シチューのルーって、一体何語なのか気になったことはありませんか。
日本語に外来語があるように、英語にも外来語や借用語があり、実は「ルー」もそのひとつです。
オットシチューのルーって、英語でもそのまま”roux”って言うの?



実はもともとフランス料理からきている単語で、英語でも”roux”と書きます。今日はその意味と発音、他の言い方も紹介しますね。
- シチューのルーは英語でなんて言う?
- ルーの発音は?
- どんなものをルーと表現すればいいの?
- フランス語からきた他の英単語
シチューのルーの英語表現は?
シチューのルーは”roux”
シチューのルーは、英語でもroux、つまり「ルー」と言います。
発音は/ruː/で、カタカナにすると「ルー」に近い音になります。
Merriam-Webster辞典によると、rouxはフランス語のbeurre roux(焦がしバター)に由来する借用語です。
小麦粉と油分(バターなど)を1対1で混ぜて加熱したもののことを指します。
ホワイトソースを作るときに小麦粉とバターを最初に炒めますが、その段階のものがrouxと呼ばれています。
炒める時間で色と呼び方が変わる
rouxは炒める時間によって色が変わり、それぞれ呼び方も変わります。
white roux:数分だけ炒めた白いルー。ホワイトソースなどに使うblond roux:ゴールデンブラウンになるまで炒めたルーbrown roux/dark roux:じっくり炒めた茶色いルー。ガンボなどアメリカ南部のケイジャン料理でよく使われる
色が濃くなるほど香ばしい風味が増しますが、その分とろみをつける力は弱くなるとされています。
白いwhite rouxは、フランス料理の代表的なソースであるbéchamel(ベシャメルソース)のベースとしても使われます。
stew thickener
シチューのルーはstew thickener(シチューを濃くするもの)と説明的に言うこともできます。
ただしrouxと全く同じ意味というわけではありません。
シチューを濃くするための材料には、次のようなものがあります。
- 野菜ピューレを入れる
- でんぷん質の野菜(じゃがいもなど)を入れる
- 片栗粉を入れる
- ブールマニエ(小麦粉とバターを混ぜたもの)を入れる
- ルー(小麦粉とバターを加熱しながら混ぜたもの)を入れる
これらを総称してstew thickenerと呼ぶことができます。
日本でいう固形のシチュールーは、rouxというよりもstew thickenerと呼ぶ方がイメージに近いかもしれません。
gravy
アメリカにはgravy(グレービー)と呼ばれるソースがあります。
見た目はルーに似ていますが、こちらは肉汁や出汁などを加えて作るソースのことを指します。
アメリカではマッシュポテトやローストビーフに添えるソースとして出てくることが多い料理です。
soup base
直訳すると「スープの素」という意味のsoup baseという言い方もあります。
これは液体の鍋つゆやペーストなどを指すときによく使われる表現です。
rouxだと小麦粉とバターだけのものを指すので、日本のシチューやカレーのルーを説明するときはstew soup baseやcurry soup baseと言うと、ニュアンスがより伝わりやすくなります。
フランス語からきた英語の借用語



ルー以外にも、フランス語から英語になった単語ってあるの?



実はたくさんありますよ。いくつか紹介しますね。
Cafe:カフェ
英語ではcoffee shopとも言いますが、cafeと呼ばれることも多い単語です。
フランス語のcaféが語源で、もとをたどるとイタリア語のcaffe(コーヒー)に由来します。
Souvenir:お土産
souvenirはお土産という意味の単語です。
もとはフランス語で「思い出す、心によみがえる」という意味の単語で、確かによく見るとフランス語らしいつづりをしています。
Entrepreneur:起業家
entrepreneurは起業家・事業主という意味の単語です。



アントレプレナーの最初の部分、たしかに「アントレ」でフランス語っぽいね。



そうなんです。フランス語の”entreprendre”(引き受ける、着手する)が語源になっています。
Puree:ピューレ
pureeはピューレのことで、日本語でもそのまま「ピューレ」という言葉を使いますね。
フランス料理が世界的に有名なこともあり、料理関係の単語にはフランス語からの借用語が多く見られます。
まとめ:シチューのルーは英語で”roux”
シチューのルーは、フランス語由来の英単語rouxで表現できます。
ただしrouxの意味は小麦粉とバターを混ぜたものに限定されるので、日本語のルーのニュアンスを伝えたいときはstew thickenerやsoup baseを使う方がしっくりくる場合もあります。
- シチューのルーは英語でroux(発音は「ルー」)
- rouxはフランス語のbeurre roux(焦がしバター)が語源
- 日本のルーはstew thickener/soup baseと言う方が伝わりやすいことも
- cafe・souvenir・entrepreneur・pureeもフランス語からの借用語
借用語は英語のネイティブスピーカーにも通じないことがあるので、別の言い方も知っておくと安心です。
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