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「made of」と「made from」の違いとは?”〜でできている”を表す英語表現の使い分け

「made of」と「made from」、中学の授業で両方とも習ったはずなのに、いざ使おうとすると迷ってしまう人は多いです。

「ofは材料」「fromは原料」と言葉のイメージだけで覚えていると、いざという場面で正しく使い分けられません。

この記事では、現役の個人英語コーチである私が、この2つの前置詞の本当の違いと見分け方を整理してお伝えします。

オット

「made of」と「made from」って、結局どっちを使えばいいのか毎回迷っちゃうんだよね。

エリカ

覚えるコツはシンプルです。素材が見た目でそのまま分かるかどうかに注目すれば、迷わず使い分けられますよ。

この記事でわかること
  • “made of” と “made from” の決定的な違い
  • 例文で見る使い分けの判断基準
  • 番外編「made into」の使い方
  • 似ている「made by」との違い
  • 練習問題で確認する使い分けの感覚
目次

「made of」と「made from」の基本ルール

オット

そもそも、この2つは何が違うの?

エリカ

見た目で元の素材がわかるかどうかが分かれ目です。一つずつ見ていきましょう。

素材がそのまま残っているかどうかで判断する

be made of〜とbe made from〜は、どちらも「〜でできている」と訳されます。

この2つの違いは、元の素材が見た目でそのまま分かるかどうかにあります。

木でできたテーブルは、加工されていても「木でできている」と一目でわかります。

このように、素材の性質がそのまま残っているものには「of」を使います。

一方、ワインはブドウから作られていますが、見た目からブドウだったとは分かりません。

これは製造の過程でブドウの性質が全く別のものに変化しているからです。

このように、素材が化学変化を起こして質が変わっているものには「from」を使います。

表現素材の状態例文
made of見た目で素材がそのまま分かるThis table is made of wood.
made from質が変化して見た目では分からないWine is made from grapes.

「They make wine from grapes」と考えるとイメージしやすい

Wine is made from grapes.は、They make wine from grapes.と言い換えることができます。

theyはここでは「人々」を指し、「人がブドウからワインを作る」という工程を表しています。

グレープからワインへと質が変わる、つまり化学変化が起きていることをイメージすると理解しやすくなります。

例文で確認する「made from」の使い方

オット

実際の例文でもう少し確認したいな。

エリカ

では化学変化が起きているケースから見ていきましょう。

Wine is made from grapes.(ワインはブドウから作られている)

ブドウがワインになる過程で質が大きく変わっているため、「from」を使います。

Bread is made from wheat.(パンは小麦から作られる)

パンになる過程で小麦の質が変わり、見た目からも小麦だったとは分からなくなります。

そのため、この文でも「of」ではなく「from」が正解です。

例文で確認する「made of」の使い方

逆に「of」を使うのは、見た目からすぐに素材がわかるケースです。

This table is made of wood.(このテーブルは木でできている)

加工されていても、見た目から木だと判断できるため「of」を使います。

This dish is made of glass.(このお皿はガラスでできている)

お皿も同様に、見た目でガラス製だと分かるため「of」が適切です。

番外編:「made into」の使い方

オット

「made into」も見たことあるけど、これも同じ意味なの?

エリカ

実は主語の向きが逆になります。材料そのものが主語になるんです。

made into〜は、made of〜やmade from〜と主語の向きが反対になります。

Milk is made into butter.(ミルクはバターになる)

made of・made fromでは、完成品(加工されたもの)が主語になります。

一方made intoでは、材料そのものが主語になります。

「Milk is made into butter」は「Butter is made from milk」と言い換えることもでき、同じ内容を逆の視点で表しています。

似ている「made by」との違いにも注意

made by〜は「〜によって作られた」という意味で、材料ではなく作り手を表します。

This bag was made by a skilled craftsman.(このバッグは熟練の職人によって作られた)

made of・made fromが「何でできているか」を表すのに対し、made byは「誰が作ったか」を表す点が根本的に違います。

会話の中でうっかり混同してしまうと、伝えたい内容が変わってしまうので注意しましょう。

練習問題で3パターンを確認しよう

オット

実際に問題を解いて確認してみたいな。

エリカ

いくつか出してみますね。空欄に of か from、どちらが入るか考えてみてください。

問題1:This chair is made ( ) plastic.(このイスはプラスチックでできている)

答えは「of」です。プラスチック製とひと目でわかるためです。

問題2:Cheese is made ( ) milk.(チーズは牛乳から作られる)

答えは「from」です。牛乳がチーズになる過程で、質が大きく変化しているためです。

問題3:This ring is made ( ) gold.(この指輪は金でできている)

答えは「of」です。金という素材が見た目でそのまま分かるためです。

日常会話でよく使う場面別の例文

最後に、日常会話で実際によく登場する例文をいくつか紹介します。

My sweater is made of wool.(このセーターはウールでできている)

ウールは加工されても素材の質感が残るので「of」を使います。

Tofu is made from soybeans.(豆腐は大豆から作られる)

大豆が豆腐になる過程で質が大きく変わるため「from」を使います。

This necklace is made of silver.(このネックレスは銀でできている)

銀という金属そのものが見た目に残っているため「of」が適切です。

Paper is made from wood pulp.(紙は木材パルプから作られる)

木材パルプが紙になる過程で見た目も質もすっかり変わるため「from」を使います。

こうして場面ごとの例文を並べてみると、「元の素材が見た目に残っているかどうか」という基準がどの例にも一貫して当てはまることが分かります。

覚え方のコツ

「ofは材料、fromは原料」という日本語の言葉のあやだけで覚えると、例外に出会ったときに混乱します。

「見た目で素材がわかるかどうか」という基準で考えると、迷ったときにも判断しやすくなります。

私が指導している受講生にも、まずはこの基準を意識しながら例文を音読してもらうようにお伝えしています。

エリカ

丸暗記ではなく、感覚として身につけておくと、とっさの会話でも自然に使い分けられるようになりますよ。

まとめ

最後に、この記事でお伝えした内容を整理します。

この記事の要点
  • 「of」は素材の性質がそのまま残っている場合に使う
  • 「from」は素材が化学変化して質が変わっている場合に使う
  • 「made into」は主語が材料そのものになる点に注意
  • 「made by」は作り手を表し、材料の話とは別物
  • 迷ったときは「見た目で素材がわかるか」を基準に考える

made of と made from は中学英語の基礎文法ですが、感覚で使い分けられる人は意外と多くありません。

今回紹介した「見た目で素材がわかるかどうか」という基準を意識しながら、実際の例文に触れてみてください。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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