【完全版】英検1級の難易度と問題の特徴まとめ

  • 英語試験対策

英検1級は、英検の試験において最終目標となる級です。ここまで来ると本当に上級者の仲間入りですが、そのぶん合格することは簡単ではありません。英検1級に合格するために、問題の特徴と難易度をしっかり理解しておきましょう!

英検1級について

「広く社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用できること」が求められます。資格としての活用も就職や転職、単位認定、海外留学や入試での優遇など広範囲にわたります。英語力の一定の実力の証として、合格しておくことで役立つ場面が増えてきています。また、英語力の目安としては「大学上級程度」に相当します。

◆2016年から問題形式が変更

2016年度第1回検定より,筆記試験の問題形式が一部変更になりました。リスニングと二次試験(面接)には変更はありません。どのように変わったのかを把握しましょう。

主な変更点は下記のとおりです。

〈筆記〉
籍英作文問題からPOINTSがなくなり,語数が200~ 240語となりました! 〈リスニング) 変更はありません。 〈面接〉 変更はありません。 〈含否判定) 英検CSEスコアが導入され,合否判定の方法が変わりました。

■一次試験(筆記・リスニング)
【主な場面・状況】家庭・学校・職場。地域(各種店舗・公共施設を含む)・電話・アナウンス・講義など 【主な話題】社会生活一般・芸術・文化・歴史・教育・自然・環境・医療・テクノロジー・ビジネス・政治など

■二次試験(面接形式のスピーキングテスト)
【主な場面・題材】 社会性の高い幅広い分野の話題
【過去の出題例】 科学の発展は常に有益か。芸術への財政的支援増加の是非。世界経済における日本の役割・ 選挙権の行使を義務化すべきか。遺伝子組み換え食品の安全性・公共の場における治安 改善の必要性など

◆合否判定方法

2016年度より、統計的に算出される英検CSEスコアに基づいて合否判定されます。Reading、Listening、Wrtting、Speakingの4技能が均等に評価され、合格基準スコアは固定されます。

◆申し込み方法

団体受験:学校や塾などで申し込みをすることができます。
個人受験:下記いずれかの方法でお申し込み可能です。

  1. インターネット:英検ウェブサイトから申し込み可能
  2. コンビニ:各種コンビニの情報端末から申し込み可能
  3. 本屋:検定料を直接払い申し込みが可能

◆検定料

8,400円

※ 1~ 3級の「一次免除者(一次試験に合格し、二次試験を棄権または不合格になった人は、一次試験を1年間免除され、二次試験から受験することができる)」の検定料は、通常の受験者と同額です。


英検1級問題の特徴と攻略法

一次試験(筆記)100分

1.短文の語旬空所補充隧

 20~ 30語程度の短文中の空所に入るべき語旬の4択問題が25問(うち5間は会 話形式)。(1)~ (21)が単語,(22)~ (25)が熟語の問題。単語は主に動詞,形容詞: 名詞で,熟語は「動詞+前置詞/副詞」の句動詞のみ。 

【おすすめ攻略法】
状況を素早く理解し,どのような意味合いの語が入るかを考え,適切な語を選ぶ。 消去法やスペルの似た単語から意味を推測することで選択肢を絞り込める場合もある。

2. 長文の語旬空所補充

2~4段落からなる350語程度の長文2本で,文中の空所に入るべき語句を4つの選択肢の中から選ぶ問題が各3間(計6間)。 

【おすすめ攻略法】
空所前後で話の筋を見失わないことが重要。そのためには,指示代名詞が指す内容 と接続表現に注意したい。空所文は,それ以降の内容のまとめとなつていることが 多い。

3.長文の内容一致選択

3~4段落からなる500語程度の長文2本と,8段落の800語程度の長文の計3本で,4つの選択肢から選ぶ内容一致問題が計10間。

【おすすめ攻略法】
先に設間を見てその答えを探しながら本文を読み進めたい。正解は本文の内容をま とめたり別の単語で言い換えたりしているので注意しよう。

4.おすすめ英作文

2016年度第1回検定から形式が変更。社会的問題に関する200~240語の英作文。3つの理由を提示し,「序論」「本文」「結論」で構成することが求められる。出題 は,第1回が「世界平和は達成可能か」,第2回が「非民主主義国に対して民主主 義を推進すべきか」。 

