英単語を覚えられない人必見!ヒトの忘却曲線を利用した英単語記憶の裏ワザ

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英語学習の基本中の基本で、決して避けて通れないのが単語暗記です。しかし、最初の3日は張り切って詰め込み学習に精を出しても、そのペースが続かず単語学習を放置してしまうなんていうのは英語学習者あるあるですよね。この記事では、英単語を効率良く覚えられる裏技をご紹介します。

従来の詰め込み式英単語暗記法の弱点


無理な詰め込み暗記

例えば、中学単語までは完璧に覚えているAさんがTOEIC600点を目指して単語集を買って来たとします。600点を目指す単語集であれば、おおよそ1500個ほどの単語が載っているはずです。

「だいたい1日に30個なら完璧に覚えられるだろう!」と意気込んで始めたAさんは、おそらくいつまで経ってもこの単語集を終えられないでしょう。多くの方がハマるこのやり方には、どんな落とし穴が隠れているのでしょうか?

1日に覚えられる数には限界がある

覚えなければならない単語1500個を1日30個ずつ暗記するということは、1日目に1番~30番・2日目に31番~60番…と進んでいき、50日目に1470番~1500番を暗記して単語集を読み終えることになります。

さて、ここでAさんに1500個から無作為に単語を10個選んでテストをしたとします。果たしてAさんは何個正解できるでしょうか?…おそらく1個正解していれば良いほうでしょう。 例えば、初日に覚えた1番~30番から単語から選ばれたらAさんは答えられるでしょうか?

これはほとんど無理なのです。単語とは主に「意味を持たないアルファベットの羅列」です。50日前に1度出会っただけの「意味を持たないもの」を、ヒトはずっと覚えていられません。

ヒトは約7日間経つと覚えたものを60%程度忘れる

従来の詰め込み式英単語学習法を「人の顔と名前」に置き換えてみましょう。1日目に30人と会って必死に名前を覚えて、2日目にまた別の30人の名前を覚えて…と、50日が経ったとします。単語テストと同じく50日前に1度出会っただけの人の名前はおそらく思い出せません。その50日間に1500人と会っているので、なおさら無理ですよね。

この単語学習の方法はそれと同じことをしているのです。では、どこに落とし穴があったかというと「1日に覚えられる数」から決めているところです。「覚えなければいけない総数」から決めなければ、実はいつまで経っても単語集が終えられません。

「ヒトは約7日間経つと覚えたものを60%程度忘れ、その後急激に下がり10日後には90%程度になる」という研究データがあります。これが0%になったのが50日後というわけです。

つまりAさんの方法では「50日ごとに覚えては忘れる」を繰り返しているだけなので、単語集を何周繰り返しても永久に覚えられないのです。

英単語を記憶する裏ワザ

 ヒトの忘却周期パターンを利用する

これまでを簡単にまとめると、「50日で単語集1周では、期間が長すぎて覚えられない」ということです。ここを起点にすると、すべき暗記法が導き出せます。「50日を短くできるほど良い」という結論が出るからです。短いほど良いとはいえ、数日⇒1日⇒数時間…とエスカレートさせるとキリがないので、どこかで区切らねばなりません。

ここで先述の「7日経過すると一気に忘れる」というヒトの性質を利用します。つまり「1500個を7日で1周」をワンセットとして考えます。1500÷7=約200個を1日のノルマにすることになります。 

「1日に200個なんて無理だよ」という声が聞こえてきそうですが、ルールは「その日1回でも意味が答えられたらOK」とします。1番~200番の単語を1日のうちに何周もして、200個全ての単語の意味が頭に浮かべばノルマ終了となります。

2日目は201番~400番…と進めて、7日目にはワンセットが終わります。おそらくワンセット後にテストをしても10%や5%ほどしか答えられないでしょうが、それでいいのです。急激に忘れる前にまた休まず次のセットを始めて同じ単語を覚えれば、単語集を何周もするうちに20%⇒50%⇒70%⇒100%と高まっていき、単語集を卒業できるからです。

絶対に忘れるから繰り返す

10%⇒30%⇒50%…となかなか覚えられなくても、焦ることはありません。ワンセットを長くしなければ、必ずこのパーセンテージが上がっていき、必ず100%に到達するからです。どんな方でも、短期間に何度も出会う人の名前は自然と覚えますよね。それと全く同じことです。

 この方法は「パーセンテージが必ず高まっていき、100%になる」ことが「1日30個」の方法との大きな違いで、みなさんが気づきにくい裏ワザです。

科学的な英単語を記憶する裏技は存在する