相談事や愚痴を聞いていると、I see.「そうなんだ」のワンフレーズだけでは共感している気持ちを存分に表現できません。日本語でも「残念だったね」「大変だね」などの表現があるように、英語でも色々な表現があるんです。よくネイティブが使うフレーズをご紹介します。
英会話で共感を示すあいづち表現まとめ
1. Well
“Well”は様々な方法で使えます。これは考えていることを表現する時に使えます。
“Well, I guess $20 is a good price for a pair of jeans.(う~ん、私はジーンズに20ドルは安いと思うわ)”
または、文章に一呼吸いれるのにも使われます。
“The apples and cinnamon go together like, well, apples and cinnamon.(リンゴとシナモンが一緒に使われることはまるで、ええっと、リンゴとシナモンだ)”
また時間稼ぎにも使えます。
“Well… fine, you can borrow my car.(ええっと…わかった、車借りてもいいよ)”
2. Um/er/uh
“Um,” “er”や“uh”は返答を持っていなかったり、返答したくない時など、ためらう時に使われます。
“Um, er, I uh thought the project was due tomorrow, not today.
(う~ん、あぁ、私は…あぁ、そのプロジェクトは今日までじゃなくて明日までだと思ってたよ。)”
You can use any of the words at any time—they don’t all have to go together.
それぞれの単語はいつでも、一緒にくっつけずに使えます。
“Umm… I like the yellow dress better!(う~ん…私は黄色のドレスの方が好き!)”
3. Hmm
“Hmm”は考えている時の音で、考えていたり何かを決めようとしようとしていることを現しています。
“Hmm, I like the pink bag but I think I’ll buy the black one instead.(ふ~む、私はピンクのバッグが好きだけど、代わりに黒を買うわ)”
4. Like
“Like”はたまに確かではない時に使われます。
“My neighbor has like ten dogs.(私のご近所さんは、たしか10匹犬を買っているの)”
上の例題では、次にどんな言葉を使うか確かめる時間のために使っています。
“My friend was like, completely ready to like kick me out of the car if I didn’t stop using the word ‘like’.(僕の友達は、ええっと、もし"like"という言葉を使ったら、完全に僕の車から追い出す準備をしていたようだ。”
"like"というFiller wordはネガティブな表現ということを覚えていて下さい。この単語はよく若い女性に使われており、何を言いたいかわからない時のだという印象を与えてしまいます。
5. Actually/Basically/Seriously
“Actually,” “basically”や“seriously”はすべて副詞で行動を表しています。多くの副詞は"-ly"を単語の最後につけており、わかりやすくなっています。
この単語はfiller wordsとして、文章の表現の強さを変えるときに使われています。
例えば“actually”は、誰かが賛成していないけども、自分は正しいと思っていることを指す際に使います。
“Actually, pugs are really cute!(実は、パグは本当に可愛いと思うの!)”
“Basically”や“seriously”は少し違うように変化させます。“Basically”は何かを略する際に使います。“seriously”は自分の思いを強く見せるために言います。
“Basically, the last Batman movie was seriously exciting!(本当に、最後のバットマンの英語はまじで面白かった!)”
他の副詞もfiller wordsとして多く使われます。例えば“totally”や“literally”そして“clearly”などもあります。
- “literally”の意味は”それは本当に正しい”ということです。よりその文章をを強くさせます。
- “Totally” は“completely”と同じく、何かを強調する際に使います。
- “clearly”の意味はobviouslyと同じく、明らかに正しい時に使います。
これらの3つの単語は一緒には使いません。
6. You see
“You see”は聞き手が知らないことを前提に事実をシェアする際に使います。
“I was going to try the app, but you see, I ran out of space on my phone.
(このアプリを試してみたんだけど、見て、電話の容量なくなってきちゃった。)”
7. You know
“You know”は聞き手が知っている前提で、何かをシェアする時に使います。
“We stayed at that hotel, you know, the one down the street from Times Square.
(そのホテルに私たちは泊まってるの、わかるでしょ、あのタイムズスクエアから一つ前のストリートよ。)”
これは説明の代わりにも使えて、この場合はこちらが何が言いたいのか、聞き手が理解した時と感じる時に使います。
“When the elevator went down, I got that weird feeling in my ears, you know?(エレベーターがしたに行くとき、耳の中が変な感じがするの。わかるでしょ?)”
8. I mean
“I mean”ははっきりと、何かについての気持ちを強調する際に使います。
“I mean, he’s a great guy, I’m just not sure if he’s a good doctor.(つまり、彼は良い人なの。彼は良い医者になると思うわ)”
また、何か間違えて行ってしまったことを訂正する際にも使えます。
“The duck and the tiger were awesome but scary. I mean, the tiger was scary, not the duck.(そのアヒルと虎は素晴らしかったけど怖かったわ。ええっと、怖かったのは虎で、アヒルじゃないわ。)”
9. You know what I mean?
“You know what I mean?”は聞き手に自分が言ったことをわかっているか確認するために言います。
“I really like that girl, you know what I mean?(俺は彼女がすごい好きなんだ、わかる?)”
10. At the end of the day
“At the end of the day”は最後に、または結果として、というフレーズとして使います。
“At the end of the day, we’re all just humans, and we all make mistakes.(結果的に、私たち人間は皆間違えるさ。)”
11. Believe me
“Believe me”は自分が言ったことを聞き手に信じてもらいたい時に言います。
“Believe me, I didn’t want this tiny house, but it was the only one I could afford.
