「英語リーディングの練習に英語版ウィキペディアがいいと聞いたけど、長すぎて読み切れない…」
そんな経験はありませんか?
オット英語版ウィキペディア、開いた瞬間に文字の多さで閉じちゃうんだよね…。



その悩みにぴったりなのが「Simple English Wikipedia」。やさしい英語と短い文で書かれた、もうひとつのウィキペディアなんです。
この記事では、Simple English Wikipediaがどんなサービスなのか、通常の英語版と何が違うのかを実例つきで紹介します。
- Simple English Wikipediaとはどんなサービスか
- 通常の英語版ウィキペディアとの違い(実例で比較)
- 英語リーディング教材としての効果的な使い方
Simple English Wikipediaとは?やさしい英語で書かれたウィキペディア



Simple English Wikipediaって、普通のウィキペディアと別のサイトなの?



同じウィキペディアの仲間ですが、独立した「やさしい英語版」として運営されています。英語学習者や子どもでも読めるように書かれているんですよ。
Simple English Wikipediaは、基本的な英単語と短くシンプルな文法で記事を書くことをルールにした、英語版ウィキペディアの姉妹版です。
メインページにも「英語を学んでいる人のためのウィキペディア」という位置づけが明記されていて、まさに英語学習者のために作られたサービスなんです。
記事数は約28万本(2026年時点)。通常の英語版に比べれば少ないものの、日常的な言葉や有名な人物・出来事なら、たいていのことは調べられます。
もちろん利用は無料。アカウント登録も不要で、ブラウザでアクセスするだけで今日から使えます。
公式サイト:Simple English Wikipedia
通常の英語版ウィキペディアと何が違う?「blog」で比較してみた



実際、どれくらい読みやすさが違うものなの?



同じ「blog」という単語を両方で調べて、冒頭の説明文を比べてみましょう。違いは一目瞭然ですよ。
英語版ウィキペディアは詳しいけれど分量が多い
通常の英語版ウィキペディアで「blog」を調べると、冒頭の導入文だけで4段落・約250〜300語あります。
その先には歴史・種類・社会的影響など10近いセクションが続く、かなり本格的な記事です。
冒頭の1文はこんな感じです。
A blog (a truncation of "weblog") is a website whose basic unit is a "post" or "entry", with posts typically presented in reverse chronological order.
truncation(短縮)や reverse chronological order(新しい順)など、1文の中に難しめの単語がいくつも出てきます。
情報量が多いのは大きな魅力ですが、「意味をサッと知りたい」だけのときには、正直かなり重たいですよね。
Simple English版なら概要がサッと読める
同じ「blog」をSimple English Wikipediaで調べると、冒頭はこうなっています。
A blog, also known as weblog, is a type of website that is like a diary or journal.
「ブログとは、日記のようなウェブサイトのこと」。中学英語レベルの単語だけで、意味がストレートに頭に入ってきます。
記事全体も通常版よりずっとコンパクトなので、1本読み切るのに時間がかかりません。



「英語を英語のまま理解する」練習には、この「読み切れる長さ」と「やさしい語彙」がとても大事なんです。
- 英語版:情報が非常に詳しい。その分、語彙が難しく分量も多い
- Simple English版:基本単語+短い文。概要を短時間で読み切れる
- 使い分け:概要はSimple版でサッと、深掘りしたいときだけ英語版へ
英語リーディング教材としての使い方と学習効果



読みやすいのはわかったけど、具体的にどう勉強に使えばいいの?



おすすめは「気になったことを片っ端から英語で調べる」使い方です。調べれば調べるほど英語力が伸びていきますよ。
興味のあることを調べた分だけ英語力は伸びる
言葉を自分で調べると、その言葉は受け身で読んだときよりずっと正確に頭にインプットされます。
正確にインプットされた言葉は、リーディングだけでなくスピーキングやライティングでも自信を持って使えるようになります。
ただ、通常の英語版ウィキペディアだと1回調べるのに数分かかってしまい、「調べる回数」がなかなか稼げません。
Simple English Wikipediaなら1記事が短いので、同じ時間で何倍もの言葉に触れられます。
「短い解説をたくさん調べる」。これがSimple English Wikipediaのいちばんおいしい使い方です。
おすすめの活用ステップ
私が受講生におすすめしている使い方は、次の3ステップです。
- ステップ1:自分の趣味や好きな人物など「日本語でよく知っていること」を英語で調べる
- ステップ2:辞書を引かずに最後まで読み、内容がだいたいつかめるか確かめる
- ステップ3:物足りなくなったら、同じ記事を通常の英語版で読んでレベルアップ
ポイントは、最初に「すでに内容を知っているもの」を選ぶことです。
背景知識があると知らない単語の意味を推測しやすく、辞書なしで読み切る成功体験を積みやすいからです。
同じテーマをSimple版→通常版の順に読む方法は、そのまま「レベル別多読」になります。
教材を買い足さなくても、この1サイトで段階的にリーディングの負荷を上げていけるんです。
まとめ



まずは好きなバンドをSimple English Wikipediaで調べてみようかな。



それが正解です!「好きなことを英語で読む」が、いちばん長続きするリーディング学習ですから。
- Simple English Wikipediaは、やさしい英語で書かれた無料のウィキペディア(記事数約28万本)
- 通常の英語版より1記事が短く、中学英語レベルの単語で読み切れる
- 「知っていることを英語でたくさん調べる」使い方が最も効果的
- Simple版→英語版の順で読めば、無料でレベル別多読ができる
リーディング力を伸ばす近道は、やさしい英語をたくさん読むことです。
Simple English Wikipediaはそのための環境を無料で用意してくれている、英語学習者の強い味方。ぜひ今日から使ってみてくださいね。
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