TOEIC800点の英語レベルを英検と比較して解説

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TOEICと英検は受験者数が多くよく比較されますが、実際にはどれくらいの英語力の証明になるのかイメージがわかない人も多いでしょう。そこで今回は、TOEIC800点と英検の英語レベルを比較し、どれくらいのレベルなのかをTOEIC満点のプロが解説します!

TOEIC800点の英語レベルを英検と比較して解説

TOEICと英検の基本情報

そもそもTOEICとは?

TOEIC(トーイック)とはTest Of English for International Communicationの略であり、英語を母国語としない人を対象としたテストです。一般的に知られているのはTOEIC Listening&Readingテストであり、英語の聞く力・読む力を測るテストです。

リスニングセクション、リーディングセクション共に各100問、スコアは990点満点です。合格不合格という定義はなく、成績はスコアで表されます。試験の内容は日常的な事柄から、ビジネスに関する話題まで幅広く取り扱っています。主に進学や就職試験・転職に有利です。


そもそも英検とは?

英検とは、公益財団法人日本英語検定協会が主催する資格試験であり、正式名称は実用英語技能検定です。英検は1~5級まで分かれており、1級が最も難しく、5級が最も簡単です。1~3級では1次試験に加えて2次試験があります。

英検の1次試験では、聞く力・読む力・書く力を測ります。また2次面接では全て英語で行われる面接があり、1次・2次共に合格した場合に資格を得ることが出来ます。英検は日本国内で活発に使われており、小中学生の頃から受験を始める人が多く見られます。


TOEICと英検で測れる英語スキルの違い

TOEICと英検は両方とも英語のレベルを測ることが出来る試験として知られています。しかし、以下のように試験内容に違いがあり、それぞれの試験で測れる英語レベルには違いがあります。

それぞれの違いは、以下の通りです。


TOEIC

英検

試験内容

語彙・文法・聞く

語彙・文法・聞く・話す・(書く)

リスニング

約45分間(100問)

各級で異なる(20~35分)

リーディング

約75分間(100問)

各級で異なる

(4-5級:25~35分)

(1-3級:ライティング含め50-90分)

スピーキング

L&Rでは無し

(※S&W及びSpeakingにて実施)

面接(1級:約10分,2級:約7分,3級:約5分)

(※一次試験とは別の新しいテストとして4級と5級にはスピーキングテスト有)


TOEICと英検の違い1:時間配分の仕方の違い

TOEICの時間配分

TOEICでは2時間のうちにリスニング・リーディングの問題合わせて200問を解き終わらなければなりません。初心者の方は、TOEICの問題を最後までやりきることが最初の目標になるかと思います。TOEICでは英語力以外にも制限時間内にうまく時間を配分する、集中力を持続させる、瞬発的に反応できる、などの能力が必要になってきます。

英検の時間配分

ここから述べる英検については、英検準1級の情報を参考にして説明していきます。英検準1級ではリーディング・ライティング・リスニングの問題が出題されます。試験時間は85分です。英検ではリーディングとライティングの時間配分を考えることが合格のカギを握るかと思います。

TOEICと英検の違い2:取り扱う問題内容の違い

TOEICの問題

TOEICでは身近な話題、例えばホテルの予約、病院の予約、イベントの開催についてや、ビジネスに関する話題、例えば従業員の雇用、会社の業績について、取引先とのメールでのやりとりなどが試験の内容として出てきます。リーディングでは多少文法や語彙問題も出てきますが、基本的に問題を聞いて読めば答えられるものばかりです。

英検の問題

英検では幅広い知識が求められます。リーディングではより専門的な分野、例えば科学、歴史、文化などについて書かれているので初めて触れる内容であると若干解きにくく、専門知識を持っている方が有利です。また専門用語に対する理解も重要なポイントになってきます。

TOEICと英検の違い3:資格が役立つ場面

TOEICが役立つとき

TOEICは特に就職や転職の際に有利になります。履歴書に書くスコアは最低でも600点以上が望ましいでしょう。TOEICではビジネスでの場面を想定した内容の問題が多いため、実際のビジネスシーンでも使える場面が多いかと思います。

