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【普通】【平凡】【普通に】は英語で何?使い分け英単語15選

『普通の人』『普通においしい』『平凡な毎日』——日本語の会話は『普通』だらけです。

いざ英語にしようとすると「normalでいいのかな?」と手が止まってしまう方は多いのではないでしょうか。

オット

「普通」って英語でnormalでしょ?それ以外あるの?

エリカ

実は『普通』を表す英単語は15個も紹介できるくらいあります。場面に合わないものを使うと違和感が出るので、使い分けを整理していきましょう。

この記事でわかること
  • 日本語の『普通』が持つ3つの意味
  • 『普通』『平凡』を表す英単語15選と使い分け
  • 『普通だね』『普通においしい』の英語フレーズ

現役の英語コーチERIKAが、例文と一緒にニュアンスの違いを解説します。

目次

日本語の『普通』が持つ3つの意味

オット

そもそも日本語の「普通」って、どういう意味で使ってるんだろう?

エリカ

ここが一番大事なポイントです。日本語の『普通』は意味が広すぎるので、英語にする前にどの『普通』なのかを分解する必要があるんです。

日本語の『普通』は、大きく分けると3つの使い方があります。

『普通』の3つの意味
  • ①いつもどおり・通常(例:普通に出勤する)
  • ②平均的・標準的(例:普通のサイズ、普通の人)
  • ③口語の『普通に』(例:普通においしい=思ったよりちゃんと良い)

英語では、この3つをそれぞれ別の単語・フレーズで表現します。

どの意味の『普通』なのかを先に決めてから単語を選ぶのが、使い分けの近道です。

『普通』『平凡』を意味する英単語15選【一覧表付き】

オット

15個もあると迷いそう…。まず全体を見せて!

エリカ

まず一覧表でニュアンスをつかんでから、一つずつ例文で確認していきましょう。

英単語品詞ニュアンス
usual形容詞・名詞いつもの・お決まりの
normal形容詞・名詞標準的な・正常な
average形容詞・名詞平均的な・並の
typical形容詞典型的な・代表的な
fairly副詞まあまあ・かなり
standard形容詞・名詞標準の・基準の
ordinary形容詞・名詞当たり前の・平凡な
common形容詞一般的な・よくある
mediocre形容詞可もなく不可もない
everyday形容詞日常の・普段の
customary形容詞慣習的な・いつもの
habitual形容詞習慣的な
routine形容詞・名詞日課の・決まりきった
general形容詞一般の・全体の
the boy/girl next door名詞句親しみやすい普通の人

日本語では一つの言葉で済むところを、英語では状況に合わせて単語を選ぶ必要があります。

例文と一緒に、ニュアンスもセットで覚えていきましょう。

usual(いつもの・お決まりの)

形容詞で『普通の』『いつもの』『よくある』という意味です。

the usualと名詞で使うと『いつものもの』という意味になり、as usual(いつもどおり)の形でもよく使われます。

例文
  • I can’t believe that he worked as usual during the storm.(彼が嵐の中、普通に(いつもどおり)働いていたなんて信じられません)
  • He is late, as usual.(彼は普通に(いつもどおり)遅刻です)

normal(標準的な・正常な)

形容詞で『通常の』『標準の』、名詞で『標準』『正常』という意味です。

機能や状態が『正常・標準の範囲内』というニュアンスで使われます。

例文
  • What is a normal path of life?(普通の人生って何ですか?)
  • You look normal to me.(私にはあなたは普通に見えますよ)

average(平均的な・並の)

形容詞で『平均的な』『中くらいの』、名詞で『平均』『並』という意味です。

数字や統計をイメージさせる『平均』寄りの『普通』です。

例文
  • I’m an average teen.(私は普通の(平均的な)10代です)

typical(典型的な・代表的な)

形容詞で『典型的な』『代表的な』という意味です。

「いかにも〜らしい」と、その種類を代表するイメージで使われます。

例文
  • He is a typical Japanese person.(彼は普通の(典型的な)日本人です)

fairly(まあまあ・かなり)

15個の中で唯一の副詞で、『まあまあ』『かなり』と程度を表します。

veryほど強くない程度を表し、プラス・中立的な内容と相性がよい単語です。

例文
  • I think you did fairly well.(普通に(まあまあ)よくやったと思います)

standard(標準の・基準の)

形容詞で『標準の』『並の』、名詞で『基準』『水準』という意味です。

質や程度が『基準どおり』というニュアンスの『普通』です。

例文
  • That is the standard size.(それが標準(普通)サイズです)
  • Everyone has different standards.(みんなそれぞれ違った基準(普通)を持っています)

ordinary(当たり前の・平凡な)

形容詞で『普通の』『通常の』『平凡な』という意味です。

『特別ではない・当たり前の』というニュアンスで、反対語はextraordinary(並外れた)です。

例文
  • I finally realized how precious ordinary happiness is.(普通の(当たり前の)幸せがどれほど大切か、やっと分かりました)

common(一般的な・よくある)

形容詞で『一般的な』『よくある』『誰でも知っている』という意味です。

世の中に広く普及している、というニュアンスの『普通』です。

例文
  • Tanaka is a very common family name in Japan.(田中は日本では普通の(一般的な)名字です)

mediocre(可もなく不可もない)

