英語の単語を知っているつもりなのに、実際に発音すると全く通じなかった、という経験はありませんか。
特にブランド名や食べ物の名前など、日本語でもおなじみの単語ほど、英語の発音とのギャップに戸惑いやすいものです。
オットベーコンとかコストコとか、日本語でも普通に使う単語なのに、英語だと通じないことがあるの?



実はあるんです。日本語のカタカナ読みのまま発音すると、ネイティブに聞き取ってもらえないことがある単語がいくつかあります。
- カタカナ英語のまま読むと通じにくい理由
- 発音のギャップが大きい身近な英単語5つ
- 一般的な単語にも同じギャップがあること
- 正しい発音を自分で確認する方法
なぜカタカナ英語のまま読むと通じないのか
日本語のカタカナ表記は、英語の発音をそのまま写し取ったものではなく、日本語の音の体系に合わせて作られた表記です。
そのため、英語の母音や強く読む位置とズレが生じ、カタカナ読みのまま発音すると別の単語のように聞こえてしまうことがあります。
特にブランド名や外来語は、日本に入ってくる際の慣用的な読み方が定着しているケースが多く、本来の英語の発音とのギャップに気づきにくいという特徴があります。
もう1つの原因が、英語特有の「強く読む音節」の位置です。
日本語は基本的にすべての音を均等な強さで発音しますが、英語は単語の中で1箇所だけ強く長く発音し、それ以外の母音は弱くあいまいな音になります。
カタカナ表記はこの強弱の差を反映していないため、どの音節を強く読むべきかが分からないまま発音してしまい、結果としてネイティブには別の単語のように聞こえてしまうのです。
発音のギャップが大きい身近な英単語5選



具体的にどんな単語が要注意なのか知りたいな。



それでは、日本語との発音差が大きい代表的な単語を5つ紹介しますね。
Bacon(ベーコン)
朝食でおなじみのbaconは、辞書の発音表記では/ˈbeɪkən/で、カタカナに近づけると「ベイカン」に近い音になります。
「ベーコン」とカタカナ読みのまま母音を伸ばして発音すると、聞き取ってもらえないことがあります。
Costco(コストコ)
会員制の大型倉庫店Costcoは、辞書発音では/ˈkɒstkoʊ/で、語尾の「コ」もはっきり「コウ」に近く発音されます。
なお本社があるアメリカ太平洋岸北西部では、真ん中のtの音を省略して「コスコ」に近く発音する人も多く、地域差がある単語としても知られています。
Nikon(ニコン)
カメラブランドのNikonは、アメリカでは最初の音を「ナイ」に近く発音する「ナイカン」が標準的な読み方です。
日本語の「ニコン」とはかなり異なる響きになるため、初めて聞くと同じ単語だと気づきにくいかもしれません。
IKEA(イケア)
北欧家具ブランドのIKEAは、スウェーデン語に近い本来の読み方だと「イーケーア」に近い音になります。
ただしアメリカでは「アイキーア」と発音するのが一般的で、IKEA自身もアメリカ向けにはこの読み方を使っていることが報じられています。
Sake(日本酒)
日本語の「酒」がそのまま英単語になったsakeは、辞書に「サーキー」/ˈsɑːki/と「サケイ」/ˈsækeɪ/の両方の発音が載っています。
日本語の発音により近づけたいなら、「サーケ」と2拍ではっきり区切るように発音すると伝わりやすくなります。
Bacon:ベイカンCostco:コストコウ(地域によりコスコ)Nikon:ナイカンIKEA:アイキーア(本来はイーケーア)Sake:サーキー、またはサーケ
発音のギャップはブランド名だけの話ではない
ブランド名だけでなく、一般的な単語にも同じような発音のギャップがあります。
例えば「オアシス」は英語では/oʊˈeɪsɪs/で、カタカナにすると「オウェイシス」に近い音になり、日本語の「オアシス」とは母音の伸ばし方が違います。
イギリスの人気ロックバンドOasisの名前も、この同じ発音のルールに従っています。
こうした単語は、カフェやレストランでの注文中にも登場しやすいので、旅行や留学の場面で実際に困りやすいポイントでもあります。
例えば朝食メニューでbaconを頼みたいとき、カタカナ発音のまま伝わらず、店員さんに何度も聞き返されてしまったという声もよく聞きます。
正しい発音を自分で確認する方法



こういう単語、自分で調べるにはどうしたらいいの?



オンライン辞書の発音記号と音声再生機能を使うのが確実です。
Cambridge DictionaryやMerriam-Websterのようなオンライン辞書には、単語ごとに発音記号とネイティブの音声を再生できるボタンがついています。
スペルから発音を予測するのではなく、知っているつもりの単語でも定期的に音声を聞き直す習慣をつけると、思い込みによる発音のズレに早く気づけます。
特に固有名詞や商品名は、教科書にはほとんど載っていないため、自分から意識して調べない限り、間違ったままの発音がずっと定着してしまいます。
レッスンをしていても、単語自体は正しく知っているのに、発音のズレだけで会話がかみ合わなくなってしまう場面はよく見かけます。
一つひとつは些細な違いに見えても、聞き手にとっては全く別の単語に聞こえてしまうことがあるので、侮れないポイントです。
まとめ:カタカナ英語のまま読まず、辞書で音を確認する習慣を
今回紹介した単語は、どれも日本語として定着しているからこそ、英語の発音とのギャップに気づきにくい単語です。
知っているつもりの単語ほど、一度辞書で発音を確認してみることをおすすめします。
- カタカナ表記は英語の発音をそのまま写したものではない
- Bacon・Costco・Nikon・IKEA・Sakeは特に発音差が大きい
- oasisのような一般的な単語にも同じギャップがある
- オンライン辞書の音声再生機能で定期的に発音を確認する
まずは今回紹介した5つの単語から、辞書の音声で正しい発音を確認してみてください。
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