英語で話します。
スピーチの後には面接官からの質問が続くので、暗記した英文の再生では乗り切れません。
英語力に加えて「知識と意見」が問われる
1級では、英字新聞や論説で見かけるレベルの単語が語彙問題に並びます。
私は対策期間中、日本語のニュースにも意識的に触れて、社会問題への自分の考えをまとめる練習をしていました。
英語そのものに加えて、教養と意見の準備が必要になる。ここが1級の「すごさ」の正体だと私は思っています。
- 語彙問題対策として単語学習の量を大幅に増やす
- 日本語でもニュースを見て社会問題への意見をまとめる
- スピーチを想定して「立場+理由2つ」で話す練習をする
英検は何級から難しくなる?



正直なところ、何級から急に難しくなるものなの?



私の体感では、壁は2つあります。準2級と1級です。
1つ目の壁は準2級
準2級からは高校範囲の文法が本格的に入り、3級までの「基礎の確認」から性質が変わります。
中学英語に穴があるとここで一気に苦しくなるので、3級までの内容を固めてから挑むのがおすすめです。
2つ目の壁は1級
私自身、準1級と1級の差の大きさには驚きました。
語彙・読解・面接のすべてで、試験対策の枠を超えた積み上げが求められる感覚です。
だからこそ、1級は英語学習者の長期目標として挑む価値のある級だと思います。
まとめ
英検のスピーキングは、合否に関わる面接としては3級から、合否に関わらないテストとしては5級・4級にも用意されています。
どの級でも「話す」に触れられるのが、今の英検の良いところです。
- 合否に関わる面接(二次試験)は3級から1級まで
- 4級・5級のスピーキングテストは級の合否に影響しない
- 2025年度から準2級プラスが新設され全8級になった
- 1級は英語力に加えて知識と意見が問われる
- 体感の壁は準2級と1級の2つ
試験の形式や日程は変わることがあるので、申し込み前に必ず英検公式サイトで最新情報を確認してください。
今の自分に合った級から、一歩ずつ積み上げていきましょう。
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