「IELTSのライティング、Task 2でいつもバンド6から抜け出せない」というお悩みはとてもよく聞きます。
スピーキングやリーディングは伸びているのに、ライティングだけスコアが頭打ちになる方も少なくありません。
実は、IELTSのライティングには公式の採点基準表があるにもかかわらず、それを見ないまま書き続けている受験者がとても多いのです。
オットIELTSのライティングって、どうやったらスコアが上がるの?



IELTS公式が公開しているBand Descriptors(採点基準表)を理解して、自分の答案がどこで基準を満たせていないかを1つずつ埋めていくのが一番の近道です。
- IELTS Writing Task 2を採点する4つの公式基準
- バンド6とバンド7を分けているポイント
- バンド7を目指すための具体的な書き方の工夫
IELTSライティングTask 2は4つの基準で採点される



採点者によって、結果にバラつきが出たりしないの?



IELTSは世界共通の採点基準表を公式サイトで公開していて、採点者はそれに沿って評価します。基準を知っているかどうかで、対策の効率がまったく変わりますよ。
IELTS公式は、Writing Task 2をTask Response・Coherence and Cohesion・Lexical Resource・Grammatical Range and Accuracyという4つの基準で評価すると公表しています。
この4つは同じ比重で採点されるため、どれか1つだけを伸ばしても、スコア全体は上がりにくい仕組みになっています。
Task Response(課題への応答)
与えられた問いに対して、自分の立場を明確に示せているかを見る基準です。
バンド7では「設問の主なポイントに答えている、はっきりした立場が示されている」ことが求められています。
Coherence and Cohesion(一貫性・結束性)
文章全体の論理の流れと、段落・文のつながりの自然さを見る基準です。
バンド7では、論理展開に明確な進行があり、段落構成が効果的に使われていることが求められます。
Lexical Resource(語彙力)
使っている語彙の幅と正確さを見る基準です。
バンド7では、柔軟さと精度を両立できるだけの語彙力に加え、あまり一般的ではない語や慣用的な表現も一部使えることが求められます。
Grammatical Range and Accuracy(文法の幅と正確さ)
使っている文構造の幅と、その正確さを見る基準です。
バンド7では、複雑な構文をある程度の柔軟さと正確さで使いこなせていて、エラーのない文が多いことが求められます。
バンド6とバンド7を分けているポイント



バンド6と7、公式の採点基準表を並べてみると、差がとても具体的なんです。
IELTS公式のBand Descriptorsを見比べると、バンド6は「立場は示せているが、結論があいまいだったり根拠が不十分だったりする」水準とされています。
一方バンド7は「はっきりした立場があり、設問の主なポイントに答えられている」水準まで求められます。
つなぎ言葉についても、バンド6は「使い方が機械的・不正確になりがち」とされる一方、バンド7では「一部の不正確さはあっても、論理展開に明確な進行がある」ことが基準です。
語彙面では、バンド6が「意味は通じるが表現の幅が限られる」水準なのに対し、バンド7は「柔軟さと精度を両立でき、一部の慣用的な表現も使える」水準とされています。
- Task Response:あいまいな結論 → 最初から最後までブレない明確な立場
- Coherence and Cohesion:機械的なつなぎ言葉 → 論理展開そのもので流れを作る
- Lexical Resource:限られた表現の繰り返し → 精度の高い言い換え
- Grammatical Range and Accuracy:単純な文の反復 → 複雑な構文を正確に使う頻度アップ
バンド7を目指すための書き方の工夫



具体的には、どう書き方を変えればいいの?



4つの基準それぞれに対応した工夫があるので、順番に紹介しますね。
最初から最後まで立場をブレさせない
イントロダクションで示した自分の立場を、本文でもConclusionでも一貫して貫くことが大切です。
賛成なのか反対なのか、途中で揺らいでしまうとTask Responseの評価が下がってしまいます。
つなぎ言葉は「量」より「使い方の正確さ」
FirstlyやIn additionのようなつなぎ言葉を並べるだけでは、Coherence and Cohesionの評価は伸びません。
前の文との関係が自然になるように、つなぎ言葉そのものを選ぶ意識が必要です。
同じ単語を避けて、言い換えの引き出しを増やす
例えばimportantばかり使うのではなく、crucialやsignificantのような類語に言い換える練習が有効です。
語彙の言い換えは、書く前の準備段階でテーマ別にストックしておくと、本番でも使いやすくなります。
複雑な文を使うなら、正確さを優先する
関係代名詞や分詞構文など、複雑な構文にチャレンジすることはバンドアップに直結します。
ただし、正確に使えない複雑な文を無理に入れると、Grammatical Range and Accuracyでかえって評価を落とすので注意が必要です。



複雑な文は「使えるかどうか」より「正確に使えるかどうか」のほうが大事なポイントです。
- 立場は最初から最後まで一貫させる
- つなぎ言葉は正確さ重視で選ぶ
- 同じ語彙の繰り返しを避け、言い換えをストックしておく
- 複雑な文は正確に使えるものだけを取り入れる
練習するときに気をつけたいこと



普段の練習では、何を意識すればいいの?



決まったテンプレートを丸暗記するだけの練習から抜け出すことが大切です。
決まった型に当てはめるだけの練習は、Task Responseで「一般論に終始している」と判断されるリスクがあります。
過去の出題テーマを使って、実際に手を動かして書く練習を積み重ねることが、遠回りに見えて一番確実です。
書いた後は、可能であれば第三者に読んでもらい、論理の飛躍やつながりの不自然さを指摘してもらうと伸びが早くなります。
まとめ
IELTSライティングのスコアを伸ばすには、公式のBand Descriptorsを理解した上で、自分の答案がどこで基準を満たせていないかを把握することが近道です。
- Task 2は
Task Response・Coherence and Cohesion・Lexical Resource・Grammatical Range and Accuracyの4基準で採点される - バンド6→7では、立場の明確さ・論理展開・語彙の精度・文法の正確さすべてでレベルアップが必要
- テンプレ暗記に頼らず、書いて添削を受ける練習を積み重ねることが近道
採点基準を知らずに書き続けるのと、知った上で1つずつ埋めていくのとでは、同じ勉強時間でも伸び方が大きく変わります。
ぜひ公式のBand Descriptorsを一度ご自身の目で確認してみてください。
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