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『delicious』だけじゃない!食感・鮮度・風味で使い分ける英語の『美味しい』表現

美味しいものを食べたとき、頭の中では「外はサクッ、中はジューシーで最高!」と思っているのに、口から出るのはdelicious!だけ、ということはありませんか。

英語には食感・鮮度・風味を伝える便利な形容詞がたくさんあり、使い分けられると料理の感想がぐっと具体的になります。

オット

美味しいものを食べても、いつも「delicious」しか出てこないんだよね。

エリカ

それなら、食感・鮮度・風味の3つに分けて表現を覚えると、レパートリーが一気に増えますよ。

この記事でわかること
  • crispyとcrunchyなど、食感を伝える表現の違い
  • fresh・rich・mildなど、鮮度やこくを伝える表現
  • 肉や魚の質感を伝えるtender・firm・juicyの使い分け
  • savoryとumamiの違いなど、風味を伝える表現
目次

なぜ”delicious”だけでは物足りないのか

オット

「delicious」で伝わってるなら、それでもいい気がするんだけど。

エリカ

「美味しい」という結論は伝わりますが、何がどう美味しいのかという理由までは伝わらないんです。

deliciousや、よりカジュアルなtastyは、どちらも「美味しい」という総合評価を伝える便利な単語です。

ただし、これだけでは「食感が良いのか」「素材が新鮮なのか」「味付けが濃いのか」といった、美味しさの中身までは伝わりません。

ネイティブとの会話や食レポでは、食感・鮮度・風味を表す形容詞を一言添えるだけで、感想の解像度がぐっと上がります。

食感を伝える英語表現(crispy / crunchy / fluffy / chewy)

エリカ

まずは食感を伝える表現から見ていきましょう。特にcrispyとcrunchyは混同しやすいので要注意です。

オット

どっちも「パリパリ」みたいな意味かと思ってた。

crispy:薄くパリッとした軽い食感

crispyは、ポテトチップスやフライドチキンの衣のように、薄くて軽く、少ない力で「パリッ」と割れる食感を表します。

These fries are so crispy.(このフライドポテト、すごくパリッとしてるね)のように使います。

crunchy:厚みがあってしっかりした噛みごたえ

crunchyは、にんじんやナッツ、りんごのように厚みがあり、噛むのにしっかり力が要る食感を表します。

crispyより低く長く響く音が特徴で、I love how crunchy this celery is.(このセロリの歯ごたえ、たまらないね)のように使います。

fluffy:ふわふわとした軽い食感

fluffyはスポンジケーキやホイップクリームのようなふわふわの食感を表す単語です。

This sponge cake is so fluffy.(このスポンジケーキ、超ふわふわ)のように使い、お布団や枕などの柔らかさを表すときにも使えます。

chewy:もちもちとした弾力のある食感

chewyはお餅やグミ、パンの中身のように、噛むと弾力があり、しっかり噛みごたえのある食感を表します。

This bread has a nice chewy texture.(このパン、いいもちもち感だね)のように使われます。

食感表現まとめ
  • crispy=薄くパリッと(ポテトチップスなど)
  • crunchy=厚みがありしっかり(にんじん・ナッツなど)
  • fluffy=ふわふわ(スポンジケーキなど)
  • chewy=もちもち弾力がある(お餅・パンの中身など)

鮮度・こくを伝える英語表現(fresh / rich / mild)

オット

魚屋さんとかで「新鮮だね」って言いたいときはどうすればいいの?

エリカ

そういうときはfreshがぴったりです。他にもこくや味の濃さを表す単語がありますよ。

fresh:素材の新鮮さを伝える

freshは魚や果物など、素材の鮮度が良いことを伝える表現です。

This grapefruit is really fresh.(このグレープフルーツ、とても新鮮だね)のように使い、調理したての料理にはfreshly made(作りたて)という言い方もよく使われます。

rich:濃厚でこってりとした味わい

richはチョコレートケーキやこってりしたスープのように、味の濃さやコクを表す単語です。

This chocolate cake is so rich.(このチョコレートケーキ、濃厚だね)のように使い、こってり感をさらに強調したいときはcreamy(クリーミーな)と合わせて使うこともあります。

mild:まろやかで控えめな味わい

mildは日本語の「マイルド」とほぼ同じ意味で、味や香りが強すぎず、まろやかであることを表します。

This cheesecake is very mild.(このチーズケーキ、とてもまろやかだね)のように使います。

肉・魚の質感を伝える英語表現(tender / firm / juicy)

