ロックバンド『ビートルズ』の代表曲『Let it be』と、『アナと雪の女王』の主題歌で有名な『Let it be』、どちらも日本だけでなく世界的に有名な曲です。この2つの曲名がそれぞれ日本語で発音される時は、
- Let it be=レリビ
- Let it go=レリゴー
となります。普通なら「レット・イット・ビー」と「レット・イット・ゴー」と発音されるはずだと思いませんか?実は、これは英語ならではの音の変化が起きているせいなんです。
目次
母音(aiueo)の音が『ら行化』する音の変化"Flapping t"
大前提として、英語の文字には2種類あります。
- 母音:a,i,u,e,oの5つ
- 子音:母音以外のアルファベット全て
そして、英語の音には、こんな規則があります。
母語ではさまれた子音の音は『ら行』の音になる
これが日本語を話す我々からすると最も謎な音声変化です。先ほどのLet it beとLet it goも、実はこの音声変化があるので変わった発音になっているのです!
Let it be:tがeとi(母音)にはさまれているので、tの音がら行かする
→「レット・イット・ビー」ではなく「レリビー」となる
→同様に「レット・イット・ゴー」が「レリゴー」となる
このら行化は、実はいろいろな英単語でも起きています。
- butter:「バター」ではなく「バラ-」と読まれる
- Peter:「ピーター」ではなく「ピーラー」と読まれる
- letter:「レター」ではなく「レラー」と読まれる
これは特にアメリカ英語によく起きる音声変化で、慣れないうちは全く何を言っているか分からないほど音が変わっていますね。例えばスパイダーマンの主人公の名前は「ピーター・パーカー」ですが、彼の名前が映画の中で呼ばれる時は「ピーラー」と聞こえるのはこのせいですね。
このら行化は、知らないと英語リスニングをする時に聴き取れない原因になることが多いのです。日本語からすると理解できない音の変化ですが、アメリカ英語ではとても頻繁に起こるので、こんな変化をするのだと知っておくことはとても大事です。
母音にはさまれていない場合にはら行化は起きないので注意!
また、ら行化が起きる時はtの前後が母音に挟まれている場合のみなので注意しましょう。
- note:「ノート」が「ノーラ」とはならない
- tomorrow:「トゥモロー」が「ラモラー」とはならない
- table:「テーブル」が「ラーブル」とはならない
このように、何でもかんても起きるわけではありません。判別するためには、スペルをチェックして母音と子音を確認すればOKです。
以上、いかがだったでしょうか?あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、英語リスニングをする上では知っておくとかなり有利になる音の変化です。慣れてくるとら行化される単語は自然と聴き取れるようになるので、知識としてぜひおさえておきましょう。
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