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留学の最初でつまずく「聞き取れない」の正体|教科書英語とリアル英語のギャップを埋める方法

留学したのに、現地のネイティブが話す簡単な英語すら聞き取れなくてショックを受けた、という声をよく耳にします。

日本である程度英語を勉強してきた人ほど、このギャップに戸惑いやすい傾向があります。

この記事では、留学直後に多くの人がつまずく「聞き取れない」の正体と、乗り越え方を紹介します。

オット

留学すれば、そこそこ英語ができる人ならすぐに耳が慣れそうなイメージだけど、実際はどうなんだろう。

エリカ

実はそうとも限らないんです。日本でしっかり勉強してきた人ほど、最初にショックを受けやすいんですよ。

この記事でわかること
  • 留学直後に聞き取れなくなる理由
  • 教科書英語と実際の英語のギャップの正体
  • 聞き取れない時にその場でできる対処法
  • 最初の期間を乗り切るための考え方
目次

なぜ留学直後はネイティブの英語が聞き取れないのか

オット

教材や映画でしっかり英語の音に慣れてきたつもりでも、通用しないものなの?

エリカ

教材の音声とは違う要素がいくつも重なってくるので、最初は聞き取れなくて当然なんです。

話すスピードと単語の省略

ネイティブスピーカーは基本的に話すスピードが速く、言葉を省略する傾向があります。

例えばカジュアルな場面では(Have) you been here before?(以前ここに来たことある?)のようにHaveを省略したり、am notの代わりにain'tを使ったりすることがあります。

こうした省略や崩れた形は教材の音声にはあまり出てこないため、実際に耳にすると聞き取れなくなってしまうのです。

訛り・話し方の個人差

ネイティブスピーカーといっても、出身地域によって発音の訛りには大きな差があります。

移民が多い国では、話される英語のバリエーションそのものが豊富なため、人によって聞き取りやすさが大きく変わります。

さらに周囲が騒がしい場面や、相手が早口な場面が重なると、単語自体は知っているのに音として拾えないということが起こります。

国や地域によって変わる英語のバリエーション

オット

英語ってどこの国でも同じように聞こえるものだと思ってたよ。

エリカ

実は国や地域によって発音もイントネーションもかなり違うので、留学先が変わると耳の慣らし方も少し変わってきますよ。

アメリカ英語とイギリス英語では、母音の発音や単語のイントネーションに違いがあることはよく知られています。

オーストラリアやニュージーランドの英語は、母音の響き方が独特で、最初は同じ単語だと気づけないことも珍しくありません。

移民が多いカナダやオーストラリアの都市部では、ネイティブスピーカー以外の英語話者も多く、訛りの種類そのものが日本の教材よりずっと幅広くなります。

留学先を決めるときは、行き先の英語がどんな響きを持っているのか、事前に動画などで確認しておくと、現地での戸惑いを減らせます。

教科書英語と「生きた英語」のギャップ

教材や試験対策の音声は、聞き取りやすいスピードとクリアな発音で収録されていることがほとんどです。

一方、実際の会話には話者の声質や話し方の癖、その場の雑音、感情の乗り方など、教材にはない要素が同時に絡んできます。

この違いに気づいていないと、「自分は英語ができないんだ」と実力以上に落ち込んでしまいがちです。

実際には、教科書で学んだ英語の基礎知識は間違っておらず、「生きた英語」に慣れる経験がまだ足りていないだけというケースがほとんどです。

聞き取れない時にその場でできる対処法

オット

聞き取れなかった時、何て聞き返せばいいのかも毎回困りそうだよね。

エリカ

聞き返すフレーズは決まったパターンがあるので、先に覚えておけば安心ですよ。

聞き取れない時に使える表現
  • Excuse me?(すいません、何て言いましたか?)
  • Sorry?(ごめんなさい、何ですか?)
  • Could you speak more slowly?(もう少しゆっくり話してもらえますか?)

聞き返すこと自体は失礼にあたりません。

わからないまま話を進めてしまうほうが、後々の誤解につながりやすいので、素直に聞き返す習慣をつけておきましょう。

最初の期間を乗り切るための考え方

留学生活が始まってしばらくは、リスニングに苦労する人がほとんどです。

それは実力不足というより、耳がまだネイティブスピーカーの英語に慣れていないだけだと捉えることが大切です。

ここで自己嫌悪に陥って人との会話を避けてしまうと、耳が慣れる機会そのものを失ってしまいます。

根気よく相手の英語に集中して聞き続ける姿勢を保つことが、遠回りに見えて一番の近道です。

渡航前から映画や音楽、ニュースなどで英語の音に日常的に触れておくと、現地の英語環境に馴染むまでの負担を減らせます。

エリカ

耳が慣れてくると、聞き取れる音の分だけ自分の発音も自然と整ってきますよ。

留学の「生きた英語」についてよくある質問

聞き取れるようになるまでどれくらいかかりますか?

個人差が大きいため一概には言えませんが、根気よく英語に触れ続ければ、まったく変化を感じられないということはまずありません。

焦って結果を求めるより、日々の会話の中で「昨日より少し聞き取れた」という小さな変化に注目してみてください。

聞き取れなくて会話が怖くなってしまいます

聞き取れないことを怖がって会話自体を避けてしまうと、耳が慣れる機会そのものが減ってしまいます。

完璧に聞き取ろうとせず、まずは知っている単語を拾って全体の内容を推測する意識に切り替えると、気持ちが少し楽になります。

まとめ:聞き取れないのは実力不足ではない

留学直後に聞き取れなくなるのは、話すスピード・省略・訛り・雑音など、教材にはない要素が一度に重なるためです。

教科書で学んだ英語が間違っていたわけではなく、「生きた英語」に慣れる経験がまだ足りていないだけです。

聞き返すフレーズを味方につけながら、根気よく英語の音に触れ続けてください。

この記事の要点
  • 速度・省略・訛り・雑音が重なり、教材の英語とは聞こえ方が変わる
  • 聞き取れないのは実力不足でなく、耳がまだ慣れていないだけ
  • Excuse me?などの聞き返しフレーズを先に覚えておく

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この記事を書いた人

現役の個人英語コーチ。英検1級・TOEIC975点。高校時代にアメリカ・カンザス州ウィチタへ1年間留学し、その後カリフォルニア州立大学ロングビーチ校へ留学。自身の経験をもとに、個人英語コーチとして受講生の指導にあたっている。

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