今回の記事では、TOEIC900点のレベルとは?おすすめの参考書と勉強法を徹底解説して行きます。筆者のTOEIC900点取得の経験を踏まえ、これはとてもよかったと思える参考書や勉強法をお伝えしていきます。こちらの記事が、皆さんのTOEICの勉強に役立てば幸いです。
TOEIC900点とはどんなレベルなのか
TOEIC900点以上は上位3%未満の狭き門
TOEIC900点というのは、TOEIC受験者の上位3%のレベルです。全問題の97%に正答しなくてはならず、そう簡単には取れないスコア帯です。
その分900点というと企業内でも一目置かれるレベルになります。TOEICスコアが昇進の要件になっている企業は多いですが、900点あればどんなポジションでもまず問題ないでしょう。なお、TOEIC試験は受験者数の増加と共に年々難易度が上がってきているので、数年前は900点を取れたけれども、今は難しい・・ということも起きています。
世間が抱くTOEIC900点の印象
英語が堪能で、ネイティブと対等に会話できるレベルという印象が一般的です。実際には、900点を取っても会話までネイティブレベルに上がっているとは限りません。TOEICの勉強オンリーで努力してきた人より、英会話の経験を積んできた700~800点代の人の方が会話が堪能ということはよくあります。
TOEIC900点を最短で取るために効率の良い勉強法
TOEIC900点を取得するためには、効率の良い勉強法を実践することが必要です。ここからは、独学だけでTOEIC900点を超えるために、最も効率の良い勉強法をご紹介します。
TOEIC900点を超えるための勉強法1:出題形式からつまづくポイントを把握する
TOEIC900点を超えるためには、大きなミスをせず試験を解かなくてはいけません。そのために。受験するに当たってまずは自分がTOEIC出題形式の中で苦手な問題、つまづくポイントを把握する必要があります。
問題は全部で200問、リスニング・リーディングで100問ずつの構成です。さらに問題は全部で200問、リスニング・リーディングで100問ずつの構成です。さらにそこからリスニングがパート1~4、リーディングがパート5~7に分かれています。
リーディングでは、文法問題だけでなく、長文問題がメインとなっており、とにかく素早く英文を読んで理解し設問に答えていく必要があります。
TOEIC上級者であっても、リーディング問題がすべて読めなかったことがあるくらい、とにかく読む量が多いのが特徴です。最後のパート7は全捨てする人も少なくありません。TOEICerの間では残り1分くらいでマークシートを適当に塗ることが塗り絵と呼ばれています。
TOEIC900点を目指すのであれば、このパート7でいかに素早く問題を解けるかが最大のポイントです。事前に苦手な問題形式の対策や英語長文に慣れる練習をしておくことをおすすめします。
TOEIC900点を超えるための勉強法2:英文法・英単語を覚える
TOEIC900点は、いわゆる一般的なTOEIC受験者が間違えるような問題でも正解する必要があります。そのため、やはり差がつく問題を正解するため、難しい英単語と英文法もある程度理解していなくてはいけません。
差がつく問題文では、英単語や英文法が上級レベルで定着していないと何が書かれているかを理解するために時間がかかり900点は突破できません。なので、難しい英単語や英文であっても、素早く英語を読めるようになるため、高レベルの英文法・英単語を覚える必要があります。
TOEIC900点を超えるための勉強法3:とにかくTOEIC問題を多く解いて回答スピードを上げる
TOEIC900点以上を達成するためには、基礎をつけたうえで問題演習をこなし、回答スピードを上げるしかありません。解いた問題数にスコアが比例すると言えるほどに、解いた問題数が大事になってきます。
そこで、TOEICの問題演習を多くできる教材をご紹介します。
プロがおすすめするTOEIC教材
TOEIC各パートの対策が一通り終了したら、時間内に解き終わるための解答力をつけるための練習をしましょう。これまでの対策がどのくらい身についているのかを試すのにちょうどいい機会です。
多くの問題を解いて、解答力向上のための対策に取りかかることをおすすめします。
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TOEIC900点突破するための英単語を学ぶためのおすすめ参考書
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「聞いて覚える」をコンセプトに受験英語から実用英語まで幅広く対応しているキクタンです。中学受験、大学受験用、TOEIC用、英検用、キクジュク(熟語)、キクタンリーディング、電子書籍版など、多数あります。
音楽に合わせて単語と訳が読み上げられるので、ちょっとした隙間時間に英単語学習ができます。一般の英文に関する重要度を考慮してくれているため、無理なくステップアップすることができます。
TOEIC900点突破するためのリスニング参考書
英単語・英文法の学習がある程度固まってきたら、次はTOEICリスニング対策に取り掛かりましょう。TOEICのリスニングは、出題形式が独特であることで有名です。
