「寒い」を表す英単語は、cold以外にもたくさんあります。
ネイティブは寒さの種類や度合いによって単語を使い分けているので、知っているだけで表現の幅がぐっと広がります。
オット寒い時、いつも”It’s cold”としか言えないんだけど、他の言い方ってあるの?



たくさんありますよ。今日は冬の英会話で使える「寒さ」の表現をまとめて紹介しますね。
- “cold”の代わりに使える「肌寒い」レベルの表現
- 「凍てつくような」寒さを表す強い表現
- ニュアンスの違いに注意すべき紛らわしい表現
- 雪や霜など、冬の天気にまつわる英単語
「肌寒い」レベルの寒さを表す表現



真冬の凍えるような寒さじゃなくて、ちょっと肌寒いくらいの時ってどう言うの?



そういう時はchillyやnippyがぴったりです。
chilly・nippy・parky・wintryは、どれも「肌寒い」という感覚に近い、比較的インフォーマルな形容詞です。
晩秋から冬にかけての、凍えるほどではないけれど上着が欲しくなるくらいの気温で使われます。
It was a bit chilly this morning, so I put a coat on.(今朝は少し肌寒かったので、コートを着た)のように使います。
parkyはイギリス英語のインフォーマルな表現で、”Parky, isn’t it?”(肌寒いね)のように会話でよく使われます。
「冷やす」を意味する”chill”の関連表現
chillyのもとになっているchillは、冷蔵庫の「チルド室」のchillと同じ単語です。
chill outは「ゆっくりする、落ち着く」という意味で、休日に家で友人とくつろぐような場面で使われます。
take a chill pillは「落ち着いて」という意味の口語表現で、風邪薬とは関係がありません。
「凍てつくような」寒さを表す強い表現



じゃあ、本当に凍えるくらい寒い時はどう言えばいいの?



そこは表現の宝庫です。イメージで使い分けてみましょう。
frosty・icy・freezingは、霜や氷そのものをイメージさせる表現です。
a cold frosty morning(霜のおりた寒い朝)、It's freezing cold(凍てつくように寒い)のように使います。
bitter・piercing・biting・perishingは、寒さが肌を突き刺すような感覚を表す表現です。
「身を切るような」「骨まで凍るような」といったニュアンスで、真冬の厳しい寒さを話すときによく使われます。
glacialは「氷河のような」が語源で、比喩的に「極寒の」という意味で使われる表現です。
零度や氷点下の極寒の気温を表す時は、arctic(北極のような)やSiberian(シベリアのような)、そのままbelow zero(0度以下)といった表現も使われます。
cold waveやbig chillは「大寒波」、cold spellは「寒波」を表す表現です。
ニュアンスの違いに注意すべき表現



寒さの表現って、単純に「寒い=cold」だけじゃないんだね。



そうなんです。同じ「寒い」でも、快・不快のニュアンスが違う単語もあるんですよ。
rawは「寒くて湿度が高く、不快な」寒さを表す表現です。
反対にcrispは「寒いけれど乾燥していて心地よい」寒さを表し、晴れた冬の朝などプラスの印象で使われます。
frigidは「極端に寒い」という意味の硬い表現で、such a frigid environment(こんなに寒い環境で)のように使います。
bleakは「寒くて陰鬱な」という意味で、寒さそのものよりも荒涼とした雰囲気を表す時に使われます。In the bleak midwinter(陰鬱な真冬に)は、この単語を使った有名な表現です。
briskは「かなり寒い上に、風が強く吹いている」状態を表す表現です。
with the wind chill factor, I felt like it was minus zero(体感温度のせいで、氷点下みたいに感じた)のように、実際の気温より風のせいで寒く感じる時はwind chillという表現を使います。
雪や霜など、冬の天気にまつわる英単語



寒さそのものだけじゃなくて、雪とか霜の単語も知りたいな。



冬の天気を描写する単語もセットで覚えておくと、会話の幅がさらに広がりますよ。
frostは「霜」のことで、The first frost arrives in late autumn here.(ここでは晩秋に初霜がおります)のように使います。
そこから派生したfrostbiteは「しもやけ、凍傷」で、I got frostbite on my hands.(手がしもやけになった)のように使います。
flurryは風で舞う「にわか雪」、sleetは雨と雪が混ざった「みぞれ」を表します。
slushは積もった雪が溶けかけて茶色く汚れた状態、Snow settles on the groundは雪が真っ白に「積もる」様子を表します。
snowflakeは「雪の結晶」、blizzardは「吹雪」、snowdriftは風で建物の壁際などに吹き寄せられた「雪の山」を指します。
hailは「ひょう」、icicleは屋根から垂れ下がる「つらら」です。
雪や氷が溶けて水になる動詞はthawやmeltで、The snowman melted away in the sun.(雪だるまが太陽で溶けてしまった)のように使います。
会話で使う時のコツ



単語はたくさん覚えたけど、実際の会話でどう使えばいいのかな。



難しく考えず、天気の話題の切り出しに使うのが一番自然ですよ。
英語圏では、初対面の相手やちょっとした立ち話でも、天気の話題から会話を始めることがよくあります。
It's pretty chilly today, isn't it?(今日はけっこう肌寒いですね)のように、付加疑問文の形にすると、相手も答えやすくなります。
すべての単語を一度に使いこなそうとせず、まずはchillyやfreezingのように会話でよく聞く単語から実際に口に出してみるのがおすすめです。
相手がbitterやbleakのような単語を使ってきた時に、意味を推測できるようになるだけでもリスニング力の底上げにつながります。
まとめ
「寒い」を表す英語は、cold以外にもこれだけの種類があります。
寒さの度合いや、快・不快のニュアンスによって単語を使い分けられると、英会話の表現力が一段と豊かになります。
- 肌寒いレベルなら chilly・nippy・parky
- 凍てつく寒さなら freezing・bitter・biting
- 心地よい寒さは crisp、不快な寒さは raw
- 雪や霜の単語(frost・sleet・blizzard等)もセットで覚える
今日紹介した表現の中から、まずは会話で使いやすいものを2〜3個選んで、実際に口に出してみてください。
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