英検が役立つとき

英検は特に英語関係の就職や学校の入学や編入試験に有利かと思います。英検では英語の専門用語が使われ、リーディングでは読解力、ライティングでは書く力がよりTOEICよりも求められます。また難易度の高い1級や準1級での二次試験は質問の話題について知識がなければ答えられない問題も多く存在し、日頃から様々な話題に接する必要があります。


TOEICと英検でのレベル別評価

TOEICの試験はリスニングとリーディングとの合計でのスコアとなるので、下記 のように単純に計とされるスコアの英語レベルに全てが当てはまるとは限らな  いが(リスニングがレベル1がとれてもリーディングでレベル2の場合もあるた め)、おおよその目安は以下のように考えられます。


合計スコア


リスニング


リーディング

800-900

375-495

短い会話:構文が複雑だったり難しい語彙の使用、または応答が間接的でも推測・理解できる


長い聴解文:幅広い語彙の使用や情報の言い換え等があっても詳細に推測・理解できる

425-495

文章の趣旨や目的、詳細が推測できる

幅広い語彙や例外的な意味も理解できる

あまり使用されない文法的構造も理解できる)

600-790

275-370

短い会話:表現が間接的だったり、簡単に予測できない、語彙が難しいときには、話の趣旨や基本的文脈の理解が困難


長い聴解文:広範囲にわたり情報を関連付ける必要がある、情報が繰り返されない時には詳細が理解できない

325-420

広い範囲にわたる情報の関連付けは出来ない

難しい語彙、例外的意味、慣用句的な使い方を理解できないことがある

230-590

5-270

短い会話:表現が直接的でも話の趣旨や基本的文脈が理解できない

長い聴解文:広範囲にわたり情報を関連付けたり、難しい語彙が使用されると基本的な文脈が理解できない

225-320

二つ以上の分にわたって情報の関連付けは出来ない

難しい語彙、例外的意味、慣用句的な使い方を理解できないことが多い

複雑であまり使用しない文法構造は理解できない

225以下



2-220

文章中の情報について、推測ができない。

限られた語彙しか理解できない

(参照:TOEIC Listening & Reading Test:Score Descriptor Table(レベル別評価の一覧表


英検でのレベル別評価

 英検ではTOEICと違い、合否判定試験となります。そのためかなり分かりやすく 推奨目安及び習得目標も記載があります。


推奨目安

習得目標

1

1級


準1級

大学上級程度


大学中級程度

リーダー(品格)の英語
・ライティング、スピーキングを含む4技能の総合力を測定

2

2級


準2級

高校卒業程度


高校中級程度

使える英語で世界へ大学

・入試レベル
・2級から海外留学
・履歴書で評価される

3級

4級

5級

中学卒業程度

中学中級程度

中学初級程度

使える英語の登竜門

・基礎力定着
・高校入試レベル

(参照:日本英語検定協会:各級の目安






TOEIC800点と同レベルの英検は何級か?

TOEIC800点は英検準1級に相当

それぞれの試験内容が違うため、各試験で測れる英語レベルは違うことを考慮に入れたうえで、目安として、一般的に目標レベルとしてあげられるTOEICスコア800は英検でいうと、一体どのレベルなのでしょうか?

実は、TOEIC試験を行っている国際ビジネスコミュニケーション協会が2001年に9月に実施された公開テスト受験者にテスト会場にて、『受験者本人の自己記入方式によるアンケート調査』を行い、以下のように結果をまとめています。

TOEICスコアと英検1級取得者の関係ー国際ビジネスコミュニケーション協会


この中から分かりやすく、『英検1級取得者/英検準1級取得者とTOEICスコアとの関係」を表す図を以下の通り、編集しました。


※TOEICスコアと英検1級取得者の関係より筆者作成

この分布から分かる通り、TOEIC800と同等レベルの英検の目安は準1級~1級程度に当てはまりますが、どちらかといえば準1級により近いレベルであると言えます

自身の経験より、TOEIC800~845また845以上というのは、スコア800-900とひとくくりにするにはあまりにもレベルが違うと言えます。

ある程度の語彙を増やし、TOEIC対策の勉強をしてスコア800を取ることはそこまで難しくないはずです。そこからスコア845以上、また900以上のスコアを取るとなると、かなり緻密なレベルまで求められます。

