大学入試にも英検?2017年5月までに決まったこと&検討されていること

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大学入試が変わる…ということを聞いた人は多いと思いますが、何がどのように変わっていくのかは詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。というのも、現在は、はっきりと正式な決定がなされていない状況なのです。

しかし、大学入試改革は2020年度。つまり、2017年度現在中学3年生以下は全員がかかわる問題であり、それを落とし込めば、その新しい大学入試制度に「強い」高校や中高一貫校を選んでいくといことも必要となります。

そのため、2017年度の中3生や小6生に関して言えば、直近の中学・高校選びにも影響しかねません。今回は2017年5月の段階で文部科学省の会議で決まっていることと検討されていること、その課題についても「英語」の部分を中心にお伝えします。

大学入試センター試験(英語)に代わる「2つの案」


2017516日、松野博一文部科学大臣が、「高大接続改革の進捗状況」について記者会見を行いました。その中では、現在の大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト(仮称)」の英語の試験内容についても伝えられました。

文部科学省は、現在2つの案を持っていて、1つは「民間の試験の活用」、そしてもう1つは、「当面(2024年度まで)は民間の試験とセンター試験の併用」というものでした。どちらにしても、2020年度、または2024年度には民間の試験に全面移行する考えのもとです。

民間の英語試験とはどのようなもの?

日本や世界にはたくさんの民間の英語試験が存在します。松野文部科学大臣がおっしゃっている「民間の試験」は具体的な明言はされていませんでしたが、「英検」「TOEIC」などが有力視されています。それらが有力視される理由は、現在でも大学入試の際に、大学側が入試成績に加点、もしくは試験科目の免除などを行っている試験であり、大学としても運用しやすい資格試験だからです。

実際使用される民間試験については、大学入試センターが水準を満たしていると判断したものを「認定試験」として選定するとしています。

松野博一文部科学大臣記者会見録(平成29年5月16日)

2017年5月16日付 東京新聞夕刊

民間の英語試験を活用する問題点とは?

松野文部科学大臣は民間の英語試験を利用する上では「経済状況や居住地に関係なく同じ受験機会を得ることが重要だ」としています。そのため、民間の英語試験実施団体に対しては協力を求める方針です。また、そのような問題対策のため、大学入試で活用する英語民間試験は、「高校3年生の412月」に「2回まで受験可能」としました。

受験機会と受験料については、まだまだ検討の余地がありそうなので、今後の発表に注目したいところですね。これらの問題点は2017522日に行われた「大学入学共通テスト(仮称)の実施方針を議論する有識者検討会議」でも多数指摘されています。

5月22日付 日本経済新聞

民間の英語試験結果の活用方法は?

結果として「CEFR」に基づいて段階別成績を大学に提供することとなります。「CEFR」とは語学力の国際標準規格であり、「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」とされているものです。「A1」「A2」「B1」「B2」「C1」「C2」の6段階で評価されます。

これらの評価方法が6段階しかないことで、どうしても結果が大きくくくられてしまうので問題があるのではないかという指摘に対し、松野文部科学大臣は、基本的には大学が判断し、試験の活用に関しては文科省も基準作りのようなものも必要があれば検討していきたいとしています。

英語試験以外の科目の変化

これまでは英語を中心に新しい「大学入学共通テスト(仮称)」に関する情報をお伝えしました。しかし、ほかの教科に関しては、どのように変化していく予定なのかも少しお伝えしておきます。

「大学入学共通テスト(仮称)の実施時期は、センター試験と同じ1月中旬の2日間。テスト内容は、基本的には「今までのマーク式テスト」+「(教科によって)記述式問題3問程度」という構図になる予定です。

記述式問題が検討されているのは、現在では「国語」「数学Ⅰ」「数学I・A」とされています。そのため、記述式問題を導入予定の国語と数学の試験時間に関しては現行の時間より1020分引き延ばす予定です。また、2024年度以降は、新しい指導要領の元で学習している学年が入試を受けるため、「地理歴史」「公民」「理科」の科目でも記述式問題の導入が検討されています。

親世代とは求められるものが変わる入試制度

 

現在お子さんいる方も、これからお子さんをもつ方も、お子さんが受検するときには、自分が受験したときの受験制度とは違う大学入試制度になってきています。まだお子さんが小さいという方も、新しく変化した制度やテスト内容を知っておくだけで、将来お子さんに必要な力が見えてくるのではないでしょうか。決定がなされていない部分に関しては、これからの発表に注目していきましょう。

動画:松野博一文部科学大臣記者会見映像(2017年5月16日分) by 文部科学省動画チャンネル

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ライタープロフィール
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izumi
大学卒業後、教育業界に従事。科学的に国語教育を検証するとともに、指導者・先生向けの指導講座を担当。国語教育のノウハウを英語教育にも生かし、2人の子どもの子育てに実践中。子どもは5歳で英検3級を取得。しかし、子どもたちは英語が得意になっていくのに対して、自分は英語があまり得意ではないのがコンプレックス。子どもとともに飼育中の「オカヤドカリ」を見ている時間がひそかな楽しみ。
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