mightはmayの過去形と習ったはずなのに?と謎の多いmight、may、could。
実は過去形としてだけではなく、「推測や可能性」を表す言葉でもあるんです。
これらを可能性の確信度の強い順に並べるとこんな感じになります。
may>might>could>can
といってもわけがわからなくなると思うので、これから順番に説明していきますね!
この違いが分かっていれば、会話でもリーディングでもかなり英語理解の幅が広がると思うので、ぜひ最後まで読んでいってください!
mightはmayの過去形ではない?
和訳するとほぼ同じになるmayとmight
①It may rain.
②It might rain.
この二つの文章を訳すと・・・。
どちらも「雨が降るかもしれない」となります。
過去形でもなければ、翻訳に違いが出るわけでもないという謎がでてきます。
まずはmightがmayの過去じゃないの?という疑問から解決しましょう!
mightがmayの過去形になるのは時制一致のため
mightがmayの過去形として使われるのは、「時制の一致」が必要な時。
例えば
I told him I might be absent.(私は彼に欠席するかもしれないといった)
I told himのtoldが過去形で、その時制に一致のために現在形のmayを過去形のmightにしています。

過去形として使うというより、過去形の時制一致のために使うと覚えましょう!
mayとmightの意味
許可の意味
・May I go to the restroom?(トイレに行ってもいいですか?)
・May I help you?(いらっしゃいませ/お助けしてもいいですか?)
のように許可を取るときに使えるのがmayです。
canに置き換えても使えますが、mayの方が丁寧なので知らない人や目上の人相手にはmayを使うのが一番!
推量・可能性の意味
・I may be late.(私は遅れるかもしれない)
・You may think it’s too spicy.(あなたはそれを辛すぎると思うかもしれない)
のように、~かもしれないという推量・可能性を表す表現もmayやmightを使って表現できます。
ここで使われるmayはmightに置き換えられるのですが、2つには学校ではしっかり習わない違いが・・・。
それはどれくらい可能性が高いかです。

mightとmay、そしてcouldのどれが一番可能性が高いものを表現できるのか、これから詳しく説明しますね!
might,may,couldの違いと可能性のパーセント表
might,may,couldは可能性の程度の違いがある
①I may be late.
②I might be late.
③I could be late.
この4つは、「私は遅れるかもしれない」という文章なのですが、どれくらい遅れる可能性があるかが違います。
※ここではmightやcouldはmayやcanの過去形としての意味はありません。
①~③の順番に確信度が高いので、I may be lateが「遅刻する確率が最も高い文章」になります。
逆に遅刻するかもしれないししないかもしれないというくらい確率が低いのが「I could be late.」ということです。
canが確信度が最も低い
I can be late.(私は遅れることもある)
⇨可能性レベルとしては、遅れる可能性は低いけどあるかもしれないという感じです。
may,might,couldとcanが少し違うのは、canは一般的な状況の可能性をしめすんです。
たとえば、電車が遅れることはほぼないけれどそれでも遅延が起きる可能性は有る。
ということで Train comes on time in Japan, but it still can be late.(日本の電車は時間通りにくる、それでも遅れる可能性は有る)
ただネイティブスピーカーの中でも、どれも確信度は同じくらい!という人もいたりします。
が!私は、確実にもう無意識ですがある程度使い分けています。
予定の前にやることがあれば、遅れる確率が高いのでmayやmight、電車の遅延などで時間通りに行きたいけど万が一で遅れることもあるよと言いたいならcouldです。
might not・may not・must notの違いは?
You may not enter this room.⇨あなたはこの部屋にはいってはいけません
You might not enter this room.⇨あなたはこの部屋にはいらないかもしれない
You must not enter the room.⇨あなたはこの部屋に決して入ってはいけない
mayの現在形や現在の否定形は~してはいけないという意味を持っています。
なのでYou may enter this room.だと「入るかもしれない」ではなく「この部屋にはいることを許可します」という意味になるんです。
mightとの大きな違いですね。
might notは否定形になっても、推測や可能性の話のままです。
may notより強い否定として使われるのがmust not。
絶対にはいってはいけないぞ!と強く指示をするときに使います。
まとめ

細かな違いは、実践で使って体で覚えていくのが一番。
特にmay, might, could, canのように頭で考えながら話すにはややこしすぎる場合は、自分で文章を作ってみて、英会話やライティングなどで実践的に使ってみてとにかく慣れていくことが重要です!
こんなシチュエーションのときは,mightだなとか自分の中で使う場面を想定して練習して、その積み重ねを行うことで、文章に出てきてもスッと理解できるようになりますよー!
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