英検も同様に1級と準1級のレベルには、語彙力然り、全体的にかなりの差があると言えます。

上述したように、各試験内容また測れる英語レベルに違いがあるため、TOEIC800のスコアを取れた人が、みんな英検準1級を取得できるわけではないですが、一つの目安として、TOEIC800≒英検準1級程度といえます。

TOEICと英検は求められる英語力が違うので単純比較はできない

TOEICと英検は試験で使われ力が求められる言語はどちらも英語ですが、それぞれ求められる能力は少し異なります。TOEICでは英語力と共に素早いレスポンスの能力、時間配分の能力、情報処理能力、集中力が特に求められます。

英検では英語力の中でもバランス良く聞く力、読む力、書く力、話す力(二次試験)が求められ、日頃から幅広い話題に触れる必要もあります。

TOEICと英検で使われる単語の難易度

※ここからは英検は準1級を想定して話を進めていきます

単語の難易度は間違いなくTOEICよりも英検の方が高いです。TOEICの英単語は決して難しいものではありません。ただ、普段使っている英単語の意味を一つだけ覚えるのではなく、複数覚える必要もあります(例えばaddressやapply toかapply forなど)。逆に英検準1級レベルの英単語になると、1つの英単語が1つの意味を詳しく説明している場合が多いので、しっかりと暗記すれば大丈夫です。

TOEICと英検のリスニングの難易度

リスニングの難易度では、TOEICは絵を見て合う説明文を選ぶ、セリフに対し正しいレスポンスを選ぶ、などと複数のシチュエーションに対応する必要があります。英検は単純に使われる英単語や文法がTOEICよりやや難しいかと思います。

TOEICと英検のリーディング(長文)の難易度

これは断然英検の方が難しいでしょう。運が悪いと書かれているトピックの英単語が分からず、何について書いているのか分からないという場合もあります。しかし、TOEICも英検も読めば必ず答えは文章の中に書いてあります。あとは英単語や文法の解き方をマスターすれば、長文は怖いものではありません。

おまけ 英検のライティングの難易度

英検のライティングの難易度は完全にお題次第かと思います。英検の一次試験ではリーディング、リスニング、ライティングの技能のバランスがとれていないと合格は難しいと言われていますが、ライティングが最も簡単で点数をとりやすいかと思います。ライティングを上げるポイントは難しい単語を使わずに正しい文法を使い書くだけで飛躍的に点数は伸びます。(and、but、soなどで文のつなぎは十分です。)

おまけ2 英検の二次試験の難易度

英検の二次試験では問題の分野について深く考え英語で答える必要があります。その話題について知らないと、それだけで答えられないということもあるので、問題によりますが難易度はやや高めでしょう。


TOEICで800点をとる方法

ここからは私が個人的にTOEICで800点をとるまでに考えた対策をご紹介していきます。

TOEICリスニング対策

リスニングでは必ず自分の得意・不得意な形式があるかと思います。不得意な分野の本を買い、その本を1冊やり切るだけで点数は上がります。また800点以上をとるにはリスニングを伸ばすのが一番の早道です。リスニングの正答率は90パーセント以上を目指しましょう。

また練習の問題集を買いCDを聞いてスクリプトを見ずに追いかけるように英語を話すシャドーイングが効果的です。またスピーカーはアメリカ・イギリス・オーストラリアの方が話しているので、聞き取りにくい国の英語をTEDなどを見て耳を慣らすのもおすすめです。

TOEICリーディング対策

文法や語彙問題の30問はできれば10分、最高でも15分で解き終わりましょう。ここで分からない・悩んでしまう問題は単語の意味や文法を知らないと絶対に解けません。長文は読めば必ず問題の中に答えがあります。時間を長文にかけましょう。

長文を早く読むためには速読が必要になります。この力は英語の本を読む、映画の字幕を英語に設定し画面が移り変わるまでに読み終わる、などで力をつけることができます。

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おわりに:TOEIC対策のためのおすすめ参考記事

以上、いかがだったでしょうか?TOEICと英検は同じ英語の試験ですが、求められる力は違いますし、活用できる場も少し違います。この記事が皆さんの英語学習に役立てばと思います!

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