インターナショナルスクールとは?普通の学校との違い・問題点を徹底解説

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子どもには国際的に活躍してほしい…そんな思いから、インターナショナルスクールに興味を持つご両親も増えてきました。今回は、主に義務教育期のインターナショナルスクールの現状、英語レベル、問題点や対処法についてもご紹介します。

インターナショナルスクールとは?

インターナショナルスクールは、主に海外から日本にやってきた子女を入学させて、外国語で授業を行う学校のことを言います。「主に外国語で授業を行う外国人のための学校」というのが一般的な定義です。

インターナショナルスクールは、各都道府県で許可を得ているところもありますが無認可の学校も存在します。少し古い平成17年の段階の調査ですが、日本には都道府県で認可されているインターナショナルスクール(各種学校等)の数として117校が存在しています。

文部科学省「インターナショナルスクール等の現状について」

選び方によっては「就学義務違反」に?

少し法律的な話をします。難しい話ですが、ここはよく理解しておきましょう。

学校教育法第171
「保護者は、子の満六歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十二歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校、義務教育学校の前期課程又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う」
学校教育法第17条2項
「保護者は、子が小学校の課程、義務教育学校の前期課程又は特別支援学校の小学部の課程を修了した日の翌日以後における最初の学年の初めから、満十五歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを中学校、義務教育学校の後期課程、中等教育学校の前期課程又は特別支援学校の中学部に就学させる義務を負う」

つまり、子どもには小学校や中学校に通わせて義務教育を受けさせてください、と言う内容なのですが、ここにおける小学校や中学校とは、学校教育法1条に規定されている小学校や中学校(一条校)のことです。インターナショナルスクールが認可されている場合でも「各種学校」として認められているだけのため、この一条校には当てはまりません。

簡単にまとめると、日本に住む日本の親には、一条校に規定されている小学校と中学校に子どもを通わせる義務があるのです。しかし、インターナショナルスクールはこれに当てはまらず、日本人の子どもが日本で、1条校として認められていないインターナショナルスクールに通う場合は、就学義務を果たしてないとされるのです。この事については、文部科学省の公式ホームページでも注意点として伝えられています。

文部科学省「小・中学校への就学について」

インターナショナルスクールの種類

インターナショナルスクールの種類・利点

インターナショナルスクールには、「外国人が自国民のために外国に作ったスクール」「外国の学校が日本人向けに作ったスクール」「日本の学校や団体によってつくられたスクール」の3つの種類があります。基本的には、海外の大学へ進学する際には進学しやすいのが特徴です。国際バカロレア認定校も国内に何校かあります。

ちなみに、歌手の宇多田ヒカルさんは、アメリカ人向けのインターナショナルスクールに通い、コロンビア大学に進学しています。

インターナショナルスクールに通わせる注意点

ただ、先ほどもお伝えしたように、義務教育としては機能しない学校もあり、日本の中学や高校への進学を考えたときには、足かせになることもあります。ちなみに、高校受験のケースを見ていくと、日本の公立高校ではインターナショナルスクール出身者はその受験が認められないこともあり、日本の私立高校においては各校の判断にゆだねられています。つまり、日本の学校への進学を考えるのであれば、やはり学校教育法に則った小中学校を修了していることが必要となります。

そのような問題を踏まえ、最近では、今までのようなインターナショナルスクールではなく、日本の学校の中で英語の授業数を増やしたり、英語で日本のカリキュラムを進めていく学校も増えてきました。このような学校は増加傾向で、国語以外を全部英語で教えるという静岡県の「加藤学園暁秀中学校・高等学校」など、おもしろい取り組みを行っている学校もあります。日本で育つ日本人の子どもだけど、英語の特色がある学校を選びたい場合は、子どもの個性や希望の進路を選びやすい学校を探してみて下さいね。

国際バカロレアとは?

国際バカロレアは国際バカロレア機構が提供している国際的な教育プログラムで、国際的に通用する「大学入学資格(国際バカロレア資格)」を与えることで、大学進学のルートを確保することを目的としています。

日本でも、国際バカロレア資格認定校があります。「つくばインターナショナル」や「アオバジャパン・インターナショナルスクール」「関西学院大阪インターナショナルスクール」などがその資格を持ちます。海外の大学進学を考えている場合は、国際バカロレア資格認定校も知っておくと便利ですよ。

文部科学省「国際バカロレアとは」
「国際バカロレア」認定校一覧

インターナショナルスクールに必要な英語力

多くのインターナショナルスクールが英語力の基準を決めています。外国人の子どもに混ざって授業を受けるため、相当な英語力が必要となり入学者選抜においては英語での面接が重視されます。また、両親のどちらかがネイティブスピーカーであることを条件としている学校も多く、学校とのやりとりについて問題がないことも求められます。

両親が日本人である場合は入学が少し難しいですが、新設の学校では一定の英語力の条件下で認めているところもでてきました。どちらにしても、本人や家族の英語力は必須と言えますね。

インターナショナルスクールの費用

インターナショナルスクールの費用は、日本の小学校や中学校として許可を得ている学校ではないという側面もあり、高額になります。たとえば東京にある「聖心インターナショナルスクール」の場合、「Grades 1-8」で「¥ 2,070,000」。

つまり、年間200万円以上必要ということとなります。それに加え、入学金、教育設備費などもかかってきます。これは決して高い数字ではなく、一般的なインターナショナルスクールの学費だと考えて下さい。

知識を持って長期的視野で学校選びを

インターナショナルスクールは日本に多く存在するものの、都道府県などから認可を受けているものは、120校程度です。それらも「各種学校」での認可となっているので、そこで学んだとしても日本の義務教育を修了したことにはなりません。日本の学校への進学も視野に入っているなら、日本の学校への進路もとれる学校を探してみましょう。

また、海外への進学を希望しているなら、国際バカロレア資格など必要な条件を見てみましょう。どちらが良い・悪いということもないので、子どもの進路を長期的視野で見て、子どもが困らないような学校を選択しましょう。

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ライタープロフィール
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izumi
大学卒業後、教育業界に従事。科学的に国語教育を検証するとともに、指導者・先生向けの指導講座を担当。国語教育のノウハウを英語教育にも生かし、2人の子どもの子育てに実践中。子どもは5歳で英検3級を取得。しかし、子どもたちは英語が得意になっていくのに対して、自分は英語があまり得意ではないのがコンプレックス。子どもとともに飼育中の「オカヤドカリ」を見ている時間がひそかな楽しみ。
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