TOEICを受験するならスコアの目標を設定してから勉強したほうが効果的です。
今回はTOEIC初心者がどれくらいのスコアを目指したらよいのか、目標の立て方と短期間にスコアアップを狙える効率的なコツを合わせて紹介します。
目次
TOEIC目標点数の正しい決め方
TOEIC初心者は平均点から目標点を決めよう
オリンピック、大阪万博、グローバリゼーション。近年、国際的イベント開催地としての効果もあり、英語のコミュニケーション能力の指標としてTOEICを受験する人が増えています。
TOEIC運営元が2018年に発表した内容によると、過去2年だけを比べても18パーセントも伸びているのです。そして、年に10回開催されているTOEICの毎回の受験者全体の平均スコアは570点前後です。
これから初めて受験する人、もしくは自分のスコアが平均値を満たしていない人は是非、まずは600点突破を目指すと良いでしょう。
TOEICでは、このレベルに到達するとできるようになることの目安として、「顔見知りの人とカジュアルなコミュニケーションがとれる」「ゆっくりした英語であれば道を尋ねて説明されても理解できる」「ゆっくりした英語のやりとりであれば、空港での入国審査の際、質問を理解し、旅の目的など自分の情報を伝えることができる」としています。
言語の習得は積み重ねが基本です。まずはこのレベル、600点突破を目標にし、達成してから、この後に紹介するスコアアップ方法を使って、受験するたびに100〜150点ずつ得点を伸ばしていくようなイメージを持つことがおすすめです。
採用・昇進で必要なTOEICの点数があればそれを目標にする
TOEIC600点は日本のビジネスシーンにおいて、基本的な英語コミュニケーション能力があることを証明できるとされています。個人差はあるものの、このスコアを採用基準に取り入れている企業も多いです。
ただし、仕事によって求められるTOEICスコアは変わります。グローバリゼーションやインバウンド対策、外国人受け入れ企業など、昔は国内向けで日本人相手の仕事がほとんどだった部署でも、今やいつ外国人向けの仕事に携わるか分かりません。
その中でも目安として、
- 一般企業なら、シンプルなメールのやりとり、データの英語入力等を想定して600点。
- 英語を使う部署なら、電話の問い合わせや書類作成、資料読解などを想定して750点。
- 通訳・翻訳なら、英語自体を仕事としているので900点以上
これくらいのスコアが最低でも必須になります。
現在、仕事であまり英語を使わないという人も、転職・昇進の可能性を考えて職種や部署によって英語でできることのスキルアップを前提に目標を組み立てることも効果的です。TOEICはリスニング、リーディングともにビジネスシーンを想定している試験です。攻略することで実用性が身につきます。
TOEIC目標点数を達成する勉強法
問題の解答スピードを武器にする
TOEICはリスニング45分、リーディング75分で構成されている合計120分の試験です。英語圏で生活していない限り、リスニングパートだけにしても、45分間集中して英語を聴くことなど、意識しないとできません。
仮に普段から英語をシャワーのように浴びて、リスニングは得意だという人でも実際に何を話しているか分かったけど、選択肢でどれを答えてよいのか分からず戸惑う人もいます。
120分しかない限られた時間、1問に戸惑い、数秒でも手を止めて考えてしまうのはもったいないのです。リスニングパートでその状態が多発すると、確実に次の音声も聞き逃す可能性がでてくる、これがリーディングであれば長文読解問題を最後まで回答できないかもしれません。
「習うより慣れろ」で、まずは後で紹介する必須教材の1つ、TOEICテスト公式問題集で構成と時間配分を覚えてしまうのがおすすめです。
目が捉える情報の伝達は早いです。慣れてくると選択肢含め、目で追って文章を
かたまりで理解し、先読みできるようになります。その数秒がTOEICでのスコアアップには重要になってきます。
覚えた英単語を何度も復習して記憶に定着させる
人間は何もしないと忘れてしまう生き物です。単語を暗記するというと、どうしても詰め込むイメージがありますが、もっと自然に脳に定着する方法があります。それは、短期間に覚えたい単語を色んな形で視界に入れる、ということです。
対象の単語を複数の媒体で、何回も見る、短期間で。要は単語本で覚えた単語を、他の対策本や公式問題集、もしくはネットや新聞で見つけると脳が記憶として定着しやすいのです。
赤の他人も、1週間毎日同じ電車に乗り合わせ無意識に視界に入っていたとして、全く関係のないところで目撃したら「見たことある!電車の人だ」となります。
短期間に何回も視界に入ることによって、脳が重要な情報=記憶するべき内容として処理してくれます。ポイントは覚えたい対象単語に短期間に何回も出会うことです。
インプットしながらアウトプット
600点突破やそれ以上のスコアアップを狙うなら、勉強時間を有効に使うためにインプットとアウトプットのバランスに着目するべきです。
ここでいうインプットとは、まずTOEIC対策として最重要事項である単語の暗記、長文読解のための文法理解、英語話者が話すことの聞き取りになります。
「読んだら分かる、何を話しているか分かる、その単語の意味は覚えた」この状態からいわゆる、アウトプット=活用法を体得することを自然に身につける方法を紹介します。
アウトプットには音読がおすすめ
単語は必ず、音声付きで発音記号も意識しつつ、音読して覚えましょう。発音することで、英語を話す舌の筋肉がつくのと同時にリスニングパートで出題されても、聞き取ることができるようになります。
勉強を進めていく中で、文法で苦手項目がある場合は文法書で確認することが基本ですが、自分で短文を作成し書く、声に出して発することがおすすめです。
書く、音読することを繰り返すと記憶が定着し、頭ではなく体が覚える感覚になるので効果的です。
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おわりに:TOEIC対策のためのおすすめ参考記事
以上、いかがだったでしょうか?TOEICでハイスコアを取るためには、良い教材と正しい勉強法を継続することが何より大切です。
TOEICの効果的な勉強法が分からない、TOEICについてもっと情報がほしい方はこちらの記事をご覧ください。TOEIC990点満点のEnglish Hacker編集長がまとめた解説記事を無料で読むことができます。

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