英検は、子供が受けるものだから大人が受けると恥ずかしいというのは、はっきりいうと思い込み!
むしろ、英検受験は大人にもかなりおすすめです。
英検は日本国内で高い評価を受けており、スピーキングやライティングを含む実用的な英語力を証明することができるからです。
また、英検の受験結果は進学、就職や転職活動にも役に立ちます。
特に英検準1級と1級受験者は大人も多数!もちろんその下の級でも恥ずかしがることはなにもないですよ!
英検受験で大人が「恥ずかしい」のはなぜ?
年齢的なプレッシャー
大人が英検を受けると、周りの人々が「もう大人なのに英検を受けるの?」と声をかけてくることも。
どうしても英検=小中学生が受けるものというイメージの人がいるんですよね。
さらに今更受けてどうするの?など、やる気を折ってしまうような言葉を聞くとどんどんプレッシャーを感じてしまいます。
しかし英検は年齢に関係なく、英語力を客観的に評価するための資格。
年齢に関わらず誰でも受験することができますし、自分の英語レベルにあった級を受ければいいので、年齢的なプレッシャーを気にする必要はありません。
他人との比較による恥ずかしさ
大人が英検を受ける場合、周りの人と比べて自分の英語力に自信がないという不安が生じることがあります。
例えば、英検を受けた友人や同僚が自分より上の級を合格していたら、自分が受ける話は恥ずかしいししたくないな・・・と思ってしまうかもしれません。
私も親友と同じ級を受けたときに、自分だけ落ちてしまって恥ずかしくなり、英検の話を一時期しないようにしていました。
自分の英語力が人比べて劣っていると感じることがあります。
そして受験することで自分の英語力の低さがばれてしまうのでは?と恥ずかしさを感じるのです。
自身の英語力への不安
多くの大人は、学生時代に英語を学んだ経験がありますが、長い間使っていなかったり、忘れてしまったりしていることがあります。
そのため、英検の受験に自信を持てず、恥ずかしいと感じるのです。
特に2次試験になると、スピーキングなので自分の英語力に自信が持てないと恥ずかしくなって余計に実力を発揮できなくなります。
しかし実際には、英検は自分の現在の英語力を客観的に測る機会。
受験することで、自分の実力を把握し、苦手な部分だけでなく得意な部分も見つけることができます。
また、英検受験は自己成長の一環にもなります。
自分の不安な部分に向き合い、努力を重ねて成果を出すことは、自信や充実感を得ることにつながります。
まさに努力を重ねることでしか克服できないことってあると思いますが、自信のなさはその一つだと思います。
不安をかき消すためには一生懸命勉強すること、そうすることで試験日にこれだけやったんだから大丈夫!と胸を張って会場に入ることができます。
英検受験が大人におすすめな理由
英語力4技能を測ることができる
英検は中学初級程度の5級、中学中級程度の4級には、録音形式のスピーキングテストがあります。
3級~1級までは面接官との面接が行われます。
TOEICではリスニング&リーディング、スピーキング&ライティングと2つに分かれているのですが、英検はスピーキングがかならず試験に入っているのが特徴。
英語を単に読める解けるだけでなく、自分の言葉で話せるという試験内容に向けて学習することになるので、英語力のバランスも良くなります。
ライティングが加わるのは2級以降。
準1級からはエッセイ形式の実践的な英作文問題が出題されるので、自分の意見をまとめる力も付けられます。
就職活動や大学受験などに役立つ
英検では準2級以上から大学入試での活用が可能。
級が上がるにつれて、公務員試験での加算や通訳案内士試験の筆記試験免除など、就職活動にも役に立つメリットもあります。
1級 | 通訳案内士試験の筆記試験免除 公務員試験での加算 大学単位認定 大学入試での活用 留学認定級 |
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準1級 | 公務員試験での加算 大学単位認定 大学入試での活用 留学認定級 |
2級 | 大学単位認定 大学入試での活用 留学認定級 |
準2級 | 大学入試での活用 留学認定級 |
単なる資格かと思ってたけどいろいろなところで認定されるんだね!