出題形式に慣れることに加え、英語を聞き取ることに慣れておく必要があります。TOEICで高得点を取得するためには、以下の参考書でリスニング力を鍛えることをおすすめします。
世界一わかりやすい TOEICテストの授業(Part 1‐4 リスニング)
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カリスマ講師として有名な関正生氏の著書で、TOEICリスニング問題パート1〜4の対策ができます。TOEICのリスニング対策参考書の中でも圧倒的なわかりやすさと面白さがあります。
この本の秀逸な点は、英語の音の変化を体系的にわかりやすく解説してくれるところです。例えば、I have〜がI'veに短縮された時の発音は「アイブ」ではなく「ィブ」に近い、などと、TOEICでは頻出なのに意外と参考書で語られない発音のされ方、聴き取り方のコツが掲載されています。TOEICはもちろん、英会話をする時などでもこの音の聴き取り方法を知っているとかなり便利で、他の英語試験でも有利になるでしょう。
TOEICはもちろん、英語リスニングそのものの勉強におすすめできる1冊です。
TOEIC900点突破するためのリーディング参考書
TOEICリーディング対策は、リスニング対策と並行して行うとより効果的です。しかし、時間がない場合は、リスニング対策の後に取りかかるとより効果的でしょう。
その理由は、リーディング対策がリスニング対策の復習になるからです。TOEICのリスニング対策では、TOEICの頻出表現を学習できます。
リーディング対策では、リスニング対策で習得した表現を復習することに加え、長い文章を独力で読むことに慣れる必要があります。ここでは、以下の参考書を使用して、リーディング対策に励みましょう。
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
ジャパンタイムズ (2017-02-25)
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こちらのTOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディングは、100問×5の500問が掲載されていて、TOEICリーディング問題のあらゆる出題パターンの練習ができます。
TOEICリーディングは時間切れになりやすく、とにかくスピード勝負なので、英語の基礎力(英文法、英単語)をつけたら、あとは問題に慣れて解くスピードを上げていくしかありません。本格的なTOEICリーディング対策の参考書として、ある程度TOEICに慣れた人は手元に置いておきたい1冊です。
新TOEIC TEST サラリーマン特急 満点リーディング
朝日新聞出版
売り上げランキング: 278,488
TOEICパート6,7の長文問題の対策ができる参考書です。コンパクトで持ち運びやすいながらも、1回15分の模試が10回分も掲載されていて、TOEICリーディングの練習がしっかりできる1冊。TOEICを受験する方なら、常に持ち歩いておきたい一冊になっています。
解説も初心者でも分かるよう丁寧にされていて、TOEICに不慣れな人でも自習教材としておすすめできます。リーディングの参考書は他にもありますが、分厚いものが多かったり、リスニングとセットの問題になっていたりと使いかってが良いとは限りません。リーディングを重点的に対策したい時は、この一冊から始めることをおすすめします。
時間が確保できないときでも、移動時間などにサクッとリーディング対策ができてしまうので、是非ともご購入をおすすめします。
公式TOEIC Listening & Reading問題集4
国際ビジネスコミュニケーション協会
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TOEICの公式問題集です。これまでの英単語・文法・リスニング・リーディング対策の成果を確かめるために、なるべく本番と同じ時間内で解ききる練習をしましょう。
公式問題集というだけあって、リスニングのナレーターが本番と同じです。難化傾向にあるTOEICですが、こちらの問題集もシリーズを重ねていくうちに難しくなってきています。
試験までまだ時間があるうちに解いておきたい問題集です。
おわりに:TOEIC対策のためのおすすめ参考記事
TOEICを受験するにあたって、様々な勉強法が公開されています。しかし、正しい勉強法は、段階を踏んで行うものに限ります。
TOEICは、センスは必要ありません。正しい勉強法を持続して行うことができる人が、900点を超えるスコアを取得することができます。
皆さんも、本記事を参考にしていただき、TOEICで900点を超えるスコアを取得してください!
TOEICでハイスコアを取るためには、良い教材と正しい勉強法を継続することが何より大切です。TOEICの効果的な勉強法が分からない、TOEICについてもっと情報がほしい方はこちらの記事をご覧ください。TOEIC990点満点のEnglish Hacker編集長がまとめた解説記事を無料で読むことができます。

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