「お腹すいてないの?」と聞かれてAren't you hungry?に対し、日本語の感覚のままYes, I'm not.と答えてしまったことはありませんか。
実はこの一言、伝えたかったこととは正反対の意味で相手に届いてしまっています。
オット「お腹すいてないの?」って聞かれて「うん、すいてない」って答えたいとき、Yesって言えばいいんだよね?



そこが、否定疑問文でいちばんつまずきやすいポイントなんです。日本語と英語でYes/Noの決め方が真逆になるんですよ。
- 日本語の「はい/いいえ」と英語のYes/Noが逆転する理由
- 否定疑問文でよくある勘違いパターン3つ
- 迷ったときでも誤解されない答え方のコツ
日本語の「はい/いいえ」と英語のYes/Noが逆になる理由



そもそも、なんでそんなにややこしいことになるの?



日本語は「質問の内容に対して」答えるのに対して、英語は「自分の状況に対して」答えるからなんです。
日本語の場合、質問がどう聞かれたかによって「はい」「いいえ」が変わります。
「お腹すいてる?」と聞かれてすいていなければ「いいえ、すいていません」ですが、「お腹すいてないよね?」と否定形で聞かれた場合、すいていないなら今度は「はい、すいていません」に変わります。
質問の形に合わせて「はい」と「いいえ」が入れ替わるのが、日本語の答え方です。
一方、英語のYes/Noは質問の形がどうであれ変わりません。
Are you hungry?(お腹すいてる?)と聞かれても、Aren't you hungry?(お腹すいてないの?)と聞かれても、お腹がすいていないという事実が同じなら、答えは常にNo, I'm not.になります。
英語では、質問の言い回しではなく「自分がすいているかどうか」という事実だけを見てYes/Noを決めるのがポイントです。
否定疑問文でよくある勘違いパターン3つ



お腹の例はわかったけど、他のパターンでも同じように考えればいいの?



はい、考え方はいつも同じです。実際によく出てくる否定疑問文を3つ見てみましょう。
Don't you like cats?(猫は好きじゃないの?)
猫が好きならYes, I do.(いいえ、好きです)、好きでなければNo, I don't.(はい、好きじゃないです)と答えます。
Aren't you Japanese?(日本人じゃないの?)
日本人であればYes, I am.(はい、日本人です)、日本人でなければNo, I'm not.(いいえ、違います)となります。
Didn't you get my email?(メール届かなかった?)
メールが届いていればYes, I did.(いいえ、届きました)、届いていなければNo, I didn't.(はい、届いていません)です。
いずれも共通しているのは、質問文が肯定形か否定形かではなく、答える本人の状況だけを見てYesかNoかを決めている点です。
迷ったときでも誤解されない答え方のコツ



頭では分かっても、とっさに聞かれたらまだ間違えそうな気がする。



それなら、Yes/Noに自信が持てないときの避け方を覚えておくと安心ですよ。
いちばん確実なのは、Yes/Noの後に必ず事実を表す一文を続けることです。
No, I'm not. I already ate lunch.(はい、すいていません。もうお昼を食べたので)のように理由まで添えれば、たとえYes/Noの部分でとっさに迷っても、相手は状況を正しく理解できます。
Yes/Noを言うこと自体に自信がないときは、思い切ってYes/Noを省き、事実だけを伝えるのも有効な方法です。
I'm not hungry.(お腹はすいていません)とだけ言えば、Yes/Noの取り違えを気にせずに、伝えたいことをそのまま伝えられます。
否定疑問文への返事に迷ったら、まずは事実を一文で言い切る癖をつけておくと、とっさの会話でも安心です。
否定疑問文についてよくある質問



最後に、気になっていたことを聞いてもいい?



もちろんです。よく聞かれる質問をまとめますね。
付加疑問文(〜だよね?の形)でも同じルールですか?
はい、同じです。You don't like coffee, do you?(コーヒー好きじゃないよね?)のような付加疑問文も、答えの基準は自分の事実だけです。
コーヒーが好きでなければNo, I don't.、好きならYes, I do.と、これまで紹介したルールとまったく同じ考え方で答えられます。
とっさに詰まってしまったらどうすればいいですか?
会話中にYes/Noで迷ったら、無理にどちらかを言い切ろうとせず、事実だけを一文で伝える方法が安全です。
先ほど紹介したようにI'm not hungry.のような形にすれば、Yes/Noの取り違えを避けながら意図はきちんと伝わります。
短く”No, not really.”のように返しても大丈夫ですか?
日常会話では、そうした短い返し方も自然によく使われます。
ただし否定疑問文に慣れないうちは、Yes/No+主語+動詞をワンセットで言う練習をしておくと、とっさの場面でも取り違えにくくなります。
まとめ:Yes/Noは質問の形ではなく自分の事実で決める
英語の否定疑問文でYes/Noが日本語と逆になるのは、答え方の基準そのものが違うからです。
質問がどんな形で聞かれても、自分の状況が肯定ならYes、否定ならNoと決めれば迷いません。
- 日本語は質問の形に、英語は自分の事実に対してYes/Noを答える
- 肯定形で聞かれても否定形で聞かれても、答えの基準は変わらない
Don't you~?やAren't you~?も同じルールで答えられる- 迷ったらYes/Noの後に理由の一文を添える
- 自信がなければYes/Noを省き、事実だけを伝えてもよい
否定疑問文はネイティブとの会話でもよく出てくる形なので、ここで基準を整理しておくと、とっさの受け答えがぐっと楽になります。
次に否定形で話しかけられたときは、質問の形に惑わされず、自分の事実を軸に答えてみてください。
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