オット

お肉の焼き加減とかも、英語で細かく言えたらかっこいいよね。

エリカ

お肉やお魚の質感は、この3つの単語を覚えておくとほとんどカバーできますよ。

tender:柔らかく噛み切りやすい

tenderは、お肉が柔らかく、少ない力で噛み切れることを表す単語で、対義語は「硬い・筋っぽい」を意味するtoughです。

This steak is very tender.(このステーキ、とても柔らかいね)のように使います。

firm:身が締まってしっかりしている

firmは、お刺身などの身がしっかり締まっていて、噛むのに少し力が要る質感を表します。

This yellowtail sashimi is really firm.(このハマチの刺身、身がしっかり締まってるね)のように使い、硬いという意味のhardとは違い、ネガティブな響きにはなりません。

juicy:肉汁たっぷりでジューシー

juicyはカタカナの「ジューシー」とほぼ同じ意味で、肉汁や果汁がたっぷり含まれていることを表します。

This meat is really juicy.(このお肉、本当にジューシーだよ)のように使い、肉汁そのものは単にjuiceと呼びます。

肉・魚の質感表現まとめ
  • tender=柔らかく噛み切りやすい(対義語:tough)
  • firm=身が締まってしっかりしている
  • juicy=肉汁・果汁たっぷり

風味・香りを伝える英語表現(savory / flavor / aromatic)

オット

「うま味」って日本語、そのまま英語でも使われてるって聞いたことあるよ。

エリカ

そうなんです。実はumamisavoryは似ているようで、意味の範囲が違うんですよ。

savory:甘くない系の風味をまとめて表す言葉

savoryは、甘くない・塩気やうま味のある料理全般を指す幅広い言葉で、スイーツと対比して使われることが多い単語です。

一方umamiは日本語の「うま味」がそのまま英語圏の食の専門用語として定着したもので、甘味・酸味・塩味・苦味と並ぶ5番目の基本味という、より科学的で限定的な概念です。

つまりsavoryは「甘くない味わい全般」を指す大きなくくり、umamiはその中に含まれる特定の味覚、という関係になります。

flavor:風味・香りを表す万能な単語

flavorは「〜味」という意味に加えて、香りを含めた風味全体を指す単語としても使われます。

I like this strong vanilla flavor.(私はこの強いバニラの香りが好き)のように使い、単純な「匂い」を表すsmellとは使い分けます。

aromatic:香り高いことを伝える

aromaticはハーブやスパイス、コーヒーなどの豊かな香りを表す単語です。

This coffee smells so aromatic.(このコーヒー、すごく香り高いね)のように使います。

美味しさを伝える英語表現についてよくある質問

オット

最後に、気になっていたことを聞いてもいい?

エリカ

もちろんです。よく聞かれる質問をまとめますね。

tastyとdeliciousはどう使い分けますか?

deliciousはやや丁寧でフォーマルな響きがあり、レストランのレビューなどでもよく使われます。

tastyはより日常会話に近いカジュアルな表現で、友人との食事のときなどに気軽に使いやすい単語です。

1つの料理に複数の表現を組み合わせてもいいですか?

もちろん組み合わせて問題ありません。

This fried chicken is crispy outside and juicy inside.(このフライドチキン、外はパリッと中はジューシーだね)のように、食感と質感を1文でまとめて伝えることもよくあります。

これらの表現はカジュアルな会話でも使えますか?

この記事で紹介した表現は、いずれも日常会話からレストランでの感想まで幅広く使える一般的な形容詞です。

特別かしこまった言い回しではないので、友人との食事でも気軽に使ってみてください。

まとめ:食感・鮮度・風味の3方向で表現を増やそう

「美味しい」を伝える表現は、食感・鮮度やこく・風味という3つの方向に分けて覚えると、一気に語彙が広がります。

すべてを一度に覚えようとせず、今日食べたものの感想に当てはまる単語を1つずつ探してみるのがおすすめです。

本記事の要点
  • 食感:crispy・crunchy・fluffy・chewy
  • 鮮度・こく:fresh・rich・mild
  • 肉・魚の質感:tender・firm・juicy
  • 風味・香り:savory・flavor・aromatic(umamiは5番目の基本味を指す専門用語)

次に美味しいものを食べたときは、「delicious」の代わりにこれらの表現から1つ選んで伝えてみてください。

感想が具体的になるほど、会話の相手にも美味しさが伝わりやすくなります。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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