これからTOEICを受験しようと思っている皆さん。
就職や受験にも有利になると言われているTOEICですが、そもそもTOEICってどんな試験なのか?と素朴な疑問を抱えていませんか?
今回は、今さら人には聞けないTOEICの事について、わかりやすくお伝えします。
目次
そもそも「TOEIC」の読み方は?
「TOEIC」は「Test of English for International Communication」の頭文字を取ってつけられた試験の名前です。「トイック」「トエック」など様々な呼び方を耳にしますが、正しくは「トーイック」です。英語を母国語としない人を対象に、世界各国で行われている試験です。
「TOEIC」を運営しているのは「IIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)」。試験はTOEFLやSATなど様々な語学テストプログラムを開発している「ETS(Educational Testing Services)」によって製作されます。
TOEICの目的とは?
日々グローバル化が進む世の中に対応できるよう、英語でのコミュニケーション能力を評価するために行われます。
受験する側の目的としては「ただ単に英語力をアップさせたい」「自分の英語力を知りたい」という人から、「ハイスコアだと受験や就職の際に有利だから」「就職先で〇〇点以上を取得する義務があるから」など、様々です。
知っておくべきTOEICの特徴
TOEICの特徴1:結果は合否ではなく点数で出る
試験と言えば「合格・不合格」や「〇〇点以上は合格」という形で結果が出るというイメージがありますが、TOEICの場合は点数のみが結果になります。
TOEICの中でも一番受験者数が多い「Listening & Reading Test」の場合、満点は990点です。
各大学や企業では「TOEIC〇〇点以上」という条件が設定されている場合もあり、目標点数を定めて試験に臨む人も多いですね。
TOEICの特徴2:試験は英語のみで日本語は一切なし
TOEIC試験は、問題用紙はもちろん、問題や解答方法のアナウンスまで全て英語で行われます。
はじめての受験する方はそれに気を取られてしまい、時間が足りなくなってしまうパターンも多いので、模試形式の問題集などであらかじめ問題の内容を把握しておくと良いでしょう。
TOEICの特徴3:独自の採点法
TOEICスコアには満点はあっても0点がありません。点数は「スコアの同一化」という独自の統計処理によって算出されます。全問正解であれば満点ですが、それ以外の場合は10問正解したから10点という単純な採点法ではなく、受験者全体の成績からスコアが換算されます。
例えば全員不正解だった問題を間違えたとしても、この問題は減点対象にはなりません。これは、毎回違うテスト問題の難易度がスコアに影響を与えないようにするためです。
TOEICは年間10回開催され、何回受験しても構いません。毎回受験をしても、試験の難易度に関係なくスコアが出るので、真の実力がわかるということですね。
また、国際的に実施されているので、自分と世界中の受験者のスコアとの相対的な比較もできるという特徴もあります。
TEOICスコア別英語レベル
書店に並んでいるTOEICの問題集には「600点突破!」「860点を目指す」など、具体的なスコアが提示されているものが多いです。
何点でどれくらいのレベルなのか、以下にまとめてみました。
400~500点未満 |
一般常識と言われている単語や熟語は理解済。英検で言うと3級くらいで、簡単な会話なら理解できる。 |
500~600点未満 |
旅行英語や簡単な日常会話なら問題なし。英検で言うと2級くらいで、専門的な英語でなければほぼ理解できる。 |
600~700点未満 |
ビジネス英語を使うには不安材料あり。英検で言うと2級と準1級の間で、英語での読み書きがストレスにならない。 |
700~800点未満 |
ビジネス英語も問題なく、履歴書にスコアを記入できる。英検で言うと準1級レベルで、スムーズな英会話も可能。 |
800~990点 |
ビジネスシーンにおいて英語でのディベートも行える。英検で言うと1級レベルで、企業が求める条件もほぼクリア。 |
TOEICの効果的な対策とおすすめ勉強法
TOEIC対策1:英単語を最低限おぼえる
TOEICの問題は全部で200問。これを約2時間で解かなければいけないので、時間との勝負です。問題文の単語がわからなくても、ゆっくり考えている暇はありません。
また出題される問題の中には単語の言い換え(例:問題文ではjob、選択肢ではoccupation)も沢山含まれているので、単語力は必須と言えます。
TOEIC対策2:基本文法をマスターする
対策として問題集やアプリで練習問題を行う時、解説を読んでも意味が分からなければ前に進めません。
基本的に中学校で習う文法が完璧であれば、TOEICの問題はほとんど解けます。自信がない方は、まず基礎の定着を図りましょう。
TOEIC対策3:公式問題集でTOEIC本番と同じ形式の練習問題を行う
TOEIC試験は形式が決まっていますが、前もって問題形式を把握しておくことで落ち着いて試験に臨めます。
例えば問題文が英語でアナウンスされる時も、あらかじめ内容を知っていれば聞く必要がないので、その分問題を先読みする時間に充てることができますよね。
特に公式問題集の場合は、リスニングの音声も本番と同じ声なので、かなり耳慣れします。また、時間配分も重要なポイントになります。同じ形式の問題で時間を計りながら行うことで、本番での時間調整に役立ちますよ。
TOEIC対策4:毎日少しずつでも対策を!
忙しい日々の中でTOEIC対策をするのは大変ですが、英語は毎日やればやるほど確実に実力がアップします。
とは言えそれが苦痛になってしまうと困るので、空いている時間を利用してパパっと練習問題ができるアプリなどを活用するのもおすすめです。
最近はスマホにダウンロードできる問題集もあります。毎日の通勤時間に聞き流すだけでも効果的な対策になりますよ。
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おわりに:TOEIC対策のためのおすすめ参考記事
以上、いかがだったでしょうか?TOEICは、学生時代に受けてきた試験とは別物です。何も知識がないまま受験すると、その場の雰囲気にのまれて実力を出し切ることができないかもしれません。
あらかじめTOEICについて知ることで、余裕を持って受験することができます。ぜひ特徴を理解したうえで、ご紹介した対策法を行ってみてください。
TOEICでハイスコアを取るためには、良い教材と正しい勉強法を継続することが何より大切です。TOEICの効果的な勉強法が分からない、TOEICについてもっと情報がほしい方はこちらの記事をご覧ください。TOEIC990点満点のEnglish Hacker編集長がまとめた解説記事を無料で読むことができます。

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