洋楽の歌詞に出てくるratherという単語、なんとなく意味はわかるけれど正確なニュアンスは自信がない、ということはありませんか。
今回は、Clean Bandit(クリーン・バンディット)の名曲Rather Beの歌詞を教材に、ratherの使い方を見ていきましょう。
会話でもよく使う単語なので、この機会にしっかり整理しておくと便利です。
知っているようで意外と説明しにくい単語ほど、実際の歌詞の文脈で覚えると理解が深まります。
オットratherって、なんとなく「むしろ」みたいな意味だと思ってたけど、合ってる?



大枠は合っていますが、実は使い方によってニュアンスが変わる単語なんです。一緒に整理していきましょう。
- “Rather Be”というシングルの基本情報
- 歌詞に登場する
ratherの意味 would ratherを使った希望の伝え方
Clean Bandit “Rather Be” はどんな曲か



Clean Banditって、どんなアーティストなの?



クラシックとダンスミュージックを融合させた音楽で知られる、イギリスのグループなんですよ。
グループとシングルの基本情報
Clean Banditは、2008年にイギリスのケンブリッジ大学(University of Cambridge)で結成されたグループです。
クラシック音楽とベース・ミュージックを融合させた楽曲で知られ、楽曲ごとにゲストボーカルを迎えるスタイルで活動しています。
Rather Beは、ボーカルにジェス・グリンをフィーチャーした楽曲で、2014年1月17日にリリースされました。
2015年に開催された第57回グラミー賞では、「最優秀ダンス・レコーディング」を受賞しています。
日本を舞台にしたミュージックビデオも話題を呼び、YouTubeでの再生回数は8億回を超えています。
東京の築地や渋谷など、日本の街並みを舞台に撮影されたことも、日本で親しまれている理由のひとつです。
Rather Beはイギリスのシングルチャート(UK Singles Chart)で初登場1位を獲得し、4週連続で首位をキープしました。
歌詞に登場する「rather」の使い方



サビのno place I'd rather beって、直訳するとどういう意味になるの?



1つずつ分解して見ていきましょう。
When I am with you, there's no place I'd rather be
(あなたと一緒にいるとき、それ以上に居たい場所なんてない)
ratherは形容詞や他の副詞を強調する副詞で、「いくぶん」「多少」といったveryの控えめな表現から、「どちらかといえば」「むしろ」まで幅広いニュアンスを持ちます。
歌詞のno place I'd rather beを直訳すると「私がむしろ居たいと思う場所はない」となり、そこから「それ以上の場所なんてない」という意味になります。
日常会話では、次のような使い方もよく見られます。
She speaks English rather well.(彼女は英語がなかなかうまい)
She is beautiful rather than pretty.(彼女はカワイイというより美しい)
2つ目の例のようにrather thanの形になると「〜よりむしろ」という比較のニュアンスが加わります。
「would rather」で希望を伝える言い方



「どちらかといえば〜したい」って言いたいときもratherが使えるの?



はい、would ratherという形でよく使われます。
would rather + 動詞の原形で「どちらかといえば〜したい」という、控えめな希望を伝える表現になります。
I would rather drink beer.(どちらかといえばビールを飲みたい)
会話ではI'd rather ~と省略して使われることがほとんどです。
断りたいときはwould rather notの形を使い、I'd rather not go tonight.(今夜はどちらかといえば行きたくない)のように表現します。
I don't want to go.のようなはっきりした否定よりも、やわらかく気持ちを伝えられるのがwould rather notの便利なところです。
2つの選択肢を比べて希望を伝えたいときはI would rather stay home than go out.(外出するより家にいたい)のようにthanと組み合わせます。
相手の希望を尋ねたいときは疑問文にしてWould you rather have tea or coffee?(紅茶とコーヒー、どちらがいいですか)のように使うこともできます。
友人同士の会話で「究極の二択」を楽しむWould you rather ~?ゲームも、この構文がベースになっています。
ratherは単独では地味な単語に見えますが、wouldやthanと組み合わせることで、日常会話の中でも幅広く活躍します。
洋楽の歌詞を英語学習に活かすコツ
好きな曲を選ぶ
文法や単語の教材として優れているかどうかより、何度も聴きたくなる曲を選ぶことが継続への一番の近道です。
ノリの良いダンスミュージックが好きな方であれば、Clean Banditのような楽曲から入ると、リスニングの練習も自然と続けやすくなります。
サビだけに絞って覚える
1曲まるごと理解しようとせず、気になったサビや一節だけを深掘りするくらいの気軽さで十分です。
気になった表現をメモしておく
「あれ、この言い回しは何だろう」と思った瞬間にメモしておき、あとで辞書や文法書で確認する習慣をつけると定着しやすくなります。
なお、学習メモとして手元で使う分には問題ありませんが、歌詞全文をそのままブログやSNSに公開するのは著作権上避けるべき行為です。
歌詞の著作権に配慮し、この記事での引用も上記の一節にとどめています。
曲全体の歌詞を確認したい場合は、公式の音楽配信サービスや歌詞サイトで検索してみてください。
声に出して口に馴染ませる
覚えた一節は、頭の中で理解するだけでなく、実際に声に出してみると記憶の残り方が変わります。
歌うようにリズムに乗せて言ってみると、I'd ratherのような音のつながりも自然に身についていきます。
好きな曲であればあるほど自然と何度も聴き返すことになるので、表現も無理なく記憶に定着していきます。
まとめ



今日の内容、最後にまとめてもらえる?



はい、整理しますね。
ratherは「どちらかといえば」「むしろ」を表す副詞rather thanで「〜よりむしろ」という比較になるwould rather ~で控えめな希望を、would rather notでやわらかい拒否を伝えられる
ratherは一見地味な単語ですが、使いこなせると表現の幅がぐっと広がります。
好きな洋楽の中にこの単語が出てきたら、ぜひ今日紹介した使い方と照らし合わせてみてください。
単語1つのニュアンスを丁寧に理解できると、同じ曲でも聴こえ方がぐっと変わってきます。
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