To you? For you?「~へ、~に」を表すtoとforの使い分け

  • 英単語

「to you」と「for you」、どちらを使うべきか迷った事はありませんか?どちらも、日本語に訳すると、「あなたに」「あなたへ」という意味になりますが、実はこの二つには違いがあります。

日本人にとっては難しいこの違いですが、ネイティブスピーカーはこの前置詞二つを感覚的に簡単に使い分けています。この二つの感覚の違いを学びましょう。

toの意味


前置詞「to」は、直接的な方向性を指しています。一方から一方へ向かうイメージです。一番分かりやすい例だと、「go to ~」があります。

go to 場所

I went to the new cafe. (その新しいカフェに行きました)

I go to school on weekdays.  (平日は学校に行きます)

この「go to~」は、自宅からカフェへ、自宅から学校へ行くイメージとなります。実際には、文の中には「自宅から」という言葉は入っていませんし、もしかしたら自宅以外の場所から向かうかもしれませんが、とにかく、イメージとしては、今いる場所、その時いる場所から、もう一方の場所へ向かうイメージです。

実際に一方の場所から一方の場所に向かう訳ではない時に使う「to」のイメージも同じです。例えば、「Happy birthday to you」のtoも、「私からあなたへ」という感覚で使われています。

to 人

I gave the chocolate to him.  (私は彼にそのチョコレートをあげました。)

Please show it to me.  (それを私に見せて下さい。)

この2つの文は、一方の人から一方の人へ、という方向を指しています。単に一方の場所から一方の場所に行く時だけでなく、一方の人からもう一方の人の手に渡る時なども「to」を使うんですね。

forの意味

前置詞「for」は、目的に向かって行く様なイメージです。toよりも間接的です。

for 場所

I left for the cafe.  (そのカフェに向かって出発しました。)

カフェへ行くために出発していますが、実際にカフェに行ったのか、カフェに辿り着けたのかは、この文からは分かりません。目的地がカフェであり、そのカフェに向かって出発した、という意味です。

for 物

I'm waiting for the train. (私は電車を待っています。)

この文では、電車が目的ですね。電車という目的の物を待っているので、forを使います。

for 人

I'll buy something for him. (彼に何かを買うつもりです。)

この文での目的は彼。彼のために何かを買うイメージです。

forとtoの使い方比較

toとforの入った似た様な文を比べ、何故toなのか、何故forなのか考えてみましょう。

I went to Tokyo.  (私は東京に行きました。)

I left for Tokyo. (私は東京へ出発しました。)

上記の文の「to」と「for」の違いは分かりますか? 

I went to Tokyo. という文は、実際に東京に行ったという意味です。I left for Tokyo.は、東京という目的に向かって出発しただけですので、まだ東京へ向かっている途中かもしれないし、東京へ出発したけれど行かなかったかもしれません。

My brother lent his dictionary to me.  (兄は彼の辞書を私に貸した。)

My brother bought a dictionary for me. (兄は私に辞書を買ってくれた。)

この二つの文の場合、一つ目の文は、兄が私に辞書を貸したという、兄から私への方向を表しています。二つ目の文は、兄が辞書を買った目的は私であり、私のために買ったというイメージです。もしかしたらまだ辞書を渡していないかもしれません。

I made a call to a cab company.  (タクシー会社へ電話しました。)

I called for a cab./I made a call for a cab.(タクシーを呼びました。/タクシーのために電話しました。)

この二つの文の違いはかなり分かりやすいです。「make a call」で「電話をかける」という意味です。一番目は、タクシー会社に直接電話をかけているイメージが伝わりますね。二番目は、タクシーを呼ぶために電話をかけた状態です。タクシー会社に電話をしているのか、タクシー運転手に直接電話をしているのか、どちらかでしょう。

I wrote a letter to you.  (あなたに手紙を書きました。)

この文は、私はあなたに手紙を書いたあなたに向けて書いたという方向性を表しています。

I wrote a letter for you. (私はあなたのために手紙を書きました。)

この文は、あなたのために書いたという意味ですが、この文だけでは、誰に向けて手紙を書いたのか分かりません。あなたのためにあなたに手紙を書いたのかもしれないし、あなたのために他の誰かに手紙を書いたのかもしれない、また、あなたに向けて書いたけど、まだ渡していないかもしれません。

toとforの違いをマスターして、より自然な英語に

日本語に訳をした時には同じ訳になりますが、実はハッキリと違うこの二つ。この二つを使い分けられる様になれば、より自然な英語に近付きます。また、TOEICでも、品詞を選ぶ問題がありますので、TOEICでも点数アップに繋がります。この二つの違い、是非マスターして下さいね。

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