(信じて、私は小さい家は欲しくないの、でもこれが私が出来る限り作れる家なの。)”
また何かを言う時に強調する際に使えます。
“Believe me, this is the cheapest, tiniest house ever!
(そう、これは一番安くて、一番小さい家なんだ!)”
12. I guess/I suppose
“I guess”や“I suppose”は躊躇いや、言うことが不確かなことを表す際に使います。
“I was going to eat dinner at home, but I guess I can go eat at a restaurant instead.
(家で夕飯を食べようとしたんだけど、やっぱりレストランに食べにいけると思うんだ)”
“I guess”はスピーチの際により使い、“I suppose”はより賢く見せます。
13. Or something
“Or something”は文章内で最後に何か存在していない事を言う時に使います。
“The cake uses two sticks of butter and ten eggs, or something like that.
(そのケーキは2つのバターと10個の卵と…そんな感じのを使っているよ。)”
14. Okay/so
“Okay”や“so”はいつも文章の最初に使われ、新しいトピックを始めるサインとして使えます。
“So what are you doing next weekend?(じゃぁ、来週末は何するの?)”
または省略を紹介する際に使えます。
“Okay, so we’re going to need to buy supplies for our trip this weekend.(わかった、よし、今週末の旅行に必要な物を買いに行くよ。)”
15. Right/mhm/uh huh
“Right,” “mhm”や“uh huh”は断定的な返答で、すべてYESの意味を持ちます。
“Right, so let’s prepare a list of all the things we’ll need.(そうだね、じゃぁリストにある必要なものすべて用意しよう)”
“Uh huh, that’s exactly what he told me too.(そうだね、それは彼が僕に言ったことと確かに同じだ。)”
英会話で使いたい共感を示す10の英語表現
I’m sorry for you.(残念だったね。)
何か悲しいことや残念なことが起きたことに対して「辛いよね」という共感の表現です。I’m sorry.とついているので日本人からすると「謝ってる?」と思ってしまいますが、ここではsorryの「気の毒に思って」という意味が適用されています。例えば「足を怪我しちゃって次の大会には出られなさそうだよ」と言ったら、きっとI’m sorry for you.と声をかけられるでしょう。
How did it happen?(どうやってそんなことになったの?)
愚痴や相談事の原因と経緯について尋ねるときに使う表現です。Why~?よりも追及感が薄い表現です。
No wonder you are upset.(平常心でいられなくて当然だよね。)
upsetは教科書には出てこない単語ですが、ネイティブはよく使います。気持ちが穏やかでないときに使うので、かなり幅広く使います。例えば怪我で試合に出られなくなったとき、彼氏に浮気されたとき、試験に落ちたときなどの気持ちは全てupsetで表現できます。No wonderは「〜して当然だ」という意味です。
It must be difficult. (tough)(大変だろうね。)
友達の話を聞いて、辛さに共感する表現です。例えば「お母さんの不倫がわかって、家族は気まずい雰囲気だよ。もう家にいたくない。」などと言われたらこう返せます。
I understand.(わかるよ。)
シンプルに相手の気持ちに寄り添い共感する表現です。I see.はその話を受け止めたというニュアンスで、I understand.のほうが「あなたの気持ちを理解できるよ」というニュアンスになります。
I hear you.(わかるよ。)
こちらも共感ですが、I understand.よりも「うちも同じだよ」というニュアンスです。例えばママ友が姑について愚痴を言っていて、あなたも同じような状況ならI hear you. Same here.と言えば「わかるよ。うちも同じだよ」となります。I hear you.のあとに自分のこと・状況を話すことが多いです。
I know what you mean.(言ってることわかるよ。)
相談事・愚痴がややこしいことになっていたり、言語化しづらい複雑な気持ちを話しているときによく使います。例えば「なんていうんだろ、こう、怒ってるのもあるし悲しいのもあるよ」のような本人も表現しづらいことをI know what you mean.と話しについてきていることを伝えることができます。
I feel your pain.(その辛さわかるよ。)
友達が話しているつらさに「わかるよ」と寄り添う一言です。painは痛みですが、心の痛みも含まれるのでこのような表現になります。例えば「成績が一番振るわないから、一番仲が良い部下をクビにしなくちゃいけなくてすごく辛いよ」などと相談されたらこの一言で返しましょう。
I would do same.(私だって同じ様にするよ。)
何か自分がしでかしたしまったことに後悔していたり、くよくよしている友達に「みんな同じようにするはずだから大丈夫だよ」という意味で励ますのに使います。また、怒っている友達の行為に「それは当然の行為だよ!」という意味でも使います。「家賃が引き上げられて、家計を圧迫しそうだから引っ越すことにしたんだ」「旦那の浮気がわかったから、相手の女の連絡先は全部消してやったわ」のような毛色の違うシチュエーションでも幅広く使えます。
I hope things get better soon.(早く(状況が)良くなるといいね。)
友達のトラブルの状況や気持ちが落ち着くことを願うフレーズです。あなたが友達をサポートしているという気持ちを表現できます。
英語でも共感をうまく表現しよう
気持ちはとても共感しているのに、言葉で表せないとI see.(そうなんだ)とOh no. Are you OK?(えー。大丈夫?)くらいしか並べることができなくなってしまいます。上記のフレーズを覚えて表現の幅を広げましょう。
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