英会話の50%!英語の「慣用表現」を使いこなしてスピーキング力をアップさせよう

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英語には、ネイティブがよく使う言い回しやフレーズ、すなわち「慣用表現」がたくさんあります。短い例で言えば、“I'm sorry.”、“Thank you.”や“as soon as possible”、他にも、“not only X but also Y”なども「慣用表現」です。また、『ごめんなさい』と伝えるとき、“I'm sorry.”とは言っても、“I become sorry.”とはゼッタイ言わないですよね。このように、1つのセットとして憶えていさえすれば、簡単に使いまわせるのが英語の「慣用表現」なのです。

ここで驚きの事実をお知らせします。英語ネイティブの【会話のなんと50パーセント以上】を占めているのが、この「慣用表現」なのです!実際にネイティブがこれだけ使っているのだから、英語の「慣用表現」は知っておかないともったいないですよね。しかし、それを学習することで具体的に「スピーキング」にどんなメリットがあるのでしょうか?必ず役に立つ、頻出の慣用表現もあわせて紹介します。

「慣用表現」でスピーキングが上達する理由


1.流暢さに聞こえる

「慣用表現」をたくさん知っているということは、会話で使える言葉のバリエーションが多い、ということです。すると、同時に会話にスムーズな流れを作れるようになれます。例えば、英語で『そのテレビ、壊れてるよ』と言いたいとき、“out of order”(故障中)という慣用表現を知っていれば、“The television is out of order.”と、なんともスムーズに表現することができます。しかし、もしその慣用表現を知っていなかったら、“The television is broken?..doesn't work...?”という風に、パッと言葉に表せられないかもしれません。

2.ネイティブっぽく聞こえる

さきほどもお伝えした通り、ネイティブの英語話者による会話の半分以上が「慣用表現」で構成されています。英語特有の耳馴染みフレーズというのがあり、それが「自然な」ネイティブらしい会話を生み出しています。

冒頭でも紹介した”I become sorry.”ですが、なんとか、『ごめんなさい』という謝罪のニュアンスは伝わるかもしれません。しかしながら、すごく不自然ですよね。やはり、違和感なくネイティブっぽく聞こえるようになりたいなら、慣用表現はマスターすべきです。

3.会話中に安心材料になる

これは英語を話すときの精神面でのメリットです。慣用表現は変化させずに同じ組み合わせで使えるので、文法などの間違いをするリスクが解消されます。また、例えば、『たくさんの種類の~』と言いたいときに、“many kinds of…”という慣用表現がスッとでてこれば、頭の中で随時、日本語から英語に翻訳する必要もなくなり、スピーキング中のストレスも軽減されそうです。

役立つにちがいない「慣用表現」集

第二言語教育の専門家(Martinez & Schmitt, 2012)によって発行された、“PHRASE List”(『フレーズ・リスト』)という、語彙学習に非常に役立つ表があります。ここには、600を超える頻出の英語の慣用表現が収録されています。その上位トップ10を例文と一緒に紹介します。

1. Have to(~しなければならない)

I have to work out because I love to eat.(私は食べることが大好きだから、運動しないといけないのです。)

『しなければならない』の“have to”が英語で最もよく使われる慣用表現でした。意外でしたか?また、“work out”の代わりに、exercise(運動する)とも言えます。

2. There is/are(~がある・いる)

There are some problems in the kitchen.(台所に何かしらの問題がありますね。)

“There is/are”はそれぞれ、「ゼアリーズ/ゼアラー」と2語がまるで1語のように発音されるので、そこもあわせてマスターしたいところです。 

3. Such as(~のような)

Do you like animals such as rabbits, ducks, and deer?(動物好き?例えば、ウサギとか、アヒルとか、鹿とか?)

“Such as”は「~のような」という意味です。また、英語で「3つ以上の例を挙げる」時は、上記のように、3つ目(最後)の語の前にandを置きます。

4. Going to(~するつもり:「未来」) 

I'm going to think about it.(今からそれについて考えるよ。)

Willよりも「確実性の高い未来」を示す時に使われる“going to”が4位にランクインしていました。そして、“Think about”もトップ100に入る頻出の慣用表現です。

5. Of course(もちろん)

Of course I will work on it.(もちろん僕がそれを解決するよ。)

“Of course”はおなじみの「もちろん」という意味です。“Work on”(取り組む)という慣用表現もあわせて覚えておくといいかもしれません。

6. A few(少し)

After a few drinks, she started to dance.(数杯飲んでから、彼女は踊り始めたんだって。)

“A few”はその後ろにはdrinksのように「数えられる名詞」が来ます。一方、それと意味がよく似た“a little”の後ろには、waterやtimeのように「数えられない名詞」が来ます。

7. At least(少なくとも)

You need to at least do your homework.(少なくとも宿題は終わらせないといけないよ。)

“At least”の位置は文頭(“At least, you...”)でも、文尾(“...your homework at least.”)でもオッケーです。

8. Such a(n)(そのような・こんなにも)

She had such a strange sense of humor.(彼女はそういうおかしな笑いのセンスをもっています。) 

“Such as”(~のような)とは異なります!“Such a(n)”は「そのような・こんなにも」というように、後ろに来る名詞や形容詞の程度を強調するために使います。

9. I mean(つまり、何が言いたいかというと)

It’s fine, but, I mean, is it worth the price?(よかったよ、でもさぁ、なんていうかな、それってその値段に匹敵する価値あったかな?)

“I mean”は、“Well...”、“Like...”、“You know..”と同じように「つなぎ言葉」としても会話で使えます。

10. A lot(たくさん)

I don't like to go out a lot.(私はたくさん外出するのが好きじゃないんです。)

“A lot”は「多く、たくさん」という意味です。よく耳にする、“go out”もこの『フレーズ・リスト』にもちろんランクインしています。

慣用表現でスピーキング力のステップ・アップ

首を長くして、自分のスピーキング力が上達するのを待つだけでは何も変わりません。英語ネイティブの日常会話で当たり前のようにたくさん使われているのが「慣用表現」でした。それに注目して、スピーキング力をぐんと向上させましょう!

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