「日本語ならビジネスシーンで自然と丁寧な言葉遣いに切り替えられるのに、英語だとどう変えたらいいのか分からない」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は英語にも、日常会話とビジネスシーンとで使い分けたい丁寧な言い回しがあります。
この記事では、現役の個人英語コーチである私が、ビジネス英語で押さえておきたい依頼表現や言い回しの違いを整理してご紹介します。
オット日常会話で使ってる英語を、そのまま職場でも使っちゃダメなのかな?



文法的には間違っていなくても、印象が変わってしまうことがあります。今日は丁寧な依頼表現や、避けたい言い回しを一緒に整理していきましょう。
- Could・Wouldを使った丁寧な依頼表現
- ビジネスシーンで唐突に聞こえてしまう聞き方
- 論理的に伝わる話し方のコツ
- 日常表現とビジネス表現の言い換え一覧
ビジネス英語の依頼表現はCould・Wouldが基本



何かをお願いするとき、Pleaseをつければ十分丁寧だと思ってた…。



Pleaseだけだと、ビジネスの場面ではやや直接的に聞こえることがあります。CouldやWouldを使った言い方を覚えておくと安心ですよ。
例えば「2時までに企画書を用意してください」と伝えたいとき、Please prepare a marketing plan by 2 pm.のようにPleaseをそのまま使うと、ビジネスシーンではやや命令口調に聞こえることがあります。
代わりにCould you please prepare a marketing plan by 2 pm?とCouldを使うと、自然な依頼の表現になります。
Would you mind preparing a marketing plan by 2 pm?のように、Would you mind ~ing?を使う言い方も丁寧です。
mindは「気になる・気に障る」という意味の動詞です。
そのため答えるときはNo, I don't mind.やNot at all.のように否定形にする必要があります。
Yesと答えてしまうと「気になる=やりたくない」という意味になってしまうので、注意しましょう。
5W1Hの質問は唐突に聞こえることがある



電話番号を聞きたいとき、What’s your phone number?でいいんじゃないの?



日常会話なら自然ですが、ビジネスシーンでは少し上から目線に聞こえてしまうことがあります。
What、When、Where、Why、Who、Howといった5W1Hは、日常会話では気軽に使える便利な疑問詞です。
ただしビジネスシーンでいきなり使うと、ぶっきらぼうで威圧的な印象を与えてしまうことがあります。
例えば電話番号を尋ねたいとき、What is your phone number?とそのまま聞くのではなく、Could you please give me your phone number?のようにCouldから始める言い方に置き換えるのがおすすめです。
5W1Hを使いたくなったときほど、一度Could you / Would youの形に変換できないか考えてみる習慣をつけると安心です。
論理的に伝える:FirstlyやSecondlyを使う
日常会話では、思いついたことをI think、and、butでつなぎながら自由に話しても問題ありません。
ですがビジネスシーンでは、相手に伝わりやすい論理的な話し方が求められます。
例えばI think this new campaign is quite useful, and I really want to prepare our new brochure. And I will have a meeting with A corporation later...のように、andでだらだらと続ける話し方は、幼稚な印象を与えてしまいます。
代わりにI am going to talk about this new campaign. Firstly, I would like to prepare our new brochure. Secondly, I am going to arrange a meeting with A corporation to discuss it.のように、FirstlyやSecondlyで話の順序を示すと、要点が伝わりやすくなります。
英語でライティングをするときの感覚に近く、筋道を意識しながら話すことを心がけると好印象です。



レッスンでも「まず何を伝えて、次に何を伝えるか」を話す前に1つだけ頭の中で整理する練習をおすすめしています。
日常表現とビジネス表現の言い換え一覧



普段何気なく使っている言葉も、ビジネスだと言い換えが必要なんだね。



はい。よく使う場面をまとめたので、意識して使い分けてみてください。
日常会話で使い慣れているカジュアルな表現も、ビジネスシーンでは少しあらたまった言い方に変わります。
よく使う場面を一覧にまとめました。
| 場面 | ビジネス | 日常会話 |
|---|---|---|
| はい | Yes. | Uh-huhなどの相づち |
| ありがとう | Thank you very much. | Thanks. |
| 私もそう思います | I agree with you. | I think so, too. |
| お久しぶりです | I haven't seen you for a long time. | Long time no see. |
| ~したいです | I would like to do ~. | I want to ~. |
| なるほど | That makes sense. | I see. |
| もう一度お願いします | I beg your pardon? | Pardon? |
| 信じられません | I can't believe it. | Unbelievable! / Oh my God. |
| すみません | My apologies. | Sorry. |
| 本当ですか | Seriously? | Really? |
| 素晴らしいです | It's awesome. | Cool! |
| 大丈夫です | It's my pleasure. | No problem! |
こうして並べてみると、日常表現をそのままビジネスの場に持ち込んでしまいがちなことに気づきます。
特にThanksやI see、Sorryは口癖になりやすいので、意識して言い換える練習をしてみてください。
電話やメールでも意識したい丁寧な言い回し



メールや電話でも、同じように気をつけることはあるの?



はい。特に依頼や断りの場面では、クッション言葉を1つ入れるだけで印象が柔らかくなります。
ビジネスメールや電話でも、依頼や断りを伝える前に一言添えるだけで、丁寧な印象になります。
例えば依頼の前にはI was wondering if you could ~.(~していただけないかと思いまして)のような一言を添えると、柔らかい印象になります。
すぐに対応できないときはI'm afraid I can't ~ at the moment.(恐れ入りますが、今は~できません)のように、afraidを使ってクッションを置く言い方も便利です。
断るときにいきなりNo.とだけ伝えるのではなく、一言クッション言葉を添えるだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
こうした言い回しは日常会話ではあまり使いませんが、ビジネスメールや電話では定番の表現なので、少しずつ覚えておくと役立ちます。
まとめ
最後に、この記事でお伝えした内容を整理します。
- 依頼するときはPleaseよりCould・Wouldを使うと丁寧
- 5W1Hの質問はCould you・Would youに置き換えると柔らかくなる
- 話すときはFirstly・Secondlyで論理的に伝える
- 日常表現とビジネス表現の言い換えを意識する
日本語で丁寧語を使い分けるのと同じように、英語にもビジネスシーンにふさわしい言い回しがあります。
完璧を目指す必要はありませんが、CouldやWouldを使った言い方を1つでも身につけておくと、相手に与える印象が大きく変わります。
少しずつで構わないので、日常のフレーズをビジネス向けに言い換える練習を重ねていきましょう。
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