IELTSのリスニング対策をしているのに、思うようにスコアが伸びない…そう感じていませんか。
リスニングは聞き取れたつもりでも、解答形式の勘違いや時間配分のミスで失点してしまうことが多いパートです。
試験の仕組みそのものについて知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
参考記事:IELTS(アイエルツ)とは?試験の仕組みとスコアの基本を解説
オットリスニングって、内容を聞き取れれば点数につながるものなんじゃないの?



実は、試験の形式や時間配分を知っているかどうかでも、スコアはかなり変わってくるんです。
この記事では、現役の個人英語コーチである私が、IELTS公式情報をもとに、リスニングパートでスコアアップにつながるポイントを紹介します。
- IELTSリスニングの4セクションの構成と内容
- 紙受験とコンピューター受験で異なる「見直し時間」
- 語数制限・スペルなど見落としがちな解答ルール
- スコアアップのために意識したい3つのポイント
IELTSリスニングテストの基本構成|4セクション40問



まず、リスニングテストって全体でどんな構成になっているの?



4つのセクションに分かれていて、全部で40問。所要時間は約30分です。
IELTSのリスニングテストは、4つのセクションで構成されており、各セクション10問、合計40問が出題されます。
音声はそれぞれ1回しか流れないため、聞き逃した部分を後から聞き直すことはできません。
使われるアクセントも幅広く、イギリス英語・オーストラリア英語・ニュージーランド英語・北米英語などが登場します。
普段の学習がアメリカ英語中心の方は、イギリス英語やオーストラリア英語の音声にも耳を慣らしておくと、本番で戸惑いにくくなります。
セクション1・2は日常的な場面での会話・アナウンス
セクション1は、2人の話者による日常的な会話です(例:旅行の予約についてのやり取り)。
セクション2は、1人の話者による日常的な内容のアナウンスやスピーチです(例:地域施設の案内)。
セクション3・4はアカデミックな場面での会話・講義
セクション3は、教育・研究の場面を題材にした会話です(例:大学生同士のディスカッション)。
セクション4は、1人の話者によるアカデミックな内容の講義です(例:ある学術テーマについての講義)。
設問は録音の展開順に並んでいるため、1問目の答えが2問目の答えより前に出てくる、という構成になっています。
- セクション1:2人の会話(日常的な場面)
- セクション2:1人のスピーチ(日常的な場面)
- セクション3:複数人の会話(アカデミックな場面)
- セクション4:1人の講義(アカデミックな場面)
受験形式によって異なる「見直し時間」に注意



紙で受けるのとパソコンで受けるのとで、何か違いはあるの?



実は、解答を見直せる時間の長さが大きく違うんです。
紙で受験する場合(ペーパーベース)は、リスニングの音声終了後に、解答用紙へ答えを転記するための時間が10分間用意されています。
一方、コンピューターで受験する場合(コンピューターベース)は、解答はその場でタイピングしていくため、最後の見直しに使える時間は2分間のみです。
コンピューターベースの方が持ち時間全体はコンパクトになる分、最後にまとめて見直すことが難しくなります。
コンピューターベースで受験する予定の方は、聞きながらその都度スペルや文法を確認しておく習慣をつけておくと安心です。
受験するテストセンターによって選べる受験形式が異なる場合があるため、申し込み前にどちらの形式になるかを確認しておくと安心です。
聞き取れても失点する?見落としがちな解答ルール



内容を正しく聞き取れていれば、それだけで正解になるんじゃないの?



実は、聞き取れていても解答ルールを守れていないと不正解になることがあるんです。
語数制限を守る
設問には「NO MORE THAN TWO WORDS AND/OR A NUMBER」のように、語数の上限が指定されています。
内容が合っていても、指定された語数をオーバーして書くと、その解答は不正解になってしまいます。
ハイフンでつながった単語(check-inなど)は1語としてカウントされる、といった細かいルールもあわせて確認しておきましょう。
スペルミスは不正解になる
正しい単語を聞き取れていても、スペルミスがあればその解答は不正解として扱われます。
イギリス綴り・アメリカ綴りのどちらでも正解として扱われますが(例:colour/colorはどちらもOK)、綴り自体を間違えると得点になりません。
自信のない単語のスペルは、日頃から書いて練習しておくことをおすすめします。
スコアアップのために意識したい3つのポイント



試験の形式は分かったけど、具体的にどう対策すればいいの?



意識してほしいポイントが3つあります。順番に説明していきますね。
ポイント1:後半のセクションほど難易度が上がることを意識する
IELTSのリスニングは、セクション1から4に進むにつれて、語彙も内容も難しくなっていく構成になっています。
特にセクション1・2は、比較的ゆっくりとしたスピードで話されることが多く、確実に得点しておきたいパートです。
セクション3・4で聞き取れない部分があっても、そこで止まらず、次の設問に意識を切り替える柔軟さも大切です。
音声を聞きながら要点を短くメモする練習も、セクション3・4の複雑な会話についていくために役立ちます。
ポイント2:音声が流れる前に設問へ目を通す
各セクションの音声が始まる前には、設問に目を通すための時間が用意されています。
この時間を使って、どんな場面の話なのか、何を聞き取ればよいのかを事前に把握しておきましょう。
設問の先読みができていると、音声中に「次は何を聞き取るべきか」を予測しながら聞けるようになります。
ポイント3:目標バンドスコアに必要な正答数の目安を知っておく
IELTS公式サイトでは、リスニング40問中の正答数とバンドスコアの目安が公開されています。
| バンドスコア | 正答数の目安(40問中) |
|---|---|
| 8 | 35問 |
| 7 | 30問 |
| 6 | 23問 |
| 5 | 16問 |
IELTS公式は、この必要正答数は試験のバージョンによって多少前後すると案内しているため、あくまで目安として捉えてください。
それでも、自分の目標スコアに対して「何問までなら間違えても大丈夫か」を事前に知っておくだけで、本番での焦りはかなり減らせます。
- セクション1・2で確実に得点する
- 音声前の時間で設問を先読みする
- 目標スコアに必要な正答数の目安を知っておく
まとめ|形式を理解することがスコアアップの近道
IELTSのリスニングは、英語力だけでなく、試験形式への理解度によってもスコアが左右されるパートです。
4セクションの構成、見直し時間の違い、設問の先読みといったポイントを押さえるだけでも、本番での対応力は大きく変わります。
語数制限やスペルといった解答ルールも、知っているだけで防げる失点です。
- リスニングは4セクション・40問、難易度は後半ほど上がる
- 紙受験は見直し10分、コンピューター受験は見直し2分
- 設問の先読みと目標正答数の把握が得点力を底上げする
ぜひ試験当日までに形式そのものにも慣れておき、落ち着いて実力を発揮してくださいね。
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