グローバル化に伴って、社内で英語公用語化する企業まで現れ、日本企業でも英語力を求める傾向は高まる一方です。
履歴書やエントリーシートにTOEICのスコアを記入する欄があると、ついつい「どれくらいのスコアを求めているのだろう…」と想像してしまいますよね。
また、900点を上回るほどの高いスコアを保持していると、転職の際に有利になる企業もあるようです。今回は、そんなTOEIC900点以上で転職が有利になる企業とPRのポイントをお伝えします。
目次
TOEIC900点以上で転職が有利になる理由
なぜ就職でTOEICスコアが高いと有利なのか?
そもそもは2011年に大手薬品メーカー武田薬品が、2013年度の新卒採用から、TOEIC730点以上を条件とすることを発表して以来、就職や転職においてTOEICスコアが重視される風潮が強まりました。それまでも商社などはTOEIC700点以上が暗黙の了解となっている風潮はあったものの、明確なスコアを提示したことで話題となりました。
TOEICは、総合的な英語力を測るのに最適な試験です。グローバル人材が求められる近頃の企業にとって、多くの英語力のある人材が求められています。その英語力を客観的に測ることができることに加え、勤勉さを測る試験としても、多くの企業がTOEICを採用しています。
TOEICは、英語の内容もビジネスシーンに関するものが多く出題されるため、企業のニーズともマッチしています。
転職をする時にTOEIC、英検、TOEFLそれぞれ有利さはどう違う?
TOEIC(Test Of English International Communication)は、高スコアであればあるほど就職や転職の際に有利となる試験です。企業によっては「TOEIC〇〇点以上」と言う基準を設けているところもあります。
英検
英検(実用英語技能検定)とは、日本人が受ける英語の試験です。高校や大学入試をはじめ、留学や就職など、さまざまなシーンにおいて認められています。
3級以上になると二次試験で面接があり、英語での質疑応答や音読が行われます。過去問の情報が沢山あるので、対策をしやすい試験でもありますが、1級ともなればTOEICの満点と同レベルで、かなり難易度が高いと言えます。
TOEFL
TOEFL(Test Of English as a Foreign Language)は、英語が母国語でない国の人を対象とした試験です。
TOEICがビジネス用であるのに対して、こちらは海外留学用の試験で、留学先の教育機関で入学や卒業の基準となります。
実践的な英語能力求める外資系企業の中には、TOEICよりTOEFLスコアを重視するという企業もあります。
TOEIC900点のレベルとは?
TOEICスコアによる、できることの目安を以下に示します。
TOEICのスコアによる出来る事の目安
- 400点未満…分からない単語も多く、英文の理解が難しいレベル。
- 400点~495点…英語で書かれた看板、標識などを見て理解できる。会話でもゆっくり繰り返してもらえれば多少理解できる。
- 500点~595点…時刻表などが理解できる。英語での短い簡単なやり取りであれば理解できる。
- 600点~695点…自分に関連した仕事の内容の英語のメモが理解できる。ゆっくりとしたスピードであれば道順などの説明が理解できる。
- 700点~795点…英語で書かれた社内文書や仕事の進め方、自分に関わる日常業務の説明について理解できる。
- 800~895点…英語で書かれた文章からの情報の収集が出来、議論の内容を理解できる。
- 900点〜990点…複雑な議論の理解。英語で書かれた高度な専門書や新聞を読解できる。ネイティブの会話を理解できる。
TOEIC900点以上のスコアを転職の際に履歴書に記入すると、ネイティブとの会話はもちろん、高度な専門書の理解などが求められることが間違いありません。
TOEIC900点以上で転職が有利になる業界とPRのポイント
TOEIC900点を取得するためには、粘り強い勉強が必要になります。しかし、TOEIC900点といっても、それがすぐ英語力につながる訳ではありません。
ですから、英語をすることが仕事である、翻訳や通訳などといった仕事につくのはハードルが高く、TOEIC900点がスタート地点で、そこから勉強を始めるというのが多く言われている事です。
TOEIC900である事は、英語で働く為必要なのではなく、仕事をする上で英語が助けになる、という立場の方に必要な事です。新卒ではなく、それなりに経験を積み、スキルを高めた状態を望まれる転職において、TOEICの点数は750点以上が望まれますが、TOEIC900点保持となれば、粘り強く取り組める人間だというアピールにもなります。
- 日系の大手企業
- 金融業界
- ホテル、観光業界
- 社内翻訳
など、海外とのやり取りが業務上必要になってくる、日本の企業であれば、TOEIC900であることをスキルの一つとして捉えてもらう事が出来ます。
ところが、常に英語で会話をするような外資系などにおいては、TOEICの点数はあまり重要視されない事が多く、面接時の対話などでの英語力やスキル、態度などが大切になってきます。たとえ、TOEIC900点の保持者だとしても、英語による受け答えがきちんと出来ない方にとっては、外資系企業への転職は難しいです。
そもそも、TOEICを英語力の指標としている企業のほとんどは日系の会社です。グローバルで見ると、TOEICはそれほど多く活用されているわけではありません。このことからも、外資系の企業へ転職することは、TOEICだけでは難しいと言えます。
TOEIC900点を効果的にアピールする方法
TOEIC900点を取得するまでの道のりは、険しいものであったことは間違いありません。TOEIC900点を効果的にアピールするためには、英語力をアピールというよりも、英語習得までの努力をアピールした方がより効果的な自己PRとなります。
英語を使うような職場であれば、英語の力をアピールされても、英語力があることは当然ですし、英語を使わないような職場であれば、英語が喋れてもあまり直接的な意味がありません。ですから、英語の力をそのままアピールするよりも英語習得までの努力をアピールした方が良いと思われます。
転職する時には、希望する企業の求める人材に近付いた方が有利ですよね。明確にしていなくても、昇進でTOEICスコアのボーダーラインを設けているところは多いです。
900点以上取得していなければいけないということはありませんが、900点以上のスコアがあるとかなり差別化できるのでそれは有利に働くでしょう。TOEICをアピールポイントにするなら、どんな企業にも対応できるよう高スコアを狙いましょう!
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以上、いかがだったでしょうか?TOEICでハイスコアを取るためには、良い教材と正しい勉強法を継続することが何より大切です。
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