丸暗記は悪?かつての官僚も実践していた「科挙式暗記術」で英語を身につける!

  • 英語学習法

科挙といえば、中国の随から清までの約1300年もの間、登用されていたエリート官僚選抜試験です。今も、そのスタイルは、中国の大学受験や暗記が主流の日本の大学受験にも影響を与えています。ひたすら四書五経などを暗記し、試験では一言一句間違えることはできません。丸暗記の究極の形とも言えるでしょう。そのような丸暗記は、現代において勉強法としてはあまり効率的でないと言われることもありますが、実際には日本のかつての官僚も「科挙式暗記術」で英語を身につけていたのです。そんな暦足ある暗記法にチャレンジしてみませんか?

科挙式暗記術を英語学習に応用しよう!


1.朝には音読で脳を刺激する

科挙式暗記術は、ただ単語をノートに書いたり、読み上げるだけの暗記方法とは一味違います。書き写しや音読のいずれかだけをやるのではなく、全てを効率良く回すことが一番重要です。

中国の田舎の進学校や、名門大学では早朝から教科書を読み上げて暗記する学生が大勢います。これが科挙式暗記術のスタートです。朝に音読することは、脳科学的にも効果があることがわかっています。

音読することで、脳の前頭前野やウェルニッケ野などが活性化し、知的活動を促進します。例えば好きな音楽はなんとなく口ずさんでいるとすぐに覚えてしまうでしょう。これも、脳の前頭前野などが刺激されているからなのです。

2.昼には反芻し、アウトプットする

昼には、朝やった部分を再度音読しながら日本語から英語、英語から日本語というように、単語の意味などをアウトプットすることが大切です。せっかく覚えても、アウトプットできなければ口からスラスラと英語が出てくるようにはなりません。

昼の半数の時間は、いわば朝の音読で刺激した脳をより回転させるための時間です。例えば、世界の名作と言われる本の1ページを丸暗記するとしましょう。朝はひたすら音読で覚えるように、何度も繰り返し声に出して読みます。昼は、それを諳んじられるように、テキストを見ないでできるだけアウトプットするのです。

インプットとアウトプットの繰り返しで、脳がさらに刺激され、丸ごと覚えた英文が口からスラスラ出てくるようになるはずです。

3.夜は書き出して、アウトプットで得たものを形にする

英語を実際に書き出す

英語の能力を総合的にあげるには、スラスラと話せるようになるだけでなく、英文レターや企画書、見積書が書けるようにならなければいけません。読む、話す、書く、聞くを総合的にアップさせるために、夜は英文を書くことに専念しましょう。

朝に読み上げ、昼にアウトプットした部分を正確に書き出すことも効果的です。もし、その覚えているテキストがネイティヴによって録音されたものがあるのなら、ディクテーションを行うと効果的です。聞こえてくる英語を一言一句間違うことなく書き取るという方法は、全神経を使います。まさに科挙そのものです。

リテンションを意識すること

英語の能力を保持するためにはリテンションも大切です。リテンションは、英語を覚えたら忘れないようにするため、文法や単語の暗記漏れがないかどうかをチェックするのにも有効的です。もし、流れてくる英文を聞きながら、頭に映像が浮かぶようになってきたら、それは英語の能力を保持できているということです。逆に耳に入った音が、単なる音として捉えられ、内容が理解できなければ、文法や単語を理解できていない点があるため、もう一度原点に戻って、音読、アウトプット、ディクテーションを行うべきと言えます。

暗記学習を見直してみよう

丸暗記は丸暗記でも、科挙式を取り入れることによって、インプットとアウトプットのサイクルがうまく回せますので、単に書き写すだけの暗記と違い、効率的に英語力を身につけることができるでしょう。朝昼晩で決まったサイクルを維持できるように心がけることが何よりも大切です。学習法に伸び悩んでいる方は是非試してみてくださいね。

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