2017年4月からの小学校の英語教育はどうなるの?英語の教科化で変わること

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ママやパパの世代では、英語の授業は中学生からでしたが、いよいよ小学校でも英語の授業が本格的に始まります。しかし、今までも小学校では「外国語活動」の時間はありましたよね。これから小学校で学ぶ英語はどのような内容で、どのような評価方法なのか、20174月現在に決定している状況と展望をお伝えします。

小学校で英語が教科化?


10年ぶりに改訂される「新学習指導要領」。その中では、「英語」により早期にふれること、さらには英語の教科化がなされることから保護者の注目をあつめています。

実際にいつから始まる?

文部科学省の発表によると、正式に小学校での英語の教科化は2020年度から始まります。なぜ2020年度かというと、2020年度に小学校の学習指導要領が改定になるのです。ちなみに中学校では翌年の2021年度、高校は2022年度に学習指導要領が改定になります。私立や自治体によっては、前倒しで、すでに小学校でも英語の授業を実施している学校もあります。

現在はどのような状況?どう変化する?

現在は、小学5年生から「外国語活動」として、英語に歌やゲームで楽しく触れる活動を開始しています。この際の授業評価はありませんので、子どもたちもホームルームのように気軽に参加しています。

現在実施しているこのような「外国語活動」が3年生に前倒しになり、56年生では、新教科の「英語」が始まります。いわゆる「英語の教科化」です。他の国語や算数と同じように、授業での理解や学習態度、テストの結果が「評価」されるのです。そして、授業時間も現行の週1コマから週2コマに変化します。小学校の4年間で600700語程度の単語数を習得させる予定となっています。

参照:文部科学省 小学校外国語活動サイト

どのように評価する?

小学校56年生で始まる「英語」の評価方法はどのようなものなのでしょうか?56年生での教科である「英語」は、34年生で「聞く」や「話す」を中心としていた「外国語活動」に、「読む」や「書く」といったような評価化しやすい部分も加え、さらに教科書も使うことで、授業評価を行いやすくしていきます。きちんとその評価方法は決まってはいませんが、「書く」や「読む」の部分もしっかりと評価されるのではないかと言われています。

中学校でも英語の授業に変化

少しだけ中学の英語のことにも触れますが、中学校では、授業時間自体は増えないものの、現在の1200語程度の単語数から16001800語程度を習得単語数として増やします。現行で行われている文部科学省の目標である「2017年度までに中学3年生で英検3級以上の英語力をもつ生徒を50%」には、2016年度の文部科学省の結果発表段階では「書く」分野だけは達成できているものの、他の分野での達成はできておらず、全体での達成率は2016年度の段階で36.1%と低くなっています。そのため、2017年度以降もこの水準の目標を掲げるのではないかと考えられます。

参照:文部科学省 平成26年度「英語教育実施状況調査」の結果について

子どもたちの英語学習の現在とこれからの展望

これから、学校ではどのような力が求められるのでしょう。また、その現状も一緒にお伝えします。

教員にも問われる英語力

子どもを教える立場である「小学校教員」ですが、小学校の教職課程卒業までに「英検2級」程度の英語力を身に着けるように目標を設定されました。これは、小学校での英語の教科化を視野に入れた目標設定とのことです。また、公立の中学・高校では、英語教員に「英検準1級」の英語力目標を掲げています。

参照:2047.3.21付 日本経済新聞「小学校教員、英検2級目標 20年度の教科化にらみ」

中3で英検3級、高3で英検準2級

2017年現在、文部科学省は、「中3で英検3級以上」「高3で英検準2級以上」の英語力を持つ生徒を「2017年度までに50%へ」という目標を掲げています。しかし、文科省の公式結果発表によると、2016年度時点で、高3では達成率が36.4%、中3では36.1%となっています。この目標は2017年度までの数値目標なので、2017年度での50%達成の見込みは薄く、文科省としてはこの水準の目標を今後も掲げるのではないかと考えられます。

参照:文部科学省 平成26年度「英語教育実施状況調査」の結果について

これからの子どもたちに必要なこと

英語教科化や、それ以降、様々な場面で英語力が求められることから、これからの子どもたちに必要なのは「目に見える確実な英語力」ではないでしょうか。現在でも、教科化前の「外国語活動」では、「英語が楽しい」と感じている子どもたちが多いものの、中学以降の教科化したあとの英語学習では苦手意識を持っている子どもが年を増すごとに増えてきます。

教科化には「書く」「読む」など、「なんとなくの理解」で済ませられない部分が出てくるので、子どもたちに苦手意識が生まれやすいのかもしれませんね。これからは、修得目標単語数も増え、明確な英語力の数値目標や、教員になるためにも「英検〇級」「TOEIC〇点」などの明確な目標がでてきてきます。これらの流れを親子で知っておくことは、英語に取り組む際の学習姿勢や考え方の変化につながるのではないでしょうか。

参照:文部科学省 現行学習指導要領「生きる力」

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ライタープロフィール
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izumi
大学卒業後、教育業界に従事。科学的に国語教育を検証するとともに、指導者・先生向けの指導講座を担当。国語教育のノウハウを英語教育にも生かし、2人の子どもの子育てに実践中。子どもは5歳で英検3級を取得。しかし、子どもたちは英語が得意になっていくのに対して、自分は英語があまり得意ではないのがコンプレックス。子どもとともに飼育中の「オカヤドカリ」を見ている時間がひそかな楽しみ。
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