最近は多くの企業で、就職の際にTOEICスコアがアピールポイントになります。各大学でも就活に役立つよう、またグローバルな人材を育成するために、英語教育に力を入れています。さらに単位取得にも利用されることがあるTOEICですが、果たして大学生の平均点はどれくらいなのでしょう?
今回は大学ごとのTOEIC平均スコアをくらべてみました。
目次
TOEICにおける大学生全体の平均点一覧
大学生のTOEIC公開テスト平均点
年度 | リスニング | リーディング | 合計 |
2017年度 | 311点 | 255点 | 565点 |
2018年度 |
307点 | 255点 | 561点 |
2019年度 |
311点 | 256点 | 568点 |
大学生のTOEIC IPテスト平均点
年度 | リスニング | リーディング | 合計 |
2017年度 | 253点 | 196点 | 449点 |
2018年度 |
251点 | 193点 | 444点 |
2019年度 |
250点 | 194点 | 443点 |
IPテストの平均点の方が低いですが、これは特にTOEIC対策をしているわけではなく義務的に受験している人も多いからと言えます。
大学の学部別TOEIC平均点(2017年度IPテスト・大学4年生)
学部 | リスニング | リーディング | 合計 |
国際関係学系 |
333点 | 256点 | 589点 |
語学系・文学系(英語専攻) |
334点 | 248点 | 582点 |
語学系・文学系(英語専攻以外) |
315点 | 242点 | 556点 |
商学・経済・経営系 |
301点 | 238点 | 539点 |
教育・教養系 |
295点 | 237点 | 533点 |
社会学系 |
291点 | 229点 | 520点 |
法学系 |
290点 | 228点 | 518点 |
医・薬学系 |
275点 | 224点 | 499点 |
理・工・農学系 |
259点 | 205点 | 465点 |
情報科学系 | 250点 | 190点 | 450点 |
大学内で実施されるIPテストの結果からデータ化された平均点なので、それだけに実力が試されるわけですが…。やはり国際関係学系や語学系は平均点が高いですし、英語専攻以外でも550点を超えているのは驚きです。逆に医・薬学系の平均点が意外にも低いという印象を受けました。
大学別(大学院含む)TOEIC平均点
大学ごとのTOEIC平均点(500点以上)を高い順にまとめてみました。
- 938点:上智大学 国際教養学部
- 920点:国際教養大学(全体平均)
- 877点:東京外国語大学 外国語学部英語学科
- 874点:国際基督教大学(全体平均)
- 865点:上智大学 外国語学部英語学科
- 823点:一橋大学 大学院法学研究科(法学研究科・法科大学院合格者)
- 800点:東京大学 大学院生(文系)
- 783点:同志社女子大学 国際教養学科
- 770点:早稲田大学 国際教養学部
- 762点:神戸市外国語大学 外国語学部英語学科
- 752点:東京大学 文科三類
- 750点;慶應義塾大学SFC
- 738点:群馬県立女子大学 国際コミュニケーション部
- 732点:上智大学(全体平均)
- 725点:広島大学 教育学部(英語科)
- 703点:東京大学 大学院生(理系)
- 719点:東京外国語大学
- 690点:京都大学
- 689点:青山学院大学
- 688点:東京大学(学部)
- 677.4点:長崎県立 国際経営学科
- 667点:関西外国語大学 外国語学部英語学科
- 652点:立教大学(新入生)
- 650点:日本外国語専門学校
- 649点:広島大学 医学部
- 648点:神戸大学
- 642点:宮崎国際大学 国際教養学部(1年生)
- 641点:同志社大学
- 640点:東京工業大学
- 636点:千葉大学 医学部
- 634点:獨協大学 外国語学部英語学科
- 630点:大阪女学院大学
- 619点:一橋大学
- 617点:中央大学
- 615点:明治大学
- 610点:拓殖大学 英米語学科(2年生)
- 600点:東京海洋大学(新入生)
- 599点:千葉大学 薬学部
- 594点:立命館大学
- 594点:岐阜市立女子短期大学 英語英文学科
- 590.1点:長崎県立 国際社会学科
- 590点:埼玉大学 教養学部(4年生)
- 570点:宮崎国際大学(3年生)
- 569点:立教大学
- 552.6点:千葉大学
- 550点:奈良女子大学
- 548点:千葉大学 文学部
- 544点:千葉大学 法経学部
- 538点:広島大学 法学部
- 531点:千葉大学 教育学部
- 524点:金沢大学
- 518点:千葉大学 理学部
- 518点:広島大学 歯学部
- 511点:千葉大学 工学部
- 509点:広島大学 文学部人文学科
- 504点:千葉大学 園芸学部
- 503点:東京農工大学
TOEIC平均点は東大が1位ではない
日本で一番頭の良い大学として知られる東大ですが、TOEICの平均点順位では一番高いのが大学院生(文系)の800点、次に大学院生(理系)703点、学部平均は688点となっています。もちろん十分に高いスコアではありますが、イメージとしては900点以上の方も多かったのではないでしょうか?
1位は上智大学の938点と、平均点としてはかなり高いスコアです。上智大学は帰国子女も多く、授業もすべて英語で行われている学科もあるので、その影響は大きいと言えるでしょう。
各大学のTOEIC平均点からわかること
各大学のTOEIC平均点からわかってくるTOEICを受けるうえで大事なポイントを解説していきます。
TOEICを受験する時には対策が必要!
東大に入る人は、小さい頃からクラスでも飛びぬけて頭が良く、成績もトップだったに違いありません。しかし東大生だからと言ってTOEICでトップスコアを取れるとは限らない。つまり、TOEICでハイスコアをマークするには、TOEIC試験の対策を行う必要があるということです。
TOEICの問題内容は、英語でのコミュニケーション能力が試されるので、大学受験のために勉強した英語だけではなかなか良い点数が取れないと言えます。
英語の勉強は「継続は力なり」
TOEIC平均点順の上位を占めているのは、国際関係学系や英文科がほとんどです。偏差値74を誇る「東京大学 文科三類」のTOEIC平均点は752点、学部全般では688点です。客観的に見れば高い点数ですが、ランキングで見るとお世辞にも「ハイスコア」とは言えません。上位に位置するのはほぼ英語に接する機会の多い学科であることから、TOEICの点数は、偏差値よりも毎日英語の勉強をしているかどうかに関係していることがわかりますね。
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おわりに:TOEIC対策のためのおすすめ参考記事
各大学のTOEIC平均点から、TOEICの点数は偏差値には関係なく、それなりの対策や毎日の積み重ねであることがわかりました。TOEICでハイスコアを取るためには、良い教材と正しい勉強法を継続することが何より大切です。
受験や単位取得、または就職のためTOEICスコアをもっと伸ばしたいと思っている皆さん、効果的な勉強法でしっかり対策を行いましょう!
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