英会話を勉強したいけど良い教材がない…そんな悩み、お持ちじゃないでしょうか?
英会話の勉強をするためにはオンライン英会話などでの練習ももちろん必要ですが、その前に基礎的な例文のインプットは必要不可欠です。
そこで今回は、東京外国語大学が運営する世界各国の英会話を無料で学べる『東京外国語大学言語モジュール』(以下、東外大言語モジュール)をご紹介します。
東京外国語大学言語モジュールとは
名前にもある通り東京外国語大学が運営する英会話学習サイトで、日本の大学生以上が外国語を学ぶために最適なコンテンツを無料で提供してくれています。
サイトの冒頭にも掲載されていますが、メジャーなアメリカ英語やイギリス英語だけではなくカナダ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語など世界各国で実際に行われている英会話を学ぶことができるすごいサイトです。
世界の英語の特徴・発音・訛り・スラングが学べる

ここで学べる英語は
- アメリカ英語
- イギリス英語
- オーストラリア英語(オーズィー英語)
- カナダ英語
- ニュージーランド英語
- シンガポール英語(シングリッシュ)
- アイルランド英語
- インド英語(ヒングリッシュ)
- フィリピン英語(タグリッシュ)
- マレーシア英語(マングリッシュ)
- スコットランド英語
- ウェールズ英語
- 子どもを対象としたTUFS Kids(発音と会話)
日本の中・高等学校などで使われている英語教材は、いわゆる「アメリカ標準英語」が中心です。
しかし英語を母語とする人の英語だけを比べてみても、発音・語彙・文体などの面でさまざまなバリエーションがあります。
世界各国の英会話はそれぞれ同じ英語でも微妙に違う語彙があったり発音が違ったりするのですが、なかなか違いを学ぶことや国ごとの英会話を学ぶ機会はないんじゃないでしょうか。
それが学び放題であることもスゴイことですが、無料ながらもアカデミックな知見に基いて作成されたコンテンツばかりなので質も高いものばかりです。
全ての国の英語は紹介しきれないので、今回はアメリカ英語に絞って紹介してみます。
英会話をネイティブの発音で勉強できる
まずサイトにアクセスして、最初に学びたい国の英語を選択しましょう。英語はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの5ヶ国から選択することができます。

アメリカ英語を選ぶとネイティブスピーカーが場面ごとに実際に会話をしている動画とスクリプトがあり、どんな会話がされているのかを音声と文字で一緒に勉強できます。また、スクリプトには全て日本語訳も付いており、ボタン1つで英語のみ表示、日本語のみ表示も可能です。
掲載されている場面は計40シーンあり、基本的な英会話はほぼ網羅しています。

- 挨拶する
- 感謝する
- 注意をひく
- 自己紹介する
- 謝る
- 人にものをあげる
- さよならを言う
- 金額についてたずねる
- 経験についてたずねる
- 予定を述べる
- 程度についてたずねる
- 特徴についてたずねる
- 好きなものについて述べる
- 提案する
- 依頼する
- 許可を求める
- 招待する
- 要求する
- 希望を述べる
- 人を紹介する
- 時間についてたずねる
- 数字についてたずねる
- 手段についてたずねる
- 能力についてたずねる
- 場所についてたずねる
- 意見を述べる
- 好きな行動について述べる
- 順序について述べる
- 状況についてたずねる
- 条件をつける
- 比べる
- 理由を述べる
- 例をあげる
- 妥協する
- しなければならないと言う
- 禁止する
- 指示する
- しないでくれと言う
- しなくてもよいと言う
- 助言する
動画を観終わったら右上にある『語彙』と『会話』のボタンを押すと、その会話の中で使われた覚えておきたい英単語・熟語と発音がまとめられているので、知らない表現や分からなかった表現をここで確認することができます。
文法・語彙も無料で学習できる

ドイツ語・フランス語など世界の言語を無料で学べる
アメリカ英語を学び終わったら、次に別の国の英会話を勉強してみましょう。それぞれの国ごとに特徴があるので、どのような違いがあるのかを知るのも良いですし、留学や旅行をする方はその国の言葉をあらかじめ予習しておくと現地に行った時にコミュニケーションがスムーズに進むでしょう。それぞれの国の英会話も40場面ごとに分けられています。
世界26ヶ国の言語が無料学習できる

これまで英語学習について紹介しましたが、実はこのサイト世界26ヶ国の言語を同様に全て無料で学ぶことができます。
サイトはHTTPS化されていないので、ブラウザによっては危険なサイトと表示されるケースがあります。
トップページからアクセスすると一覧で学べる言語が表示されます。中には日本語もありますし、英語以外の言語について学びたいという方はこちらもチェックしてみてください。
以上、いかがだったでしょうか?最初にこのサイトを見た時は私もかなり驚いたのですが、ここまでハイクオリティな英会話の教材が無料で、しかも国ごとに分けられて提供されているのは見たことがありません。言語教育の知見に基づいたからこそできるコンテンツ、英会話の勉強をしたいなら使わない手はないでしょう。ぜひ試してみてください!