英検資格の社会的な価値
英検資格は、日本国内はもちろん、海外でも認知度高めていて、英検資格で留学の英語証明を行うこともできます。
アメリカの一部4年生公立・私立大学でも英検が認定されます。
そのほかにも、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド・チェコ共和国に認定校があり幅広く資格を使えます。
就職活動という観点からいうと英検2級から履歴書に書くのがおすすめ。
英検2級は高校卒業程度で、大学での単位認定にも使われているからです。
TOEICの点数を書く人も多いと思いますし、TOEICも社会的にかなり価値があります。
ただ英検1級は990点の人でも難しいといわれる難関資格。
スピーキングやライティングなど総合的な英語力を測れることを考えると、英検には社会的にかなり高い価値があるといえますね。
英検受験を成功させるためのアドバイス
大人が英検を受けるのは恥ずかしいという思い込みを捨てる
英検を受けることは全然恥ずかしいことじゃない!こういうかんじ?
そう!英語学習はだれでも最初は初級者。全然恥ずかしいなんてことないんです
恥ずかしいと思う気持ちは、英語学習の妨げになります。
これは吉田兼好のかいた「徒然草」の一部を現代語訳したものです。
これから芸事を身に着けようとする人はとかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例えはひとつもない。
まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。
そのまま練習し続けていれば、そういう態度をバカにしていた人たちを遥かに超えて、達人になっていく。 人間的にも成長するし、周囲からの尊敬も得られる。
今は「天下に並ぶ者なし」と言われている人でも、最初は笑われ、けなされ、屈辱を味わった。それでもその人が正しく学び、その道を一歩一歩進み続けてきたおかげで、多くの人がその教えを授かることができるようになった。
どんな世界でも同じである。
グレイプより引用
ここまで恥をかくことはないと思いますが、スピーキングの練習をしていて恥ずかしいなぁと思っても大丈夫。
私も、また間違えたなとか失敗して恥ずかしい思いをしたことたくさんあります。
でも今は自信をもって英語を話せますし、間違いだったみんなにあることなのであまり気にしなくなりました。
本当にどんな世界でも同じで、とりあえずやってみて頑張ってみましょう!
効率的な学習方法で勉強を進める
英検に合格するための効率的な勉強方法のポイントは
①必ず覚えるときに声に出すようにする
②毎日少しずつ学習を進める
③英検の過去問をしっかりと解く
まず、効率的な学習方法の一つは、声に出して自分で発音をしてみることです。
英検にはスピーキングの試験があるというのもその理由ですが、リスニングの試験もあるので、音を知る必要があります。
最初はなんていってるのかな?と思うかもしれませんが、何度も繰り替えし聞いて発音しているとだんだん音が聞こえるようになってきます。
また毎日少しずつ進めるというのも重要!
まとめて週1回だけの学習だとすぐに勉強したことを忘れてしまって、実は効率が悪くなります。
机に向かう時間を確実に作って、さらに隙間時間でも学習を進められるように単語帳やアプリ、ノートなども活用してみてください。
モチベーション維持のために目標をたてて周りに宣言
まず、自分がなぜ英検受験をするのかを明確にすることがモチベーション維持に大切です。
目標を持つことで、具体的な計画が生まれて、やる気も出てきます。
例えば、海外で働くために英語力を身につけたいという今後の目標でもいいですし、次の試験で2級に合格するでも構いません。
あとは目標を周囲に言いふらしましょう!
友人や家族に受験の目標や勉強の進み具合をいうことで、プレッシャーにもなりモチベーションを維持できます。
宣言してしまったらなかなか引くことはできないですからね
まとめ
英検2021年度実施分の志願者は合計で約410万人。
中高生が最も受験生の中で多く、300万人程度です。
次に多いのはその他(社会人)!約55万人が受験しています。
小学生や大学生の受験者数よりも多いんです。
英検は認知度も高く、4技能を確かめられるので資格としてもかなり優秀なのは間違いなし。
仲間もいるしやる気出てきた!
合格を目指して頑張りましょう!