形容詞で『平凡な』『二流の』『可もなく不可もない』という意味です。

質や能力が『期待を下回る平凡さ』という、ややネガティブな『普通』です。

例文
  • I thought she was a mediocre artist.(彼女は可もなく不可もないアーティストだと思っていました)

everyday(日常の・普段の)

形容詞で『毎日の』『日常の』『普段の』という意味です。

1語のeverydayは形容詞、2語に分かれたevery dayは『毎日』という副詞的な表現です。

例文
  • It’s just an everyday meal for me.(私にとっては普通の(普段どおりの)食事です)

customary(慣習的な・いつもの)

形容詞で『慣習となっている』『(ある人にとって)いつもの』という意味です。

custom(風習・習慣)から来た単語で、定期的に行われることについて使います。

例文
  • It’s customary for me to eat breakfast at seven.(朝食を7時に食べるのは、私にとってはいつもの習慣です)

habitual(習慣的な)

形容詞で『習慣の』『習慣的な』という意味です。

個人の習慣や癖について使われ、a habitual liar(嘘をつくのが癖になっている人)のように人を表す名詞とセットでもよく使われます。

例文
  • Checking my phone in the morning is habitual for me.(朝スマホをチェックするのは、私には普通の(習慣的な)ことです)

routine(日課の・決まりきった)

名詞で『日課』『決められた手順』、形容詞で『日課となっている』『決まりきった』という意味です。

決まった手順を定期的に行うことについて使います。

例文
  • Putting makeup on is my regular routine.(お化粧をするのは私には普通のこと(毎日の日課)です)

general(一般の・全体の)

形容詞で『全体的な』『一般の』という意味です。

『広く、ほとんどの人に当てはまる』というニュアンスで、the general public(一般の人々)の形でよく使われます。

例文
  • He is hoping the general public will know about the accident.(彼は普通の(一般の)人々がこの事故について知ることを願っています)

the boy/girl next door(親しみやすい普通の人)

直訳は『隣に住んでいる男の子/女の子』で、『親しみやすくて感じのいい普通の人』という意味の名詞句です。

つまらない人という意味ではなく、良い意味で気取らない人を表します。

例文
  • My girlfriend is like the girl next door.(僕の彼女は、親しみやすい普通の女の子という感じだよ)

『普通だね』『普通においしい』は英語で?【会話フレーズ5選】

オット

感想を聞かれて「普通だったよ」って言いたいときはどうするの?

エリカ

会話でそのまま使えるフレーズを5つ紹介します。どれも短いので丸ごと覚えてしまいましょう。

ちなみに口語の『普通においしい』のような「思ったよりちゃんと良い」ニュアンスは、actually(実際は・意外と)を使って表せます。

例文
  • It was actually pretty good.(普通においしかった=意外とちゃんとおいしかった)

It’s not bad.(悪くないね)

『悪くないね』『結構いいね』という意味です。

例文
  • A: How was her presentation?(彼女のプレゼンはどうでしたか?)
  • B: It was not bad.(普通によかったですよ)

It’s OK. / It’s alright.(まあまあです)

『まあまあです』『悪くはないです』という意味です。

例文
  • A: How was the meal you made?(自分で作ったごはんはどうだった?)
  • B: It was OK. / It was alright.(普通でした、まあまあでした)

It’s nothing special.(特別なものではないよ)

『特別なものではありません』『普通のことです』という意味です。

自分の料理や持ち物を謙遜して紹介するときにも使えます。

例文
  • It’s nothing special, but do you want to try some hamburger steak?(普通の(大したものではない)ハンバーグだけど、食べてみる?)

So-so.(良くも悪くもない)

『良くも悪くもない』『まあまあの』という意味です。

例文
  • A: I loved the movie! Did you like it?(あの映画すごくよかった!あなたはどう思った?)
  • B: It was so-so.(まあ普通だったかな、まあまあだったかな)

I don’t hate it.(嫌いじゃないよ)

『そんなに嫌いじゃない』『好きでもないけど、大嫌いでもない』という意味です。

例文
  • A: Do you like this pink dress?(このピンクのドレスは好き?)
  • B: I don’t hate it.(普通かな(そんなに嫌いでもないよ))

まとめ|『普通』の英語は場面で使い分ける

この記事の要点
  • いつもどおり系:usualeverydaycustomaryhabitualroutine
  • 平均・標準系:normalaveragestandardtypicalcommongeneralordinary
  • 控えめな評価:mediocreSo-so.It’s not bad.
  • 人柄の『普通』:the boy/girl next door、程度の『まあまあ』:fairly
  • 口語の『普通に〜』はactuallyで表せる

日本語と英語では、言葉がカバーする意味の広さが違うので、最初は戸惑うと思います。

それでも一つずつ知っていくと、『ノーマル』『アベレージ』のようにカタカナ語として知っている単語の本当の意味も見えてきます。

エリカ

『普通』を使い分けられるようになると、英会話のニュアンスが一気に豊かになります。まずは自分がよく使う場面の1語から試してみてくださいね。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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