TOEICを受けるたびにスコアが上がったり下がったりして、実力がどのくらいなのか分からなくなることはありませんか。
「今回はできた」と思っても、結果を見ると前回より低かった、というケースは珍しくありません。
オット前回より勉強したはずなのに、TOEICのスコアが下がっちゃった。こういうのってよくあるの?



はい、スコアが安定しないのにはいくつか共通した理由があります。原因と対策を整理して紹介しますね。
- TOEICスコアが安定しない3つの理由
- 英語力以外にスコアを左右する要因
- スコアを安定させるためにやるべき対策
TOEICスコアが安定しない3つの理由
リスニングとリーディングの実力差が大きい
スコアが安定しない理由の一つは、リスニングとリーディングの実力差が大きいことです。
得意な方のセクションで点数が伸びれば全体のスコアも上がりますが、少しでも苦手な方でつまずくと、全体のスコアが一気に下がってしまいます。
リスニングが得意でリーディングを伸ばしたい場合は、リスニングで使った音源のスクリプトを読解教材として使うのがおすすめです。
逆にリーディングが得意でリスニングを伸ばしたい場合は、スクリプトを見ながら音声を聞き、文字と音を一致させる練習が効果的です。
直前の詰め込みだけで、日常的な学習習慣がない
試験の直前だけ集中して勉強し、それ以外の期間はほとんど英語に触れていない、というケースもスコアが安定しない典型的なパターンです。
TOEICは短期の詰め込みだけでは対応しきれない範囲の広い試験なので、日常的に英語に触れる習慣があるかどうかで結果が変わってきます。
通勤・通学の時間にリスニング教材を聞く、英語の映画やニュースに触れるなど、TOEIC対策に限らない形で英語に触れる時間を増やすことが土台になります。
基礎的な英語力そのものが不足している
基礎的な語彙力・文法力がまだ固まっていない段階だと、得意な分野の問題が出れば高得点、苦手な分野が出れば低得点、というムラが出やすくなります。
公式のスコアレポートでは、パートごとの正答率の目安を確認できるので、まずは自分がどのパートで落としているのかを把握しましょう。
苦手なパートが分かったら、そこを集中的に底上げすることが、スコアを安定させる一番の近道です。
英語力以外の要因でもスコアは揺れる



英語力そのものじゃない原因もあるの?



はい、当日のコンディションやテストの受け方も、スコアを大きく左右します。
午前・午後の受験時間帯によるコンディションの違い
TOEIC公開テストは午前実施と午後実施の回に分かれており、どちらになるかは受験票で案内されます。
試験の時間帯によって、当日の眠気や集中力の状態が変わり、実力を出し切れないことがあります。
前日の睡眠を十分に取り、当日の食事のタイミングを試験開始時間に合わせて調整しておくと、コンディションを整えやすくなります。
リスニングの「先読み」がうまくいかない
リスニングセクションでは、次の問題の選択肢を先に読んでおく「先読み」というテクニックがあります。
ただし、前の問題の音声が流れている最中に次の選択肢を読もうとすると、かえって集中が途切れてしまい、失敗につながることがあります。
先読みは「できたら得」というくらいの意識で取り組み、無理に毎回こなそうとしないほうが、結果的にスコアは安定しやすくなります。
出題形式そのものへの慣れが足りない
TOEICは、目標スコアによって時間配分の戦略が変わる試験です。
例えば900点以上を目指す場合はリーディングを最後まで解き切る必要がありますが、600点前後を目指す場合は、パート5を確実に得点する方が優先度は高くなります。
公式問題集や模擬試験で出題形式そのものに慣れておくことで、本番での時間の使い方に迷いがなくなります。
スコアを安定させるためにやるべき対策



じゃあ、具体的に何から始めればいいの?



3つのポイントに整理しました。順番に見ていきましょう。
苦手セクションを集中的に底上げする
スコアを安定させるには、得意なセクションを伸ばすよりも、苦手なセクションの底上げを優先するほうが効果的です。
特に語彙力と文法力は、パート5・6のスコアに直結しやすく、比較的短期間で伸ばしやすい分野です。
問題集で同じタイプの間違いが続くようであれば、その文法項目を集中的に復習しましょう。
学習を「毎日コツコツ」型に切り替える
週末にまとめて何時間も勉強するより、毎日短時間でも継続するほうが、学習内容が定着しやすくなります。
毎日20分の学習でも、1年間続ければ100時間以上になります。
まとまった時間が取れない日は、通勤中のリスニングや、スキマ時間での単語の見直しだけでも構いません。
受験後に振り返りログをつける
TOEICを受けたあとは、結果が届く前に、その日の手応えを記録しておくことをおすすめします。
「リスニングのパート3で集中が切れた」「リーディングが時間内に終わらなかった」など、感じたことをそのまま書き出しましょう。
結果が届いたら、パート別のスコアと自分の手応えを照らし合わせることで、次に何を優先すべきかが見えてきます。



スコアが安定しない理由に気づけていないこと自体が、一番の原因になっていることも多いんです。振り返りの習慣をつけるだけでも、次の対策が見えてきますよ。
まとめ
ここまで紹介した内容を整理します。
- リスニングとリーディングの実力差、日常的な学習習慣の有無、基礎的な英語力の不足がスコアを揺らす主な理由
- 受験時間帯によるコンディション、先読みの失敗、出題形式への慣れ不足も英語力以外の要因になる
- 苦手セクションの底上げ・毎日コツコツの学習・受験後の振り返りログでスコアは安定しやすくなる
スコアが安定しないと感じたときほど、闇雲に勉強量を増やすのではなく、原因を一つずつ確認することが近道になります。
次の受験までに、この記事で紹介した対策を一つずつ試してみてください。
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