英語が得意ではないのに、仕事で急に英語のプレゼンテーションを任されてしまった、という状況は誰にでも起こり得ます。
流暢に話せなくても、伝え方のコツを押さえるだけで、聞き手に届くプレゼンに近づけます。
オット今度、会社で急に英語でプレゼンすることになったんだけど、正直かなり不安なんだよね。



大丈夫です。英語力そのものより、話し方の型を知っているかどうかで伝わり方は大きく変わります。挨拶・構成・質疑応答の3つに分けてコツを紹介しますね。
- 第一印象を左右する挨拶で避けたいNGフレーズ
- 聞き手に伝わりやすいプレゼンの構成
- 質疑応答でピンチになったときに使えるフレーズ
第一印象を左右する挨拶のコツ



挨拶ってどう始めるのが正解なの?



日本人がやりがちな2つのNGパターンがあります。まずはそこから見ていきましょう。
Ladies and gentlemenは避けたほうがいい理由
日本人がプレゼンの冒頭で、Ladies and gentlemen, my name is Taro Yamada.(皆さん、私は山田太郎です)のように話し始めるのを聞くことがあります。
しかし、Ladies and gentlemenは非常にフォーマルな表現で、日常のビジネスプレゼンで使うネイティブスピーカーはほとんどいません。
使われるのは、授賞式や公式な晩餐会のような、特別に格式高い場面に限られます。
通常のプレゼンであれば、Good morning, everyone.やGood afternoon, everyone.のように、時間帯に合わせたシンプルな挨拶で始める方が自然です。
「英語が苦手です」と謝るのは逆効果
英語に自信のない方が、I am sorry. My English is poor.(すみません、私の英語はつたないです)と切り出す場面もよく見られます。
気持ちはとてもよくわかるのですが、英語圏のビジネスの場では、こうした自己卑下は「謙虚さ」ではなく「自信のなさ」として受け取られやすい表現です。
英語が苦手でも、堂々とした態度で話すほうが、聞き手に良い印象を与えられます。
この一言は言わないと決めておくだけでも、プレゼン全体の印象は変わってきます。
プレゼンの構成は「型」に沿ってシンプルに



話す内容の組み立て方にもコツがあるの?



独自性を出そうとするより、典型的な「型」に沿ったほうが伝わりやすくなりますよ。
典型的な三部構成で聞き手と話の流れを共有する
プレゼンの構成は、独自性を出そうとするより、典型的でわかりやすい型に沿ったほうが伝わりやすくなります。
基本の三部構成は、Introduction(導入)、Main topic(主題)、Conclusion(結論)です。
Introductionで概要や前提知識を伝え、Main topicで問題点や解決策といった具体的な内容を述べます。
特に重要なのがConclusionで、最も伝えたいメッセージを数行にまとめたスライドを用意しておくと、途中で言葉に詰まっても最後にきちんと着地できます。
スライドの見出しは1行でまとめる
「このスライドで何を話すか」が1行でまとめられた見出しをつけておくと、聞き手が内容を理解しやすくなります。
見出しである程度内容が共有されていれば、発音が多少崩れて聞き取りにくい単語があっても、聞き手の頭の中で自然に補われます。
一方で、話す内容をすべて文章にしてスライドに書き込んでしまうのは逆効果です。
重要なポイントがかえって伝わりにくくなり、聞き手を混乱させてしまいます。
話す内容は平易な単語と短い文に置き換える
プレゼンの原稿からは、発音が難しい単語と長い文をできるだけ削り、平易な単語と短い文に置き換えましょう。
無理に難しい表現を使う必要はありません。
どうしても使わなければならない専門用語がある場合は、オンライン辞書などで発音を確認し、繰り返し練習しておくと安心です。
スライドを切り替えるときは、Next, I would like to talk about our new product.(次は、新商品についてお話しします)のような決まった言い回しを使うと、話の流れがスムーズになります。
質疑応答を乗り切るための実践フレーズ



質問が聞き取れなかったときはどうすればいいの?



慌てず堂々と聞き返せば大丈夫です。使えるフレーズをいくつか紹介しますね。
最後の難関である質疑応答で、聞き取れなかったときに使えるフレーズを紹介します。
英語が苦手だからといって、質問をゆっくり繰り返してもらったり、平易な言葉に言い換えてもらったりすることは全く問題ありません。
質問が聞き取れなかったときのフレーズ
Sorry, I didn't catch your question. Could you repeat that?(すみません、質問が聞こえませんでした。もう一度言っていただけますか)
Sorry, I didn't understand your question. Could you repeat that more slowly?(すみません、質問がわかりませんでした。もう一度ゆっくりお願いできますか)
別の言葉で言い換えてほしいときのフレーズ
質問をそのまま繰り返すのではなく、別の言葉で言い換えてほしいときはrephrase(言い換える)を使います。
I don't understand your question. Could you rephrase that?(質問の意味がよくわかりません。別の言葉で言い換えていただけますか)
大人数の場で時間を使いすぎないためのフレーズ
聞き手が大勢いる場で、質問の意味がわからないまま時間だけが過ぎてしまうこともあります。
そのようなときの最終手段として、セッション後に直接話すことを提案するフレーズも覚えておくと安心です。
Sorry, I don't understand your question. Could we talk directly after this session?(すみません、質問が理解できません。この後、直接お話しできますか)



質疑応答は準備していない質問が来る場面なので、多少つっかえても大丈夫。聞き返すフレーズさえ知っていれば、パニックにならずに乗り切れますよ。
まとめ
ここまで紹介したポイントを整理します。
- 冒頭の挨拶はシンプルに。
Ladies and gentlemenや過度な謝罪は避ける - プレゼンはIntroduction・Main topic・Conclusionの三部構成でシンプルに組み立てる
- スライドの見出しは1行でまとめ、話す文章は平易な単語・短い文に置き換える
- 質疑応答では聞き返す・言い換えてもらうフレーズを事前に準備しておく
英語でのプレゼンは緊張するものですが、型とフレーズを知っているだけで気持ちの余裕が変わります。
次にプレゼンの機会があれば、この記事で紹介したフレーズをぜひ使ってみてください。
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