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“Please”は使わない!英語で「はい、どうぞ」と言う時の自然な表現

誰かに物を渡す時、とっさにPlease, please.と言ってしまったことはありませんか。

実はこの使い方、ネイティブには意図が伝わりにくい表現なんです。

オット

「どうぞ」って言いたい時、pleaseじゃダメなの?中学で最初に習う単語なのに。

エリカ

実は物を渡す時の「どうぞ」とpleaseの「どうぞ」は、役割が違うんです。順番に見ていきましょう。

この記事でわかること
  • 物を渡す時に”please”を使わない理由
  • 「はい、どうぞ」の自然な言い方
  • “Here you are”と”Here you go”の違い
  • 場面別に使える「どうぞ」の表現
  • “please”を正しく使うタイミング
目次

なぜ物を渡す時に”please”は使わないのか

pleaseの本来の役割は、相手に何かを頼む時に文を丁寧にすることです。

そのため、物を渡す動作そのものにpleaseだけを添えても、ネイティブには「何をお願いされているんだろう」と伝わりにくくなってしまいます。

日本語の「どうぞ、どうぞ」をそのままPlease, please.と訳したくなる気持ちは分かりますが、これは避けたい言い方です。

ネイティブにPlease.とだけ言って物を差し出すと、「何かお願いされているのかな」と一瞬考えさせてしまうこともあります。

「はい、どうぞ」の自然な言い方:”Here you are”と”Here you go”

オット

じゃあ物を渡す時の「どうぞ」は、何て言えばいいの?

エリカ

一番よく使われるのがHere you are.Here you go.の2つです。

辞書でもこの2つは「物を渡す時に使う」表現として、セットで紹介されています。

物を渡す時の例文
  • Here you are, a boxful of tools.(はい、どうぞ。工具箱いっぱいです)
  • Here you go. Careful, it's hot.(はい、どうぞ。熱いので気をつけて)

基本的にこの2つはほぼ同じ意味で、置き換えて使っても問題ありません。

あえてニュアンスの違いを言うなら、Here you are.の方がやや丁寧で、Here you go.の方がカジュアルな響きになります。

友人同士のやり取りや子どもに渡す時はHere you go.、接客など少し改まった場面ではHere you are.を選ぶと、より自然です。

場面別!物を渡す時に使えるその他の表現

Here you are / Here you go以外にも、場面によって使い分けたい表現があります。

場面別の「どうぞ」表現
  • There you go.(お店などで、少し離れた場所に置いて渡す時の「どうぞ」)
  • This is for you.(プレゼントを渡す時の「これ、どうぞ」)
  • Go ahead.(順番を譲る時の「お先にどうぞ」)

プレゼントを渡す場面でpleaseを使いたくなったら、代わりにThis is for you.を思い出してください。

また、順番を譲る「お先にどうぞ」はpleaseを使わずGo ahead.After you.で表現します。

レジでお釣りを受け取る場面でも、店員がHere you go.と言いながら渡してくれることがよくあります。

“please”を正しく使うタイミング

ここまでの内容だけを見るとpleaseを避けたくなりますが、もちろん頼み事をする場面では積極的に使いたい単語です。

頼み事をする時のpleaseの例文
  • Speak up, please.(もう少し大きな声で話してもらえますか)
  • Could you pass the salt, please?(塩を取ってもらえますか)
  • Please make sure the door is locked.(ドアの鍵を確認しておいてください)

また、何かを勧められて受け取る側になった時はYes, please.(はい、お願いします)と答えるのも自然な使い方です。

つまりpleaseは「頼む側・受け取る側」で使う言葉で、「物を差し出す側」の「どうぞ」とは役割が逆になると覚えておくと整理しやすいです。

「どうぞ」についてよくある質問

“Here you are”と”Here you go”はどちらを覚えれば十分ですか?

どちらか一つだけ覚えるならHere you go.がおすすめです。

カジュアルな場面から接客まで幅広く使え、迷った時の万能な言い方になります。

文末に”please”を付けるのは失礼ですか?

いいえ、頼み事の文末にpleaseを付けるのは丁寧で自然な使い方です。

今回注意したいのは、あくまで物を渡す動作だけにpleaseを単独で使ってしまうケースです。

子どもに物を渡す時も同じ表現でいいですか?

はい、子ども相手でもHere you go.で問題ありません。

むしろカジュアルな響きのHere you go.は、子どもや親しい相手に対してよく使われる表現です。

まとめ:物を渡す時は”Here you are / go”、頼む時は”please”

エリカ

最後に、今日の内容を整理しますね。

オット

「どうぞ」と「please」って、同じ日本語に訳されるから混同しやすいんだね。

この記事の要点
  • 物を渡す時の「どうぞ」はHere you are / Here you go
  • プレゼントにはThis is for you.
  • pleaseは頼み事や、申し出を受け取る時に使う言葉

「どうぞ」と一言で言っても、渡す側と頼む側では使う単語が変わります。

次に何かを手渡す場面があったら、ぜひHere you go.を使ってみてください。

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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