【おすすめ攻略法】
自分の主張を支持する理自3つを考えなければならないが,考えることだけに時間 をかけすぎないように注意。全体構成は「序論十理由1~3+結論」の5段落となることが多い。


◆一次試験(リスニング)30分

パート1:ダイアログ

ダイアログに関する内容一致の4択問題が10問。家庭や職場など,日常のさまざまな場面における男女間の会話が扱われる(10)のみ3人)。 

【おすすめ攻略法】
日常会話で使われる句動詞や言い回しなどの知識が必要。選択肢にある人名などの 固有名詞は必ず会話に出てくるので前もってチェックしたい。

パート2:パッセージ

短い説明文が5本放送され,それぞれについて内容一致の4択問題が2間ずつ,計10問出題される。内容は学術的なものが多い。

【おすすめ攻略法】
最初に読まれるタイトルは内容を予測する上で重要な情報。聞き慣れない専門用語 が出てきても説明がされるので慌てずに筋を追うことに集中しよう。

パート3:リアルライフ

実生活におけるアナウンスや指示文などが放送され,印刷されている状況(StuaJon)に合致する内容を選ぶ問題が5問。 

【おすすめ攻略法】
最初に設けられる10秒間に,tuaJonに示される条件のポイントとQuesuonを 頭に入れる。選択肢にも目を通せればなおよい。条件を満たすか否かに的を絞つて 音声を聞こう。

パート4:インタビュー

3分強程度のインタビューが放送され,内容一致の4択問題2間に答える。質問は主にゲストの仕事に関するもの。

【おすすめ攻略法】
インタビューが始まる直前にグストの説明があるので聞き逃さないようにしましょう。聞き手か らの質問は5つ程度。質問は短いが応答は長めなので適宣メモを取りながら整理し て間く。


二次試験(面接)10分

5つのトビックが提示され,1分間で1つを選び準備をして,2分間のスピーチを行います。トビックは政治からビジネス,科学など広い範囲に及びます。いずれも正解があるわけではなく賛否の分かれる問題で、今の社会状況が反映されています。

そのようなトビックに対して自分の意見を述ベるために背景知識を理解しておく必要があるため、日頃から問題意識を持つてニュースを読み様々な社会問題に対して根拠と共に自分の考えをまとめておくようにしましょう。日本語で答えられないことは英語でも答えられません。

【面接の流れ】
(1)入室係員の指示に従い,面接室に入ります。
(2)氏名の確認と日常会話面接委員があなたの氏名を確認し簡単な日常会話をしてから試験開 始です。
(3)トビックカードの受け取りとスピーチの考慮5つのトビックが書かれたトビックカードを受け取ります。1分間でトビックを1 つ選び, スピーチの内容を考えます。
(4)面接委員の指示に従い,スピーチをします。スピーチが終わる前に2分間が経過してしまった場合は,言いかけていたセンテンスのみ,言い終えることが許可されま す。
(5)Q&A(4分間)スピーチの内容やトピックに関する質疑応答が行われます。質問は, ネイティブス ピーカーと日本人の面接委員のそれぞれからされます。
(6)カード返却と退室試験が終了したら, トピックカードを面接委員に返却し,あいさつをして退室しま しょう。

◆TOEICと比較した時の英検の難易度と英語レベルの目安

英検1級とTOEICテストは、そもそもテストの性質が異なるため、単純な比較はできません。TOEICはビジネスコミュニケーションを測るための試験なので目的がそもそも異なります。 ですが、一定の目安としてTOEICスコアと比較すると英検1級のレベルが理解しやすくなります。

外国語運用能力の評価基準であるCEFRに基づいて各試験を比較した資料によると、英検1級合格は、TOEIC L&Rテストでは945点以上(満点は990点)、TOEIC S&Wテストでは360点以上(満点は400点)に相当すると発表されています。TOEIC受験経験のある人は、 参考にしてから受験すると良いでしょう。


※英語4技能試験情報サイト「資格・検定試験CEFRとの対照表」より


過去問

英検ウェブサイトにて、直近3回分の過去問が公開されています。過去問は、試験終了後1週間程度でアップされるので、利用すると良いでしょう。

英検1級ウェブサイト:http://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html


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