英語を話すとき、発音に自信が持てなくて、話す前に身構えてしまう。そんな発音コンプレックスを抱えている方は少なくありません。
「ネイティブみたいに話せるようにならないと」と思うほど、そのプレッシャーは大きくなりがちです。
オット発音って、ネイティブみたいにならないとダメなのかな…?



実はそうではないんです。今の英語教育では、発音の目標そのものが少し違う考え方に変わってきています。
- 「ネイティブのような発音」を目標にしなくていい理由
- 発音の目標を「通じる発音」に置き換える考え方
- 通じる発音に近づくための3つの練習
- 練習を続けるときの心構え
「ネイティブのような発音」を目標にしなくていい理由



ネイティブを目指さなくていいって、発音は適当でもいいってこと?



いいえ、適当でいいという意味ではありません。目指す「方向」が違う、という話です。
今の英語は、ネイティブスピーカー同士だけでなく、非ネイティブ同士のコミュニケーションでも広く使われる言語になっています。
世界の英語話者を見渡すと、実はネイティブスピーカーよりも、英語を第二言語・外国語として話す非ネイティブスピーカーのほうが多いと言われています。
つまり、日常的に英語で会話をする相手は、ネイティブとは限りません。むしろ自分と同じように英語を学んだ非ネイティブ同士で話す機会のほうが多いのが実情です。
そうした背景もあり、言語教育の研究では、学習者の発音の目標を「ネイティブに近づけること」ではなく「聞き手に誤解なく伝わること」に置くべきだという考え方が広がっています。
この考え方は「intelligibility(伝わりやすさ)」と呼ばれ、国際的な英語教育の研究でも支持されている視点です。
実際、なまりの強さと聞き取りやすさは必ずしも比例しない、という指摘もあります。なまりがあっても、十分に伝わる発音はできるということです。
また、大人になってから外国語を学ぶ場合、音の面でネイティブとまったく同じになるのは簡単ではないとも言われています。
そこを目標にして苦しむより、「伝わる発音」という達成しやすいゴールに切り替えるほうが、学習は長く続けやすくなります。
「通じる発音」に近づくための3つの練習



じゃあ、実際には何を練習すればいいの?



難しい理論は置いておいて、実践できることは3つに絞れます。
練習1:たくさん聞いて英語のリズムに耳を慣らす
映画やポッドキャストを、英語字幕やスクリプト付きで聞く習慣を作りましょう。
最初は単語や文法の意味を追いすぎず、英語特有のリズムやイントネーションに耳を慣らすことを目的にしてみてください。
同じ作品を繰り返し聞いていると、内容が耳に馴染んできて、意味を考えなくても音の流れがつかめるようになってきます。
この「なんとなく音が体に入ってくる」感覚を作ることが、次の練習の土台になります。
練習2:伝わりやすさに関わる部分を優先して直す
発音のすべてを一律に完璧にしようとすると、練習の的が絞りにくくなります。
まずは、一番伝えたい単語をはっきり・大きめに発音することを意識してみましょう。文の中でどこを強く言うかがずれるだけで、聞き手には内容が伝わりにくくなります。
例えばI have two brothers.(兄弟が2人います)という文では、twoを強く読むことで「2人」という数の情報がはっきり伝わります。
ここが弱く流れてしまうと、単語自体は正しく発音できていても、聞き手には数字の部分が届きにくくなってしまいます。
練習3:録音して自分の発音を客観的に確認する
自分の発音がどう変化しているかは、感覚ではなく録音で確認するのが一番確実です。
具体的な録音チェックのやり方は、録音して発音を客観視する練習法の記事で詳しく解説しています。
- 練習1:映画・ポッドキャストで英語のリズムに耳を慣らす
- 練習2:伝えたい単語・部分をはっきり発音する
- 練習3:録音して自分の発音を客観的に確認する
発音の練習を続けるときの心構え



それでも、やっぱり発音を細かく直したくなる時ってあるよね。



もちろん、個々の音の作り方を細かく知りたくなったら、その時に動画教材で確認すれば十分です。
特定の音の口の形や舌の動かし方をじっくり確認したいときは、動画教材を使った練習も効果的です。
動画教材の選び方や練習の進め方は、こちらの記事にまとめているので、必要になったときに参考にしてください。
大切なのは、「ネイティブそっくりになれていない」ことに落ち込むのではなく、「前より伝わりやすくなったか」で自分を評価することです。
この視点に変えるだけで、発音練習に対する気持ちの負担はかなり軽くなります。



なんだか、発音の練習に対する見方が変わったよ。



ゴールの置き方を変えるだけで、練習は驚くほど前向きに取り組めるようになりますよ。
まとめ:目指すのは「ネイティブ」ではなく「伝わる発音」
発音の目標をネイティブそっくりの音から「相手にきちんと伝わる音」に置き換えるだけで、練習は驚くほどやりやすくなります。
- 発音の目標は「ネイティブ並み」より「伝わること(intelligibility)」
- なまりの強さと聞き取りやすさは必ずしも比例しない
- まずは聞く量を増やし、伝えたい部分をはっきり発音する
- 録音での客観確認と、必要に応じた動画教材の活用を組み合わせる
今日から発音の練習をするときは、「ネイティブに近いか」ではなく「伝わるか」を基準にしてみてください。
気持ちが軽くなった分だけ、練習も続けやすくなるはずです。
LINE登録で無料英語講座を開催中


英語を話せるようになりたいけど、何から始めたら良いか分からない…
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、多くの方が最初の一歩でつまずいています。
そこで、【無料の「やりなおし英会話スタートガイド」】をご用意しました。
ゼロからでも大丈夫!
このガイドでは、英語学習のやり直しから効果的な勉強方法まで、詳しく解説。
さらに今なら、音声・動画教材を含む豪華7大特典付き!









コメント